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オウンドメディアの運用時に求められるSEO施策
2024.10.10
マーケティング
こんにちは、マーケティング部の安達です。
今回は、以前にご紹介しました「オウンドメディアの文字数とSEO対策」の続きとしまして、オウンドメディアの運用時に求められるSEO施策について、ご紹介したいと思います!
オウンドメディアは中長期的な運用が求められます。そのため、運用していく上で押さえておきたい基本的なSEO施策について、ご説明いたします。
オウンドメディアの運用時に求められるSEO施策
1.質の高いユーザーファーストの記事作成
SEOの基本として、ユーザーファーストの記事を作成するというものがあります。Googleは、ユーザーにとって有益なサイトを検索で上位表示したいと考えています。
そのため、ユーザーが求めている情報が提供されていたり、見やすく作られたりしているサイトは、SEOの成果を得られやすいです。
また、質の高いコンテンツであることも重要になります。この質の高いコンテンツにつきましては、Google検索セントラル内で次のように記載されています。
コンテンツと品質に関する質問
・コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供しているか。
・コンテンツは、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を充分に提供しているか。
・コンテンツは、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか。
・コンテンツが他のソースから得られたものである場合、単なるコピーや書き換えでなく、付加価値とオリジナリティを充分に提供しているか。
・見出しやページタイトルは、内容を説明する有用なものになっているか。
・見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張したり、読者に強いショックや不快感を与えたりするものでないか。
・自らブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか。
・コンテンツは、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか。
参考サイト:https://developers.google.com/search/blog/2019/08/core-updates?hl=ja
上記の情報からも、Googleがユーザーファーストで質の高いコンテンツを推奨していることが分かるかと思います。
なお、YMYL領域の記事を作成されている方は、特に信頼性が非常に重要となります。そのため、E-E-A-T対策による信頼性があり、質の高いコンテンツを作成することが必要となります。
2.記事のリライトを行う
オウンドメディアを運用する際に、一度作成・公開した記事をそのまま放置することが多くあります。しかし、最初は上位に表示されていても、そのまま上位に表示され続けることはほとんどありません。
記事をリライトする指標として、検索順位が低下傾向のときが挙げられます。
Googleサーチコンソールなどの検索順位の推移がチェックできるツールでキーワード順位の動向を確認します。
また、競合他社で上位に表示されている記事と比較して、タイトル名やコンテンツ内容(見出し等)が大きく乖離する場合もリライトする必要があります。
例として、競合他社の上位に表示されているページのタイトル名に「流れ」や「手順」といった語句が含まれてるが、自身のページには含まれていない場合。
または、上位のページのコンテンツに「メリット」や「デメリット」といった見出しが含まれてるが、自身のページには含まれていない場合などがリライトに該当します。
これらのタイトル名やコンテンツ内容を合わせる要因として、ユーザーの検索意図から外れている可能性が考えられるためです。
先ほど1でご説明したように、Googleはユーザーファーストで質の高いコンテンツを推奨しています。上位に表示されている記事は、ユーザーの検索意図にも合致しているユーザーファーストで質の高いコンテンツになります。
そのため、タイトル名やコンテンツ内容が競合他社の上位に表示されている記事と比較して、大きく乖離する場合は、リライトによる修正が必要となります。
3.同義語を利用する
同義語とは、意味は同じですが、異なる単語を使用しているキーワードを指します。
例として、「不動産」と「家」や「Webサイト」と「ホームページ」等が挙げられます。
検索エンジンはこれらの同義語を理解・学習しており、その精度を少しずつ高めています。しかし、同義語でGoogle検索を行うと、まったく同じ検索結果にはならず、基本的に掲載順位に誤差が発生します。
この点から、検索エンジンは、同義語が同じ言葉であるとは認識しておらず、同義語というジャンルで検索結果に表示させていると考えられます。同義語で検索された場合は、表示はされるものの、検索した語句そのものを使用しているページのほうが上位に表示されやすいです。
そのため、SEOを行う際は、すべての同義語で上位に表示させることが重要となります。記事内に同義語を適切に利用することで、すべての同義語で検索順位を上昇する可能性があります。
なお、SEO施策として同義語を利用する際の注意点といたしまして、ユーザーの読みやすさが重要になります。
同義語によるSEOを意識するあまり、同義語を多用し過ぎるとユーザーが読みづらい文章になってしまうことがあります。一時的にSEO効果が出たとしても、長期的なスパンで考えると記事の評価が下がったり、検索順位が下がったりと逆効果になる場合もあります。
また、すべてのキーワードを均一に盛り込むのではなく、キーワード別の検索ボリュームや検索意図からメインで上位に表示させたいキーワードを選定して、記載するキーワードを絞ることも重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
オウンドメディアを運用する上で、ユーザーファーストの考えが基本となります。
今回ご紹介した内容は、運用時に求められるSEO施策の中でもほんの一部になります。他にもオウンドメディアを構築する際に求められるSEO施策もあります。
SEO施策では、この運用時に求められる施策と構築する際に求められる施策を総合的に行うことが重要です。
なお、SEO施策の効果は即効性があるものではないため、中長期的にPDCAを回していく必要があります。また、検索エンジンもアップデートにより、アルゴリズムが変化していきます。これらの情報を逐一収集していくこともSEO施策には求められるので、常にアンテナを張っておきましょう!
それでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。