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インドカレーの雑学

2022.12.06

日常

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こんにちは!マーケティング部の豊嶋です。

昔から定期的に特定の食べ物にはまる時期があり、今は「インドカレー」にとことんはまっております。
ハマると昼も夜も、その次の日も食べたくなるタイプで、つい先日も3日連続でインドカレーを食べていました...
一緒に食べるナンも必ずチーズナンをチョイスしてしまい、冷静に考えると相当なカロリーを摂取しているなと自制する必要性を感じています...

そんなマイブームなインドカレーですが、そもそも普段食べている日本のカレーとの違いや発祥のきっかけなど、ふと気になる点がいくつか思い浮かびました。
そこで今回は「インドカレー」をテーマに、気になって調べた内容をシェアしたいと思います。

インドカレーとは

まずはインドカレーの特徴から述べていこうと思います。
インドカレーの特徴といえば、使用するスパイスの種類が多くその都度スパイスを組み合わせて作る点が挙げられます。

日本のカレーなどではあらかじめ調合されたカレー粉を使用しており、使用しているスパイスも一度粉末にして再度固形化しているため、味や香りがやや失われていると言われています。
反対にインドカレーに使われるスパイスは、粉末にしていないそのままのスパイスがメインとなっています。
また、スパイスもターメリック、シナモン、ココナッツなど、数種類のスパイスを組み合わせて作っているため、隠し味がなくとも深みがあり美味しいカレーを食べる事ができます。

その他に小麦粉を使わずルーをつくることも、インドカレーの特徴の一つとして挙げられます。
日本のカレーではとろみをつけるためにルーに小麦粉を使用するケースが多いのですが、インドカレーはサラサラの汁気があるものが定番となっています。
インドカレーでもとろみがあるものもありますが、それもスパイスや野菜を使ってとろみを出しています。

インドカレーの歴史

次にインドカレーの歴史について紹介していきます。
先ほどまで散々インドカレーの特徴について話していたところ恐縮ではございますが、実は本場インドには「カレー」と呼ばれる料理は存在しません...!

普段インド料理屋さんで「カレー」と思い食べていた物は、あらゆるスパイスを組み合わせて作られたインド料理のことを指します。

そもそもスパイスの歴史は現在から5000年以上前、紀元前3000年のインダス文明にまで遡ると言われています。
インダス文明では、インダス川の地形が水運に適した場所であったことから活発に交易が行われており、その交易においてエジプトや中南米の国々から様々なスパイスが持ち込まれたそうです。
その結果、ターメリックをはじめ、コショウ、ジンジャー、シナモンなどの多くのスパイスが古くから料理に用いられるようになり、今のインド料理を作ったのです。

そのため、「インドカレー」もそれらのスパイスを組み合わせてつくられたインド料理の1つであり、現地の人もカレーとはあまり言わず「インド料理」と呼んでいるそうです。

反対に、私たちが馴染みの深い「カレーライス」が日本に伝わったのは明治時代のことです。
その当時、インドを植民地として統治していたイギリスから、”イギリス料理”としてカレーが伝わってきました。

諸説ありますが、イギリスのカレーが誕生したきっかけは、航海中にシチューを食べていたイギリスの船乗りたちが食べやすく、かつシチューを日持ちさせられる方法として、スパイスを使ってアレンジしたことから始まります。
そのため、複数のスパイスを組み合わせその都度つくるインド式のカレーではなく、簡単に作れるよう料理の工程をシンプルにしようとした結果、カレー粉が誕生しました。そのカレーが日本に伝わってきたのです。

すなわち、私たちが「カレー」と思っている食べ物は、イギリス人が作り出した西洋料理だったのです。

普段「インドカレー」と思っていたものが、本場インドでは「カレー」と呼ばれていないことは大変驚きですね。
(※この記事内では分かりやすいよう、インドカレーという表現で説明させて頂きます。)

食べてほしい!おすすめインドカレー

ここまでインドカレーの雑学をお話ししてきましたが、最後に個人的に好きなインドカレーをいくつかご紹介して終わりにしたいと思います。

バターチキンカレー

まずインドカレーの定番といえば、何といってもバターチキンカレーです。
辛さが強いイメージがあるインドカレーですが、バターや生クリームを使用しているためコクがあり、辛さが苦手な人でも食べやすいカレーになっています。
またバターチキンカレーは、ヨーグルトと香辛料に漬けた鶏肉を焼くタンドリーチキンを調理する際に、残りのソースにバターやトマトなどを付け加え作られたのが始まりとされています。

完全に個人的な意見とはなりますが、お店の味を比較する際には、まずこのバターチキンカレーが美味しいかどうかが、判断基準となると思います。
バターチキンカレーは日本では定番なので、これが美味しければそのお店のどのカレーも美味しいこと間違いありません。

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キーマカレー

次に好きなインドカレーは、キーマカレーになります。
「キーマ」とはヒンディー語で「細切り肉」や「ひき肉」といった意味の単語で、ひき肉を使ったカレー料理全般を「キーマカレー」と呼びます。
実はキーマカレーは、ひき肉以外の材料に細かい決まりはなく、本場インドではひき肉に野菜や香辛料を加えて作ることが多いのだとか。
また、ひき肉の種類も宗教の観点から牛肉や豚肉があまり使われず、羊や鶏肉を使ったものが一般的だそうです。

ちなみに私の好きなインドカレーは、こちらのキーマカレーです。
辛さは中辛にして、たっぷりのチーズが入ったナンと一緒に食べるあの時間がもうたまりません...
絡みつくキーマカレーのひき肉と、みんな大好きチーズのトロトロさと、その中でもピリッと刺激を与えてくれる中辛のスパイス。
大変絶妙な組み合わせだと思います。

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ほうれん草とチーズのカレー

最後に紹介するのはほうれん草とチーズのカレーです。
普段チーズナンを食べているのに、カレーにもチーズを入れるのかと思った方もいるかもしれませんが、チーズはいくらあっても美味しいものです。
ほうれん草のマイルドさとチーズの組み合わせも何とも絶妙に美味しいです。

このほうれん草とチーズのカレーですが、インドでは「サグパニール」と呼ばれています。
正確には「サグ=菜の花」のことを指し、「パニール=水切りカッテージチーズ」のことを指すため、「ほうれん草とチーズ」という訳し方はやや間違いではあります。
しかし、日本では「サグパニール」という呼び方が一般的であり、インドでも「サグパニール」と呼ぶ地域もあれば、そうでない地域もあるため、どちらでも問題ないと言えそうです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
インドカレーの事をより詳しく知ると「もっと食べたい!」という気持ちになりますよね。
私自身も記事を書いている途中にお腹が空いてきて、まだまだ挑戦したことのないインドカレーもたくさんあるため、早く食べたいという気持ちになってきました。

ちなみに私だけかもしれませんが、インドカレー(恐らくチーズナンが原因)は食べ過ぎるとお肌が荒れるのでほどほどに。

それでは本日はこの辺りで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします。