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知っていますか?日焼け止めのSPFとPAの意味
2024.09.05
日常
こんにちは!マーケティング部の吉元です。
突然ですが皆さん、日焼け対策はしていますか?
・日焼け対策するのが面倒...
・日焼け止めはとりあえずSPFとかPAが高ければ大丈夫だよね
そう思っているのは私だけではないと思います。あまり周りの人は気にしないかもしれませんが、男性で日傘をさしたりアームカバーを付けたりしている人は見かけないため、なんとなく抵抗もあり...
面倒なことは嫌だと考えてしまう性格なので、私はとりあえずSPFやPAの値が高いものを選んでいました。が、毎年思っていることなのでこのブログを機に調べてみることにしました。是非お付き合いいただけますと幸いです。
日焼け(紫外線)が与える影響
紫外線の影響というと、日焼けをする、シミの原因になるというのは知っている方も多いのではないでしょうか?しかし、紫外線といっても実は種類があるのです。
太陽から放出される電磁波は波長によって赤外線、可視光線、紫外線に分けられます。このうち、紫外線は波長が短いものになるのですが、この中でもUV-A、UV-B、UV-Cというように3つに分けられます。
UV-Cはオゾン層があることで地表に届かないため、影響は特にありません。しかし、UV-AとUV-Bは強いエネルギーを持っており、肌への影響があります。それぞれがどんな影響を及ぼすのかを詳しく説明していきますね。
シミやしわの原因となるUV-A
UV-AはUV-Bのように、すぐに肌へ変化を与えるということはありません。しかし、UV-AはUV-Bよりも肌の深いところに到達し、シミやしわ、たるみといった肌のお悩みの原因になってしまいます。
波長が長く、肌の真皮層といわれる部分に到達することで、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチンを作り出す細胞を傷つけてしまい、シミやしわといったお悩みにつながってくるというわけです。
UV-Aは雲やガラスを通り抜けやすいという特徴がありますので、曇りの日や自宅で過ごすときにも日焼け止めを使用することで肌悩みの予防になりますね。
日焼けの原因となるUV-B
公園や海で遊んだり、スポーツ観戦をしたりして長時間日に当たると肌が赤くなってしまった...という経験をしたことがあると思います。
この日焼けの原因となるのがUV-Bです。UV-Bはエネルギーが強く、肌の表面にある細胞を傷つけて炎症を引き起こす原因になってしまいます。
気象庁のホームページでは大部分がオゾン層に吸収されて残りが地表に到達するものの、生物に大きな影響を与えるとの記載があるので、日焼け対策を怠らないようにした方が良いことがわかりますね!
私は普段から顔が赤いのですが、日焼けをするとさらに赤くなってしまうので特に顔は絶対に焼きたくないですね...(笑)
日焼け止めのSPF、PAって何?使い分けは?
日焼け止めの宣伝やパッケージでよく見るSPFやPA。この値が何を示しているかわかっていない人も多いのではないでしょうか?実は、先ほど説明してきたUV-AやUV-Bはここに関係してくるのです。
簡単に言うと、SPFはUV-Bを防ぎ、PAはUV-Aを防いでくれるものになります。
SPFとは
日焼け止めに記載されているSPFはSun Protection Factorの略で、紫外線防止効果を意味します。UV-Bは日焼けに影響がある紫外線でしたね。
SPFには1~50+まであり、数字が大きいほどUV-Bを防ぐ効果が高くなります。50を超えると+で表記されます。
PAとは
日焼け止めに記載されているPAはProtection Grade of UV-Aの略で、UV-Aを防ぐ効果を持っています。UV-Aはシミやしわといった肌の悩みの原因になるものでしたね。
PAは数値ではなく「+」の数で効果があらわされ、4段階に分かれています。
1. PA+
2. PA++
3. PA+++
4. PA++++
SPFとPAの値は高いほど良い?
「SPFやPAの値は高い方が良さそう」
そう思う方も多いと思います。私もそう思っていました。中には、知っているけど使い分けるのは面倒だという人もいるでしょう。
しかし、SPFやPAの値が高いものはそれだけ肌への負担が大きくなるのです。そのため、下記を参考に使用する日焼け止めを使い分けてあげるのがおすすめです。
引用:日本化粧品工業会
上記の画像だと大まかに2つに分けられているため、もう少しだけ詳しく分けるとこうなります。水に触れる機会がある際はウォータープルーフのものを選ぶと良いですね。
SPF40~50+ PA++++ |
スポーツや登山、海などのレジャー等の長時間の課外活動時 |
---|---|
SPF20~40 PA++~+++ |
屋外での軽いスポーツやレジャー等 |
SPF10~20 PA+~++ |
散歩や買い物などの日常生活 |
日焼け止めを使用する際の注意点
日焼け止めを使用していれば日焼けしない!というわけではありません。使い方にも気を付けないと期待していた効果が得られない場合もありますので、以下の点に注意しましょう。
1. 古い日焼け止めは使用しない
2. 2時間~3時間おきに塗り直す
古い日焼け止めは使用しない
使用期限が切れた古い日焼け止めは紫外線を防御する効果が落ちてしまいます。せっかく使っているのに効果がないと手間を増やしているだけなので、期限切れの日焼け止めは使用しないようにしましょう!
では、使用期限はどれくらいなの?と思いますよね。でも、一概には言えず、日焼け止めの使用期限はどんなタイプの日焼け止めなのか、開封しているのかしていないのかによって変わってきます。
日焼け止めのタイプ | 使用期限 |
---|---|
ジェル・乳液タイプ | 未開封:3年 開封後:1年 |
スプレータイプ | 開封後:3年 |
この使用期限は酸化するのか?というところがポイントです。スプレータイプは直接空気に触れたりしないため、開封後も長く使用できます。
また、肌が弱い方は無添加の日焼け止めを使用するかもしれませんが、その場合、未開封で1年、開封後6か月を目安に使い切るようにしましょう!
2時間~3時間おきに塗り直す
日焼け止めは朝しっかりと塗っていても、塗り直さないと日焼け止めの効果が落ちてしまいます。汗をかいたり衣類がこすれてしまったりする場合は特にですね。
そうはいっても塗り直すのは面倒だと思います。私も塗り直しが面倒であまりやっていませんでした...ですが、スプレータイプの日焼け止めを持ち歩いておくと、手を汚さずに手軽に塗り直すことができるのでおすすめです!私は家で出かける前に塗る日焼け止めと外出先で塗るスプレータイプの日焼け止めの2種類を持っています。
クッションファンデなどでも日焼け止めの機能を持っているものがありますので、化粧直しの際に手軽に塗り直しできておすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?紫外線の内容は少し難しく感じる方もいるかもしれませんが、詳しい内容を覚えておく必要はありません。私自身、この記事のために調べてみましたが紫外線の話は覚えていなくても日焼け止め選びにも影響しないと思います。豆知識として伝えてあげるのは良いかもしれません。(ほとんどの人は興味ないと思うので良い反応は得られない気がしますが...)
そのため、下記のような点だけ覚えておくと今後の日焼け止め選びや使い方についてどれが良いか悩むことが少しでも減るのではないでしょうか。
・SPFとPAの値は状況によって最適値が異なる
・日焼け止めはこまめに塗り直す必要がある
今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。