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Googleアナリティクスの
行動レポート分析

2019.12.18

データ解析
GAを学ぼう

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こんにちは!データ解析チームの豊嶋です。

Googleアナリティクスを学ぼう、第四回は【行動】レポートについて解説していこうと思います。

Googleアナリティクスの【行動】レポートで分かることは何なのかといいますと、“ユーザーのサイト内での動き”です。
前回の【集客】レポートは、ユーザーがサイトにどのような経路で訪れたのかという、サイト外でのユーザーの動きを分析するレポートでした。今回の【行動】レポートは【集客】レポートとは反対に、サイト内のユーザーの動きが分析できるレポートなのです!

ユーザーの行動を知ることは、サイトの改善を行う上で大きなヒントになるため、ぜひとも把握しておきたいですね。
今回はよく使う[サイトコンテンツ]をメインに、それぞれ解説していこうと思います。

サイトコンテンツ

[サイトコンテンツ]はとてもよく活用するため、使いこなせるように一緒に勉強していきましょう!

すべてのページ

[すべてのページ]では、ページごとのパフォーマンスが分かります。どのページがよく見られているのか、どのページの滞在時間が長いのかなどです。

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ページ毎の閲覧数を知ることで、どのページから優先して改善していくべきか、方針を立てることができます。例えば、ユーザーに見て欲しいコンテンツがあまり見られていないことが分かった時、そのページへの導線に問題があるということに気付くことができます。

また、コンバージョンページではないにも関わらず離脱率が高いページがあった場合、ページそのものを改善する必要があることに気づけます。(コンバージョンページの離脱が高い場合は、ユーザーが目的を完了してサイトを離れた可能性があるといえます)

新しく公開したページがあれば、そのページがどのくらい有効的なのかも気になるところですよね。

更に僕がお勧めしたいのが、[すべてのページ]のタブにある[ナビゲーションサマリー]です。

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ここでは、指定したページの前後の推移が分かります。
例えばお問い合わせページに訪問するユーザーはどのページから来て、どこのページに移動したのか、ユーザーのページ間の動きの傾向を掴むことができます。

これにより想定通りにユーザーを誘導できているのか、サイトの導線の良し悪しが分かり、改善に着手しやすくなります!

ディレクトリ

サイト全体ではなく、特定のディレクトリに絞って解析をすることができます。

サイトのページ数が膨大な場合やブログカテゴリだけで見たい場合など、ディレクトリ単位でサイトの大枠を掴むことができます。
更に枠線内の指標のいずれかをクリックすることで、第2階層のページまで一覧で確認することができます。

ランディングページ

ランディングページとは、ユーザーがサイトに最初に訪れたページのことを指します。もっと簡単にいえば、入口ページのことです。

このレポートを見ると、どの入口ページが有効(コンバージョンに繋がっている)なのか、悪い(直帰率が高い)のかがすぐに分かります。

直帰率が高くコンバージョンに繋がっていない場合、そのランディングページは大抵の場合適切でないと言えます。お悩み解決などのサポートサイトであれば直帰率が高いほうが良い場合もありますが、基本的に直帰率が高いページは良いページとは言えません。
ユーザーの求める情報がない、次のページへの導線が分かりづらい、速度が遅いなど様々な要因が考えられます。

サイト改善に着手する際、訪問数が多いが直帰率が高いページから行うと、改善の効果を大きく見込めるはずです。

離脱ページ

[離脱ページ]では、ユーザーがサイトから離れたページが分かります。ランディングページとは反対にユーザーの出口ページが分かるということです。

商品購入完了ページなど、サイトのゴール地点でサイトから離れる分には問題ありませんが、コンバージョンに至るまでの導線上のページで離脱が多いとすれば、ページそのものを見直す必要があります。

サイト内の入口と出口を見直すことで、改善の糸口が見つかりやすいのではないかなと思います。

サイトの速度

サイト全体やブラウザ単位、ページ単位で速度を測ることができます。

サイトの速度が遅いとユーザーの使い勝手が悪くなります。するとサイトの離脱に繋がり、最終的にコンバージョンの減少をもたらしてしまいます。
特にECサイトではページの速度がコンバージョンに大きく影響しているため、注視して見ていきましょう。

サイト内検索

[サイト内検索]で分かることは、ユーザーがサイト上で何を求めているのかということです。ユーザーの興味関心をより深く知れます。

この機能を活用すると、ユーザーがよく検索している語句に関連するページがなかった場合、ユーザーのニーズにあったサイトづくりをできていない事に気づけます。
効果的なサイトづくりのために、[サイト内検索]を有効的に活用しましょう!

イベント

通常アナリティクスではページの遷移によりデータを集計しています。しかしそれだけではPDFのダウンロード数や電話タップ数など測定できないものが出てきてしまいます。

これを防ぐためにイベント設定を行うことで、ページ内でのクリック数まで計測することができ、ページの貢献度を詳しく知ることができます。

以上、【行動】レポートの説明でした!いかがでしたでしょうか?前回の【集客】レポートと同様、とてもよく活用するレポートですので、是非ともマスターしてみてください!

それでは今回はこの辺で。