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SEO効果で大注目のオウンドメディアとは?

2022.11.17

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オウンドメディア

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今回はSEO効果が注目されているオウンドメディアについて、概要やメリット・デメリット、始め方までをご紹介します。オウンドメディアは昨今様々な企業で導入が進み、各企業がそれぞれの得意分野で活用を進めています。まだオウンドメディアをご存じでない方から興味はあるけど始められていない方まで、ぜひこの記事を参考にして頂ければと思います。

オウンドメディアとは

オウンドメディアの定義

オウンドメディアとは、各企業が自社商品やサービスの認知度を高め、優良顧客になり得るファンを育てることを目的に、企業自身が運営するメディアの総称を指します。一般的には自社サイトで運用するWebマガジンやブログが代表的な例として挙げられます。コンセプトやターゲット層を自由に設定できる為、各企業の色や掲載するサイトによっても特徴が生まれます。なお広告ではない為、コンテンツの配信や公開自体には費用は掛かりません。

例えば、採用サイトでメディア運営をすればブランディングや人材獲得の一助ともなります。基本的に読み物であることが一般的であり、テキストを主体とした記事と適度な画像配置で分かりやすく情報を伝えることが求められます。なお、広告費をかけて行う「ペイドメディア」、SNSを主とした信用獲得の為の「アーンドメディア」と合わせ、企業マーケティングにおけるトリプルメディアの一つでもあります。

オウンドメディアが注目される理由

オウンドメディアが注目されている大きな要因は、費用を抑えながらもSEO効果を期待できる点です。オウンドメディアに蓄積されたコンテンツは、段々とユーザーや読者の目に触れる機会が増え、検索エンジンから有益なコンテンツであると判断されます。検索エンジンからの評価が上がることで自然検索時の上位表示が行われ、継続した検索流入へと繋がります。
オウンドメディアの他にも、上位表示を叶えられるツールにリスティング広告が挙げられます。リスティング広告であれば広告費をかけることで、自然検索の順位を上げることが出来ます。しかしリスティング広告はあくまで広告ですので、蓄積されるコンテンツはありません。広告を止めてしまうと、当然ユーザーの目に触れる機会は無くなってしまいます。仮にコンテンツの更新が止まってしまったとしても、サイトの資産として残り続けることがオウンドメディアが注目されている大きな要因であると言えます。

オウンドメディアのメリット

オウンドメディアのメリットについてご説明していきます。

ブランディング

オウンドメディアでは、コンテンツを通じて自社商品を認知拡大できたり、企業イメージを作り上げることができます。また口コミや評価ではない為、コンテンツ内容や発信する情報のコントロールが可能です。なおコンテンツや記事に統一感を持たせられれば企業イメージを確立することも可能です。
加えて一般の方々が疑問に思う用語解説や、ハウツー記事などは信頼獲得に繋がります。メディアのファンを獲得できれば、潜在層を顕在層へ成長させることも期待できます。

初回接触や集客を狙える

まだ自社を認知していないユーザーへもアプローチが可能です。加えて様々な種類のコンテンツを作成すれば、多様な層への認知拡大も行えます。現代ではユーザーが必要な商品や情報を探す際、広告よりも自ら検索して得た情報を重視する傾向があります。自ら検索してメディアに訪れたユーザーは情報に対して信頼感を持ち、その後も継続的に同じメディアで情報を収集してもらえる可能性が高まります。ユーザーの目に触れる機会をより増やす為、継続的な情報の発信と記事更新を心がけましょう。

求人サイトに依存しない採用活動、人材獲得

オウンドメディアリクルーティングという言葉があるように、採用活動にもオウンドメディアが活用されています。オウンドメディアにおける採用活動の大きなメリットは、「ミスマッチを防げること」です。コンテンツを通じて社風や社員のリアルな雰囲気を届けることで、応募者数の増加と入社後の離職を減らす効果も期待できます。またインタビューや対談等の生の声を届けられれば、企業への信頼感が増し、応募者数の増加も期待が出来ます。

飽きの無いサイトにできる

コンテンツを継続的に更新していくことで、更新頻度の高いサイトと認識され、ユーザーからの信頼獲得に繋がります。また時期やシーズンに合わせた情報発信が可能となり、キャンペーンや新商品等の短期的な宣伝も行えます。

オウンドメディアのデメリット

オウンドメディアのデメリットについてご説明していきます。しっかりとした対策を施せばデメリットを減らす方法も有りますので、必要以上に不安を感じる必要はありません。長短を理解してメリットを最大限享受していきましょう。

