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日常2020.06.30

歌謡曲を聴いています

こんにちは、
クリエイティブ制作部の吉野です。

いつも日常記事を何を書こうかとても悩んでいるのですが、
ふと部屋を見渡したとき一冊の雑誌が目に入りました。

Pen 2016/5/15発行の『いとしの歌謡曲。』です。
[参照]https://www.pen-online.jp/magazine/pen/pen-405-pops/
(実際に持っている雑誌の写真を載せようと試行錯誤しましたが、
よれっよれすぎて全く素敵に撮れず諦めました…
公式から写真をお借りしています)

突然の告白ですが、何を隠そう私は歌謡曲が好きです。
残念ながら海外の音楽には疎いのですが、
普段からクラシックからヴィジュアル系バンドやキャラソンまでいろいろ聞いています。
ただ、その中でも歌謡曲は不動の位置にいて、
学生の頃は歌謡曲をテーマにフリーペーパーを作りたいと
プレゼンをしたほどです。(結局敗退しましたが…)

そこで今回のブログでは、
私の思う歌謡曲の魅力をご紹介できればなと思います。
学生の頃の無念を晴らすつもりで書いていきます。

そもそも歌謡曲とは

出だしからこんな話になって申し訳ないのですが、
正直歌謡曲の定義は明確なものは無いように思います…
「昭和時代に流行した日本のポピュラー音楽」と紹介されているのが定番のようですが、
平成生まれの身だからかしっくりこないように感じてしまいます。
(平成元年の曲は歌謡曲に入らないのか、など)

専門家では無いのでこの場で定義づけもすることはできないのですが、
J-popと呼ばれる音楽より前の日本の歌詞がついた曲は
ほぼ歌謡曲と私は認識しています。
基本的に歌謡曲は大衆音楽という位置付けで、
「演歌」「ロック」のような音楽のジャンル区分よりも広い扱いになります。
なのでざっくり言ってしまうと「少し昔の日本の音楽」になるのでしょうか?

歌謡曲の魅力

歌謡曲のよさは大きく分けて3点あると思います。

ゆったりとした時の流れ

ご存知の方も多いかと思いますが、
日本の音楽は年々イントロが短くなっていると言われています。

例えば、1995年にリリースされたスピッツの『ロビンソン』はイントロが34秒あります。
そして、一青窈の『ハナミズキ』は17秒(2004年)、AKB48の『ヘビーローテーション』は7秒(2010年)、2019年にリリースされた米津玄師の『Lemon』はもはやイントロはなく、すぐ歌詞が始まります。

もちろん最近の曲にもイントロが長い曲はあるし、
昔の曲にもイントロがない曲もあるかもしれません。
なのであくまでも一例でしか無いのですが、
昔まで当たり前にあったイントロがどんどん削られている印象は個人的に拭えません。

というのも、最近は目的がなくても曲を聞くことができます。
今ではストリーミングサービスが当たり前で、今まで知らなかったような曲が
自然と流れてくるようなスタイルが確立されています。
反対に、流れてきた曲を簡単に飛ばすこともできます。
そうなるとはじめのインパクトが大事になってくるので、
長いイントロより初めから歌詞を入れたりサビメロを入れるのも当然なのかなと。

私もストリーミングサービスは普段から使っているため、
最近の曲がどうこう!というつもりはないです…!(好きな最近の曲もたくさんあります)
ただ、ひたすらにゆったりと音楽を聞きたい時は
歌謡曲の少し長いくらいのイントロがちょうど良いと感じるのです。
(昭和の音楽番組はイントロの間に曲紹介が入ることがあったので
長いと感じるくらいのイントロが多いです)

歌詞に入るための序章のような、ゆっくりと没入していく感覚を味わえると思います。

独特な世界観

現代は会いに行けるアイドルの登場やSNSの発達により、
以前よりも芸能人との距離が近くなっています。
そのせいか、今と比べると歌謡曲が歌われていた頃は
かなり独特の世界観があるように感じます。
少し距離感があってどこか非現実的で物語的な感覚を持って普段も聞いています。

