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日常2021.05.28

謎に包まれたバンクシー

こんにちは。
営業部の足立です。

4月から弊社にも2名の新入社員が入社し、遂に先輩社員となりました。現在も弊社ではテレワークを実施していますが、今後も気を抜かず仕事に責任を持ちながら業務に励んでいきたいと思います。

さて、今回のブログは日常ブログということで何について書こうか迷っていたのですが、以前瀧来さんが作成してくださったエジプト展のブログを見て、私も唯一興味を持った美術作品を紹介したいと思いブログを書かせていただきます。その美術作品というのはバンクシーというアーティストの作品です。世界的に有名なアーティストなので名前を聞いたことがあるという方も多いかと思います。先ほど唯一と言ったのは、実は私は美術作品というものにあまり興味がなく、学生時代に校外学習で上野の美術館を訪れたことがあるくらいでした。しかし、友達に「バンクシーという面白いアーティストがいるよ」ということを教えてもらったのがきっかけで興味を持ちました。
今回は今まで美術作品に無頓着だった私が初めて興味を持ったバンクシーというアーティストについて、魅力を紹介したいと思います。

バンクシーとは

バンクシーとは主にイギリスのブリストルという地域で活動するストリート・グラフィティを描くアーティストです。ストリート・グラフィティとは街中で目にする壁や橋などに描かれているアートのことです。日本でも渋谷や原宿などで見かけることが多いですが、それは「アート」ではなく「落書き」なのではないかと批判されることもあります。そんな賛否両論あるストリート・グラフィティを描くアーティストとしてバンクシーは有名になりました。

バンクシーが有名になった1番大きな理由は正体不明のアーティストだからです。バンクシーも普通のグラフィティアーティストと同じように街中にアートを描くのですが、大きく異なることはいつも神出鬼没に現れ、ゲリラ的に描くことです。「なぜそこに書いたのか」「誰がこんなアートを描いたのか」というのは謎に包まれていて「芸術テロリスト」との呼ばれ方もされます。ですので、バンクシーは普通のストリート・グラフィティの描き方であるフリーハンドでの制作ではなく、あらかじめ型取ったものの上からスプレーを噴射して描くステンシルという描き方をし、はやいスピードであまり目立たないようにアートを描きます。

ストリート・グラフィティはやはり世間的にはあまり良い印象がなく、迷惑行為だという見られ方もしますが、バンクシーの作品は風刺的で強いメッセージ性を秘めているので多くの人々を魅了します。

バンクシーのメッセージ性

バンクシーの作品には平和主義(反戦争・反権力・反資本主義)といったメッセージ性が込められています。その表現の仕方も風刺的なものが多いです。いくつかバンクシーの作品をご紹介したいと思います。

1.「花束を投げる男」

【画像出典】https://www.banksy.co.uk/menu.asp

この作品は数あるバンクシーの作品の中でも有名なものの一つです。
パレスチナのとあるガソリンスタンドに描かれたアート作品で、覆面の男性が今まさに火炎瓶のようなものを投げ込もうとする様子が描かれています。しかし、男性が持っているのは火炎瓶ではなく花束で、武器ではなく愛を持とうという紛争やテロに対する批判、平和を求める気持ちを感じることができます。

2.「風船と少女」

【画像出典】https://www.banksy.co.uk/menu.asp

この作品もバンクシーの作品の中でとても有名な作品です。この作品は一度だけでなく2002年に描かれてからデザインを何度か変えてさまざまな場所で描かれています。とある少女が糸のついたハート型の風船に手を伸ばしているアートで、一見何を伝えたいのかということはとても曖昧です。しかし、赤い風船は希望の象徴とも言われていて、この作品を何度も描くということは、決して希望を捨ててはいけないというメッセージを伝えたいのかなと感じ取ることもできます。

3.「クリスマスおめでとう」

【画像出典】https://www.banksy.co.uk/menu.asp

この作品は2018年にイギリスのポートタルボットという場所にある鉄工所のガレージの2つの壁に描かれたアートです。右側の壁には雪を喜んでいる少年が大きく口を開けて食べてしまいそうですが、左側には産業用ゴミ箱から燃え上がる火が描かれており、何と少年が食べようとしているものは雪ではなく粉じんということがわかります。これはこのポートタルボットという街の製鉄所から噴出される粉じん被害に対する抗議を表していると言われ、バンクシーはそういった環境問題へのメッセージも自らアートを描くことで発信しています。

