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ヘアブラシの選び方
2025.01.09
日常
こんにちは、マーケティング部の松本です。
暑さの続く季節が過ぎ、一気に空気が冷え込む季節がやって来ました。個人的には好きな季節なのですが、何と言っても毎年悩まされているのが乾燥です。
乾燥といえば肌のケアにも悩まされますが、私は髪の乾燥にも苦心しています。秋冬にぴったりなセーターやもこもことした暖かい素材の服は静電気も起こりやすく、乾燥した髪は広がってしまったり、どうにも傷んだ印象を受けてしまいがちで、ヘアケアの試行錯誤は通年のこととはいえ、秋冬は特に悩まされます。
そんな中で、そういえばヘアブラシは随分と前に何となく選んだものを長く使っているな、と思い当たりました。そろそろ買い替えようかとお店を覗いたところ、種類が多く……どれを何に、いつ使うのが良いのか、曖昧な知識しか持っていないことに気づきました。
ということで今回は、当然のように持ってはいるけれど実は知らないヘアブラシの種類や使い方について、簡単にではありますがご紹介できればと思います。お付き合いいただけますと幸いです。
ヘアブラシの種類
ハーフブラシ(デンマンブラシ)
ハーフブラシはデンマンブラシとも言われ、半円状の見た目をしたヘアブラシのことをいいます。
もともとは美髪大国であるイギリスのデンマン社がリリースしたヘアブラシであり、社名からデンマンブラシと呼ばれることもあります。数あるブラシの種類の中でも、もっともブローに最適だと言われています。
引っかかりがよく、ブラシを髪の内側に入れて引っ張りながらドライヤーでブローすることによって髪のクセをしっかりと伸ばすことができます。ボリュームを抑えたり、毛先を整えたりと、髪の長さに関係なく使うことができる便利なブラシです。
スケルトンブラシ
スケルトンブラシは目が粗く、手ぐしに近い感覚で髪を梳かせるのが特徴です。主にドライヤーで髪を乾かす時に使用されます。
髪を梳かす性能に優れていて、絡んだ髪を綺麗に解くことができます。また、名前の通りブラシ本体に穴が空いているため、髪に空気を通しやすいのも特徴です。ドライヤーでクセを伸ばしながら乾かしたり、パーマをかけている髪もふんわりと仕上げることができます。また、髪の長さ・質感にかかわらず、根元に当てて逆毛を立てたり、カールをする際のクセ付けにも幅広く活用でき、根元からハリのあるボリュームヘアを楽しみたい時にも重宝するタイプとなっています。
スタイリング剤を使う際にも形を整えやすいので、ショートヘアや男性にもおすすめのブラシだと言われています。
クッションブラシ・パドルブラシ
クッションブラシは、ピンの根元部分が柔らかく弾力のあるクッションになっていて、少し盛り上がっている形のブラシです。形状としては同じであるパドルブラシは、ピンの間隔が広くなっているのが特徴です。どちらも頭皮の血行をよくする効果が期待できます。ブラシのピンが細いため梳かす時に痛くなく、頭皮や髪へのダメージが少ないことが特徴です。ただしクッションブラシはピンが密集しているため濡れた髪は梳かしにくく、その際はピンの間隔が広いパドルブラシが良いとされています。
ロールブラシ
ロールブラシはカールブラシと呼ばれ、円形筒状で、柄部分の周りの360度に螺旋状に細かなピンが配置されたヘアブラシのことを指します。
ロールブラシはドライヤーをかけながらブローの時に使われることが多く、形状のおかげでふんわりとしたカールを作ることが出来ます。直径のサイズも色々とあるため、髪の長さや目指すスタイルによって使い分けることが可能です。
櫛
櫛とは、歯が一列に並んでいるタイプのブラシのことです。日本で古くから伝わる「つげ櫛」はコームとも呼ばれています。歯が細かいため、髪全体を櫛で整えるというよりはブラシで髪全体を整えたあとに更に綺麗に梳かすために使われることが多いです。また、分け目を綺麗に作ったり、逆毛を出すなどの繊細な作業に使いやすいのが櫛の特徴です。また、コームにも種類が様々あり、持ち運び用の折り畳めるコームや歯の間隔が広いジャンボコームなど、用途に合わせて選ぶことが重要です。
ヘアブラシの素材
プラスチック
最も安価な素材で、軽く簡単に扱えることが特徴です。濡れた髪にも使うことができます。しかし静電気が起こりやすく、静電気が起きた髪は絡まってしまうため、切れ毛などのダメージが蓄積することも。持ち運び用やインバスのヘアケアに使うことが一般的です。
ナイロン
ハーフブラシやスケルトンブラシに使われることが多い素材で、比較的安価です。熱に強く、ドライヤーと併用できることが特徴です。ブローしながら髪を抑えることができるので、広がりをおさえる際に使われます。静電気が起こりやすいため、細い髪より硬め・太めの髪に適しています。
豚毛・猪毛
主にクッションブラシ・パドルブラシ・ロールブラシに使われることが多い素材で、比較的高価です。硬くて弾力があり、根本までしっかりとブラッシングできます。油分を多めに含んでいる毛質でしっとりしているため、細い髪でも静電気が起きにくいことが特徴です。毛が硬いため、使用時に痛みを感じることもあります。猪毛よりも豚毛の方が柔らかく、頭皮を傷めにくいと言われています。
木
主に櫛やコームに使われることが多い素材で、木と一言で言っても「オリーブ」「竹」「メープル」など、様々な種類があります。硬くて丈夫で、ピンの先が丸く太くなっているため、頭皮マッサージなどのスカルプケアに使われることもあります。静電気が起こりにくいため、細い髪にも適しています。ただし濡らすことが出来ないので、ブローなどには不向きです。
金属
様々なブラシのピンの先端や、櫛やコームに使われることが多い素材です。熱に強く、耐久性も高いのですが、その分硬く頭皮を傷めやすいという特徴があります。また静電気も発生しやすく、普段遣いにはあまり適さないと言われていました。
しかし、近年では特殊な加工をした金属製のヘアブラシもあります。表面の加工で静電気の発生や摩擦ダメージを軽減したり、歯の先端を丸く加工することで頭皮へのダメージを減らせる商品が登場しています。比較的高価ではありますが、丈夫で髪のキューティクルを整えることが出来ることから人気が急上昇している素材でもあります。
終わりに
いかがでしたでしょうか。想像していたよりもヘアブラシには多くの種類があり、私は調べながらこれまで適当に選んでいたことを若干後悔してしまいました。
自分の髪の質や目指すヘアスタイルにはどんなブラシの種類や材質が適しているのか、しっかり見極めた上で使い分けていくことこそ、いつまでも健やかで美しい髪を維持するには欠かせないのだとしみじみ思います。是非とも皆さんも自分に適したヘアブラシを選んで使ってみてください。意外とブラシを変えることで、髪のお悩みが解決することもあるかもしれません。
それでは、今回はここまで。
今後もMEプロモーションをよろしくお願いいたします。