その物語性の中にたくさんの人の力もあると私は思っています。

例えば、現在も活躍されている作詞家松本隆さんは、
歌謡曲と呼ばれる曲の数多くを手掛けていらっしゃいます。
これまで作ってこられた曲の数は2,000以上とも言われています。
有名どころでいえば80年代以降の松田聖子の曲はほぼほぼ松本隆さんで、
もはやプロデューサー的立ち位置だったそうです。
(松田聖子の名曲『赤いスイートピー』も松本さん作詞です)

今でこそ作詞作曲をアーティストの方が自身でされるということも多くなりましたが、
歌謡曲は作詞家・作曲家がそれぞれいて彼らが作った曲を
アーティストが歌うというスタイルが定番のように感じます。
たくさんのその分野のプロの方がアーティストに一番合った形の音楽を作り、
届けるプロのアーティストが歌うというような感じかなと。
アーティストの心根とか直接的な声というよりも
作詞家・作曲家など多くの人が作り上げた物語を綺麗な歌声に乗せて聞いているような
感覚になるのです。
そのため、歌謡曲を歌っていたアーティストは歌手でもあり
役者でもあったのではと私は思っています。
だからこそ、ドラマを見ているような物語的な世界観が歌謡曲には
色濃く出ているのではないでしょうか?

自由な歌詞

J-popの良さの1つとして歌詞への共感性があるとしたら、
歌謡曲の良さに歌詞の自由さがあると思います。

突拍子もないような歌詞の曲や文学的な歌詞、舞台設定が見えるような歌詞と
あらゆる世界を歌謡曲は持っています。

例えば、ピンクレディーの『UFO』はかなり独特な舞台設定を持っています。

次から次へとさしだすあなた
信じられないことばかりあるの
もしかしたら もしかしたら そうなのかしら
それでもいいわ 近頃少し
地球の男に あきたところよ

作詞:阿久悠

誰もが知っている曲ですが、
見てわかるようにこの曲の主人公は地球外生命体です。
なかなか無い設定だなあと初めて聞いたときはびっくりしたのを覚えています。

また、クリスタルキングの『大都会』。

ああ 果てしない 夢を追い続け ああ いつの日か 大空駆け巡る

裏切りの言葉に 故郷を離れわずかな望みを
求めさすらう俺なのさ
見知らぬ街では 期待と不安が一つになって
過ぎ行く日々などわからない
交わす言葉も寒いこの都会
これも運命と生きていくのか
今日と違うはずの明日へ
Run Away Run Away いまかけゆく

作詞:田中昌之・山下三智夫・友永ゆかり

小さい時から首都圏に住んでいるので上京の感覚とかはわからないのですが、
期待とか不安とか小説を読んでいるときのような感情が伝染してくる感じがして、
頭に残る歌詞です。

他にも、麗美の『青春のリグレット』。
こちらはPenでも紹介されていた歌詞になるのですが、
とても好きな曲です。

私を許さないで 憎んでも覚えていて
今でもあなただけが青春のリグレット

私を許さないで 憎んでも覚えていて
今では痛みだけが真心のシルエット

笑って話せるの それはなんて哀しい
だってせいいっぱい愛した あなたを愛した

作詞:松任谷由美

歌詞だけを見ると、これを好きだといった私の情緒が心配になりますね。
この曲のどこが好きかというと、決して共感はできないけども
文学的な歌詞がとても綺麗なところです。

それこそ上記の物語的なところに通じるのかなと思います。

これらのように自由な歌詞のおかげで、
音楽がなくとも小説を読んでいるような面白さや舞台感を得ることができます。
私はこのような歌詞が好きで歌謡曲を聞いてるところがかなり大きいです。

まとめ

以上、歌謡曲の魅力をまとめてみました。
一部好きな曲紹介になってしまいましたが、
それも含め歌謡曲の良さを感じてもらえたらいいなあと思います。
(完全に趣味的な内容になってしまいました…)
今はいろいろな方法で音楽を聞くことができるので、
まずはぜひ一度聞いてみて欲しいです!

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
これからも業務に励みます。