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マーダーミステリーの魅力
2024.09.03
日常
こんにちは!クリエイティブ制作部の矢野です。
皆さん推理モノはお好きですか?「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」などで、少しは触れたことはあると思います。主人公の殺人事件解決の推理は聞いていてとても気持ちがいいですよね。
最近、友人と一緒にプレイした「マーダーミステリー」という推理ゲームについてご紹介したいと思います。どうぞお付き合いください。
マーダーミステリーとは?
マーダーミステリーは、参加者が「推理小説の登場人物」になり、事件を解決するゲームです。参加者は、物語の中で起こった事件の犯人を捜しながら、個々のプレイヤーに設定された秘密のミッションの達成を目指します。オフライン(対面)で行われることが多いですが、最近ではオンラインでの実施も増えています。
要は事件の犯人を見つけるゲームです。知っている人は「人狼ゲーム」を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。しかし、「人狼ゲーム」と違うのは「推理小説の物語を体験できる」という点です。
マーダーミステリーはゲーム開始前、プレイヤー1人ひとりに、事件に居合わせた人物のプロフィールや事件当日の行動が記されたシナリオが渡されます。プレイヤーはこのキャラクター設定に基づき、他のプレイヤーと協力して事件を解決しますが、他のプレイヤーの台本は読むことができません。そのため、まるで実際に事件に関与しているかのような臨場感を味わいながらゲームを進めることができます。
また、プレイヤー毎に「殺人事件を解決する」以外の個別の目標や秘密が与えられます。例えば、殺人事件を解決する傍ら、「裏金を入手する」や「●●さんを犯人に仕立てあげる」などです。そのためプレイヤーは他のプレイヤーと協力して犯人を見つけ出しながら、個人としても暗躍していくことになります。
これが最高に面白いです。
もう少し具体的に魅力を紹介していきます。
マーダーミステリーの魅力
・緻密なストーリーや多様な設定
ストーリーが面白いものが多いです。歴史的な舞台設定や架空の世界、さまざまな時代背景で展開されるストーリーがあり、それぞれの作品に特有の謎解きやドラマが盛り込まれています。キャラクターの心情や背景、関係性なども物語に深く関わってきます。ゲーム終了後は、本当に推理小説一本を読み終えたかのような満足感があります。
・推理や謎解きの楽しさ
シンプルに推理や謎解きが楽しいです!
集めた情報を基に犯人を見つけられたときの気持ち良さは言うまでもありません。自分にとってはどうでもいい情報も、誰かにとっては重要な情報だったりするときもあります。
謎解きでは、証拠品についた指紋をライトで発見したり、火を当てると文字が浮かび上がるものなど本格的な要素がたくさんありました。
・自由度の高さ
自由度がとても高いなと思いました。
マーダーミステリーはプレイヤーの行動によって、物語の展開やエンディングが分岐します。さらに、それぞれのプレイヤーごとに個別の目標や秘密があります。そのため、他プレイヤーと協力してもいいし、自分の目標を達成するために行動しても良いという自由な遊び方ができます。
・推理モノの登場人物になれる
偶然事件に居合わせてしまった、登場人物になれるというのが最大の魅力です!
推理モノの小説やドラマを見ていると、明らかに怪しい人物がいるなと感じる場面があると思います。しかし、実際に目の前にそういう人がいると本当に何を考えているか分かりません。単に話下手なのか、ごまかしているのか。さらに、自分のことも疑ってきます。そんな登場人物視点で楽しめるのもマーダーミステリーの面白さです。
ゲームの流れ
ゲームは以下の流れで進行していきます。
①ストーリー紹介
②キャラクター選択
③調査パート
④推理発表&投票
⑤犯人発表
⑥事件の全容発表・感想戦
①ストーリー紹介
マーダーミステリーはゲームマスター(進行役)によるストーリー紹介からゲームが始まります。ゲームマスターが参加者にゲームの舞台や事件の背景、登場人物たちの関係性などを説明します。
②キャラクター選択
キャラクターの選択フェーズです。
このフェーズでキャラクターシートを読み込みます。自分が演じるキャラクターの達成したい目的やその動機、そのキャラだけが使える特殊能力などの要点をおさえます。
③調査パート
ここで、事件現場や周辺の状況などの情報を集めます。(ゲームによって集め方はさまざま)
集めた情報と各キャラクターに割り当てられた個別の情報や目的を使って、他の参加者との会話や情報交換を通じて事件の真相に迫ります。
参加者は自分のキャラクターの立場や能力を活かしながら、手がかりを集めて推理を進めていきます。
④推理発表&投票
参加者は自分の考えた犯人や事件の真相を発表します。その後、参加者は誰が犯人だと思うかを投票します。
⑤犯人発表
調査パートを何度か繰り返したあとは、犯人の発表です。
⑥事件の全容発表・感想戦
事件の全容発表のフェーズでは以下の内容が明かされます。
・登場人物の設定や動機の紹介
・登場人物の目的や達成条件
・このゲームでは誰が勝利したのか
あとは、残された疑問や謎を感想戦として話し合いゲームは終了です。
「探偵禁止領域」
今回、6人用の「探偵禁止領域」という作品をプレイしました。
タイトル:探偵禁止領域
著者:河野 裕
出版社:株式会社KADOKAWA
出版年:2023年
https://ozon.jp/10414/
ストーリーは仮面の名探偵と関係者6名が、正体不明の殺人鬼の謎を暴いていくというものです。
私自身、数作品ほどしか遊んでいませんが、この「探偵禁止領域」はその中でも1番面白かったです。複雑な人間関係と謎には、最後まで悩まされましたが、エンディングでの驚きと感動は今でも忘れません。
所要時間は4時間程でしたが、私たちは5時間ほどかかりました。所要時間が長いのでとっつきにくいと思いますが、興味がある方はぜひ手に取ってみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ゲームの面白さを伝えることができているか些か不安ですが、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。マーダーミステリーには、少人数で楽しめる短時間のものや、難易度の低いものもありますので、ぜひ一度プレイしてみてくださいね。
それでは本日はこの辺りで。最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします。