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タブレットを選ぶ時確認したいポイント

2024.09.20

日常

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こんにちは、
クリエイティブ制作部の永原です。

3年前くらいにブログで書いたiPad airを買ってみた結果というものがあるのですが、それから進展がありました。
なんと、とうとう容量不足でまともに動かなくなりました…
元々細々した物を含めゲームやらお絵描きアプリやら雑多に入れてしまっていたのですが、最近かなり大きめの容量が求められるゲームアプリを入れてしまい、そこからもう大変です。足りない分のストレージを確保するために、普段使わないアプリはもちろん純正アプリも即削除、YouTubeも「ブラウザから見ればいい!」と言いながら削除…必死に確保したストレージが残り2GBほどになりながらなんとかアプリを入れて、いそいそとアプリを起動。楽しんでいるところ10分おきくらいにはアプリが落ちるという悲惨な状況になりました。容量もですがもう処理機能も追いつかなかったのです…
64GBあればだいたいはいけるだろうと踏んでいた3年前の私に伝えたい、安定してタブレットを使いたいならあと4倍は必要だぞと。というか、そもそも基本的なスペックが足りてないぞと。

そんなこんなで諦めた私は、急遽タブレットを買い足すことにしました。もう消せるアプリもないし改善できる見込みが無いので、もう本体を変えるしかないと思い至ります。前回もかなり衝動的に購入しましたが、今回は今回で必要に駆られて急ぎで調達です。
そこで、改めてタブレットのスペックについて調べてみましたので、タブレットの選び方やスペックの見方に悩んでいる方の参考になればと思います。

スマートフォン・パソコンとは何が違うのか

そもそもの話にはなりますが、タブレットはスマートフォン・パソコンとどういう点で異なるのかです。中身的な点から言えばタブレットは見た目の通りスマートフォンに近く、「画面の大きなスマホ」になります。厳密にいえば細かな差はあれど、普通にプライベートで楽しむ用でタブレットを用意するのであれば、確認しておきたい点もスマートフォンとほぼ同じで問題ないと思います。

スマートフォンと違うところで考慮しておきたい点としては、セルラーモデルが必要かどうかです。セルラーモデルとはスマートフォンと同じくキャリア回線を使用してインターネットに繋ぐことができるものになります。そのため、スマートフォンと同じく契約をすればWi-Fiが無くとも通信することが可能です。スマートフォンの場合はsimフリーなど回線を繋ぐ前提の機器がほとんどですが、タブレットの場合はWi-Fiだけのモデルとセルラーモデルが別になっているため、もしキャリア契約をして使用をしたいという場合には対応している機器なのか要確認事項になります。

パソコンとの違いとしては以下の2点が大きいと思います。

メジャーなOSが異なる

パソコンはWindowsかMacOSがメインですが、タブレットはスマートフォンと同じくAndroidやiPadOSが広く普及しています。(iPadも2019年以前はiOSだったのですが、以降のiPadはよりタブレットの使用感に合わせて開発されたiPadOSが搭載されています。iPadに限って言えばその点で実はスマホとも微妙に違います)
ただし、SurfaceのタブレットはWindows、Googleから出ているChromebookのタブレットもChromeOSなので、メーカーによっては近い使い勝手ができるものもあります。

ダウンロードできるソフトやアプリが異なる

タブレットは基本的にアプリとして認められたものしかダウンロードが出来ないようになっています。しかし、パソコンはブラウザからダウンロードできるソフトも多く、その分選択肢や出来ることも幅広くなっています。

最近はスマートフォンやタブレット・パソコンを跨いだ作業が容易になったり、アプリ展開しているサービスも多いため、そこまで「これがないと〇〇が出来ない」といった弊害もなくなってきています。
それでも完全にどれかの代用というのがそれぞれで出来るわけでは無いので、ある程度の使い分けが必要にはなります。

タブレットのスペックについて

何を基準にして選べばいいのか、注目して見たいポイントをまとめてみました。具体的にこの製品がよいというのは、各自の目的に合わせて必要なスペックが全く変わってしまうので、お伝えすることが出来ずその点悪しからずです…。
アプリごとに推奨環境や必要スペックというのは公開されていますので、ぜひそちらを見ながら求められるスペックとお財布の相談をしてみてください。