バンクシーが起こしてきたハプニング

ここからはバンクシーが世界各地で起こしてきたハプニングをご紹介したいと思います。バンクシーは先ほどご紹介した通り作品自体の表現もありますが、他にも様々な手段で人々を驚かすような行動をします。

自らの作品を無断展示

バンクシーは街中に突如現れてアートを描き話題となっていましたが、キャンバスに描いたアートを世界各地の美術館に侵入して他の展示物と同じ箇所に無断で飾ってしまうという驚くべき行動もします。これまでその舞台となったのはテート・ブリテン美術館、ロンドン自然史博物館、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館など世界的に有名な美術館ばかりなのですが、窃盗を防ぐために配置されている警備員の網をかいくぐり、変装をして侵入し、盗むのではなく作品を増やして帰ります。当然窃盗ではなくても許されるべき行動ではありません。しかし、彼の作品は多くの人を魅了するため、即取り上げられてしまう美術館もあればそのままコレクションとして加わるというケースもあります。このような奇想天外なパフォーマンスによってさらに人々を惹きつけ、バンクシーは世界に名を連ねるアーティストとなりました。

シュレッダー事件

2018年に先ほどご紹介した「風船と少女」という作品がロンドンのオークションにかけられました。世界的にも注目されていたこの作品は、100万ポンド(約1億5000万円)超えという価格で落札されます。しかしその落札した瞬間に額縁にあらかじめ仕込んでいたシュレッダーが作動し、一瞬にして絵画が刻まれてしまうのです。会場中は落札の歓声から悲鳴となりパニックになってしまいます。この事件はバンクシー自らが企画したもので会場内にいる人物が遠隔装置で操作がされていたということがわかっています。
しかしこれは、何の意味もなくこのような行動をしたのではなく、アート作品をオークションで高額売買することへの反論のメッセージであると言われています。

バンクシー展

そんな世界中で話題のバンクシーですが、何と日本でも作品を見ることができます。
既に大阪展と横浜展は終わってしまいましたが、2021年2月3日(水)から2021年5月31日(月)まで名古屋・旧名古屋ボストン美術館で、7月2日(金)から10月31日(日)まで福岡・UNITEDLAB(ユナイテッドラボ)で開催されています。興味のある方はコロナウイルスの状況を踏まえた上で、しっかり感染対策をとりつつ訪れてみてはいかがでしょうか。

公式サイト:https://banksyexhibition.jp/

■展覧会概要

イベント名 『バンクシー展 天才か反逆者か』
開催期間 ■名古屋展
2021年2月3日(水)~2021年5月31日(月)
■福岡展
2021年7月2日(金)~2021年10月31日(日)
時間 10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
会場 ■名古屋展
旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)
■福岡展
UNITEDLAB(ユナイテッドラボ)
住所 ■名古屋展
愛知県名古屋市中区金山町1-1-1
■福岡展
福岡市中央区大名1-3-36
チケット詳細 日時指定チケット
平日:大人 1,800円、大・専・高1,600円、中学生以下 1,200円
土日祝:大人 2,000円、大・専・高1,800円、中学生以下 1,400円

まとめ

今まで私と同じようにアート作品にあまり興味が無かった方もこんなアーティストがいるんだと知っていただけたかと思います。
バンクシーは数々のハプニングを起こしているのですが、未だその正体は不明という何か不思議な魅力があると私は思います。2019年には東京でバンクシーの作品が発見され話題になりましたが、それも本物であるのかつかめないまま、東京都庁に保管されています。こちらの展示は終わってしまいましたが、ついに日本にも現れたのかと思うと何か嬉しい気持ちになりました。今回のブログを見て興味を持ってくださった方は機会があれば先ほどご紹介したバンクシー展に是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

それでは今回はこのあたりで。
最後までお読みいただきありがとうございました。