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秋の空が高い理由

2019.10.17

日常

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こんにちは、マーケティング部の松本です。
私、ついこの間まで夏の暑さに参っていました。
漸く暦上での秋を迎えて人心地付くかと思えば、残暑という名の暑い日々。
それも10月に入って、やっと日ごとに秋めいて来ました。
弊社は東京都神田に拠点を構えているのですが、未だ未だ木々は青々と茂っています。
少しずつ葉が落ちてはいますが、葉が色付くのはもう少し先ですね。
北の方ではもうすっかり紅葉が美しいのだとか。偶にはゆっくり休みをとって、美しい紅葉でも見に旅をしたいものです。

そういえば、秋の空は高いとよく聞きませんか?
確かに夏の何処までも青くて手の届きそうな空と違って、秋が深まるにつれてどんどんと空が澄んで高くなっている気がしますよね。
そういうものだ、と思っていたのですが、先日思い立って理由を調べてみましたので、今日はその事についてブログを書かせてもらいたいなと思います。

秋の空が高い理由は、空の透明度が高いから、なのだそうです。
夏の空は南の太平洋に中心を持つ高気圧に覆われてよく晴れますが、秋になると今度は大陸から移動してくる高気圧に覆われて晴れるようになります。
この大陸育ちの高気圧は、海育ちの高気圧よりも空気中に含んでいる水蒸気の量が少ないため、空の青さが濃く、空が澄んで高く見えるようになります。
また、雲の様子も夏と比べると随分変化するそうです。
水蒸気量が少なくなると、夏によく見る入道雲のような雲の出番は少なくなり、秋らしい様々な形の雲が空を彩るようになります。

秋らしい雲の代表といえば、鳥の羽根のような雲。
私もつい先日名前を知ったのですが、これは「巻雲」といって、空の最も高い所に現れる雲なのだそうです。
鳥の羽根の形の雲が、最も高い空に現れる。
普段目を留める事もない雲ですが、そう知って見ると何だか風情を感じませんか?

巻雲

また、有名な「うろこ雲」。
これは「巻積雲」と呼ばれる雲のひとつで、「巻雲」との違いは雲が塊状になっていること。
あの白い鱗は氷の粒で出来ているそうです。
改めてそう知ると、雲って面白いなと思えますね。

うろこ雲

そしてとても珍しい雲の登場回数が増えるのも、秋の空の良いところです。
例えば、「彩雲」。巻積雲などが太陽の近くに浮かんだ時、太陽の光が細かい雲の粒の間に差し込んだりする内いピンクや緑、青などの色が現れる雲のことです。
本当に珍しい雲で、しかも浮かぶのは太陽に近い雲の端ですから、あまり長時間探していると目を傷めてしまう可能性もあるのだとか。
とても美しいので探してみたくもなりますが、気を付けなくてはいけませんね。

彩雲

いかがでしたでしょうか。
忙しい日々が続くと、ついつい正面や足元ばかり見てしまって空を見上げる事は少なくなるかと思います。
ですが、爽やかな涼しい風を感じられる季節である秋が訪れた、今。
どうか偶には空を見上げて、珍しい雲のひとつも探して見てください。
今後とも、MEプロモーションをよろしくお願いいたします。