OS

上記のようにタブレットによってはかなり使われているOSが異なります。
OSとは「基本ソフトウェア」とも呼ばれ、コンピューターそのものを動かすために端末の全体管理・制御をしているソフトウェアのことです。電源を付けるとまず一番に立ち上がるもので、これがあるからアプリなどが使えるようになっています。
あまりにも古いOSだとアプリの方で求められるバージョンに達していないから使えない、ということもありえるので、余程のことが無い限りOSのアップデートができるならば上げておくのが基本になります。古い機器だと他の部分の性能や開発元のサポート範囲が原因でOSのアップデートが出来ないということもあります。使いたいアプリが決まっているのであれば、アプリの推奨環境情報から「システムバージョン」などと書かれたところを確認して要件を満たしているのか見ておきたいです。

タブレットのOSとしては、Android・iPadOS・Windows・ChromeOSの4種が多く使われており、それぞれで使い勝手は異なりますがインターネットに繋いで検索、というような基本的なことはいずれも可能です。
Androidに関しては各メーカーから異なるハードで販売されているため、OSは共通のまま価格帯やその他のスペックを見て選択することができるというメリットがあります。反対に他の3種はそれぞれの製品としてOSを開発しているため、選択肢は狭くなってしまいます。その分独自の強みを持っており、例えばWindowsはMicrosoft発のためOfficeソフトを使うことができ、ビジネスシーンでの使用に向いています。iPadOSは言わずもがな有名なAppleの製品なため、iPhoneユーザーからすると馴染みがあり使いやすいかもしれません。

CPU

タブレットの性能をつかさどる部分として大きいのがCPUです。
CPUとはいわばコンピューターの頭脳の部分で、日本語で言うと「中央演算処理装置」になります。そう言われるとなんだか分かりにくい…と思ってしまうのですが、動作処理を担っている部分でCPUの性能が高ければその分処理が早く(画面の切り替わりや文字入力の反応などあらゆるもの)、色んなデータを同時並行で処理することができる、というとても重要なパーツを指しています。パソコンだとプロセッサという呼び方もよくしますね。

ではCPUはどんなものがあるのか、ですがこれは「とてもたくさん…」と答えるしかないです…OSとは違い適宜手元でアップデートが出来るものではないため、メーカー側で販売された新しいタブレットほど新しいCPUを積んでおり、性能がよいというのが一般的な指標となります。
また、「ベンチマーク」というCPUごとの性能を比較するための数値もあります。負荷をかけて数値化をしてくれるソフトがあるのですが、古い世代のCPUと比べてどれくらい性能が違うのか、という見方ができるため参考の一つとして覚えておくとよいかもしれません。(まれに、PCゲームなど公式でベンチマークソフトを配布していて、自身の環境で快適に利用ができるのか確認できるよ、というものもあります)
わざわざソフトを入れずとも、比較表をまとめてくださっているサイトも色々あるので、気になった際にはぜひ調べてみてください!

ちなみに、綺麗なグラフィックでたくさん動画を見たい、映像の編集をしたいという場合にはCPUだけではなくGPUのスペックも求められます。GPUは3Dグラフィックスなどの大きく重い画像を描写する際に必要となる処理を担っているため、用途に応じてはこちらも要チェックです。

メモリとストレージ

作業効率をつかさどっているのがこのメモリになります。
メモリとは「RAM」とも言われ、ストレージなどから読み出したデータを一時的に記録しておくためのパーツです。
また、ストレージとは、データを長期間保管しておくための場所を指します。

お互いデータの記録を扱うパーツという点で似ていますが、あくまでもデータの置き場が一時的か長期的かというところがポイントです。
よく机に例えられるのですが、メモリは作業スペースとなる机の面積にあたります。必要な書類をストレージから出してあれこれ見たいとなった時に、作業スペースが広ければたくさんの作業が一度に出来ます。スペースに余裕があれば、広げているアプリなどの安定性にも繋がるため総じて作業効率に繋がってきます。

また、ストレージは引き出しに例えられ、引き出しがたくさん大きいものがあれば、タブレットにはたくさんのデータを入れることができます。つまり、撮影した写真やダウンロードしたアプリなどのデータそのものの容量はストレージに入っているということになります。なので、私のタブレットの容量不足がどうこう、というのはこのストレージが小さいということでした…

どのくらいあるといいのかという目安ですが、普通にインターネットに繋いで検索したり動画を見たりというのであればメモリ:4GB、ストレージ:16〜32GBでも足りるとは思います。ただ、色々アプリを入れたい・写真を入れておきたい・持ち運ぶデータがたくさんあるとかであれば、ストレージは64GB以上をおすすめします。さらに容量大きめの3Dゲームをするとか映像の編集をしたい、ということであればメモリ:8GB、ストレージ:128GB以上はほしくなってくると思います。
とは言っても、メモリもストレージも大きいに越したことは無いかつ、半分以上が使用状態だとパフォーマンスが落ちるとも聞くので、可能であれば目的用途よりも一つ上くらいのものを搭載されているタブレットを選べば間違いないはずです...!
ただし、機器によってはSDカードを入れるなど、外付けのストレージを用意することもできるので、使い方によってはそういった点も考慮してもよいかもしれません。

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重さ、バッテリー

パソコンと違って手に持って使うため重さや、稼働時間に関わるバッテリーも重要なポイントです。
重さに関しては当たり前のことではありますが、基本的には画面のサイズが小さければ軽いです。例えば、8インチくらいであれば本や漫画を読むのに適したサイズ感ですが、片手で持つような想定で350g前後の製品が多かったです。また、動画なども見たいといった場合には10インチほどあると使い勝手がよく、そうなると大体500g前後くらいの製品が多いような印象を受けました。ペットボトル一本分を手に持って作業するのがどのように感じるのか、と考えてみると分かりやすいかもしれません…!
ただ、最近のモデルは軽量化が進んでおり、例えば現時点で最新のiPad Pro(13インチiPad Pro M4)は薄さが5.1mmでボディーにアルミニウムを使うことで従来より(12.9インチiPad Pro 第6世代)約100g軽くなったと発表されています。企業努力によって最新のモデルほど薄く軽くなっているのだなと実感します。

バッテリーに関しても基準としては5,000mAh以上あるかどうかを見るとよいと思います。数字が大きいほど大きいバッテリーを積んでいる=充電後長く使うことが出来るのですが、5,000mAh以上あると最近の製品であれば5,6時間ほど連続起動が可能なようです。長編映画を数本見ても充電を気にしないで使っていきたい、といった方にはさらに大きいバッテリーを積んでいるものを、など用途に合わせて一緒に確認したい項目になります。

まとめ

タブレット選びの際に見ていきたいポイントをまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
これらを書きながら私も新しいタブレットを購入しました。(2日前にAmazonで注文してこれを書いている昼に到着しました…早い…)
参考までに私が購入したタブレットをご紹介です!
使用用途としてはとりあえず容量の大きいゲームが動くことが大前提です…あとは、ひたすら削除したアプリを戻したりYouTube視聴やインターネットに繋がればよいかな、くらいになります。元々あるiPad airの方で本などを読む用にと使い分ける予定なので、新しいタブレットは少し画面サイズもアップしています。

メーカー・製品 Xiaomi | Xiaomi Pad 6(11インチ)
OS MIUI:Android 13、MIUI14
CPU Qualcomm® Snapdragon™ 870
メモリ 8GB
ストレージ 256GB
重さ 490g
バッテリー 8,840 mAh

価格に対してCPUの性能が高いと評判だったのと、かなり余裕をもってストレージを確保できるという点でこちらを選びました。
まだ空けてもいないような状態ですが、快適なタブレット生活ができるといいなと思っています。

私の急遽タブレット買い足し事件がどなたかの参考になれば幸いです…
今回はここまで、
最後までお読みいただきありがとうございました。