中長期施策である為、効果の発揮までに時間がかかる

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オウンドメディアを開設してから実際に上位表示されるまでには、時間がかかる場合があります。有料広告とは違いユーザーに閲覧してもらうことで初めて、上位表示への道のりが始まります。その為、メリットである「集客」や「認知拡大」等の効果が出るまでには、半年から1年以上は見ておきましょう。蓄積されたコンテンツは効果を生みます。公開当初は結果が出ずとも更新を続けることがなによりのSEOへの近道です。

デメリットを減らすには

SEO効果発揮までの期間を少しでも減らしたい方は、下記2つの方法が効果的です。

・更新料を増やし、メディアコンテンツの拡充を図る
・短期間のみ、リスティング広告等の広告出稿を行う

オウンドメディアとリスティング広告を組み合わせれば、隙のないSEO効果へとつながります。一定の流入数を見込めるようになったら、広告を停止してコンテンツの拡充にシフトすることで効果の高いオウンドメディアへと成長していきます。

全てを自社で賄うのは難しい

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マーケティングや解析、制作に精通した方がいない場合、オウンドメディアの準備から制作、運営までを全て自社で賄うことは難しい場合があります。まず始めにあげられる課題がリソースの確保です。コンテンツを定期的に更新していくには、テーマの考案やコンテンツ制作までの準備、公開後の管理までを定期的に行っていかなければなりません。

またコンテンツの精度を高めるためには「SEO知識」や「求められるコンテンツ」を理解しながら記事を制作する必要があります。どこかでプロに依頼しなくてはならない場面が発生する可能性もあります。

デメリットを減らすには

自社運用に不安を抱えている場合は、始めから全てを賄おうとするのではなく、段々と出来ることを増やしていくビジョンを持ちましょう。現段階で自社で賄える部分を明確にし、長い視点で出来ることを増やしていくことで、将来的に自社のみでの運用が叶えられます。

例えばまずはコンテンツ作成だけを行い、メディアが軌道に乗ってきたら管理運用を試みることが最適です。流入数が増えることはあっても、急に流入数が激減することはありません。少しずつ着実にステップを踏んでいきましょう。
自社で行うことが難しいものは、思い切ってプロに依頼することが大切です。不完全な状態で進めてしまうと、想定を下回る効果しか得られない可能性があります。

オウンドメディアの始め方

ここまで、オウンドメディアの特徴や魅力をご紹介してきました。少しオウンドメディアに興味を持って頂けた方もいるのではないでしょうか?ではどうすればオウンドメディアを始められるのか、公開までのステップに分けてご説明していきます。

準備段階

STEP1:ターゲットの選定

まずはターゲットを決めましょう。ターゲットが明確にならないと、コンテンツの方向性を定めることが出来ません。また、メディア自体のデザインやコンテンツの軸がぶれてしまうことで、一貫性の無いオウンドメディアになってしまいます。

STEP2:コンセプトと目標を定めよう

ターゲットが定まったら、コンセプトと目標を定めます。予め設定したターゲットへどのような情報を届けたいのか、丁寧に設定を進めます。
続いての目標設定では、オウンドメディアを通じて何を達成したいのかを考えます。集客なのか認知拡大なのか、各企業の課題を強みに変えるべく、目標も非常に重要です。

準備段階で定める「ターゲット」「コンセプト」「目標」はオウンドメディアの根幹です。継続的な記事更新が欠かせないオウンドメディアでは、この初期設定が非常に大切です。初期設定を緻密に行い、ブレのないオウンドメディアを目指しましょう。初期設定がしっかりとしていれば、SEO効果は確実についてきます。

コンテンツ作成段階

STEP1:キーワード調査と選定

作成予定のコンテンツに関連する語句がどれだけ検索されているか、コンテンツ作成前に必ずキーワードのボリューム調査を行いましょう。ユーザーがどのような情報を求めているのか、どのような語句が検索されているのかを事前に把握できれば効果的なコンテンツ作成と上位表示が期待できます。また自然検索時の上位表示施策を行うことで、SEO効果の速度を早めることにも繋がります。キーワード調査はGoogleが提供しているキーワードプランナー等で検索ボリュームを調査できます。

検索需要のある語句が判明したら、コンテンツ内に散りばめるキーワードを選定します。この際、無理にキーワードを配置することは避けましょう。どれだけ検索需要のある語句を詰め込めたとしても、ユーザーの求める情報が無ければオウンドメディアとしての価値が半減してしまいます。信頼獲得はおろか場合によってはメディアへの不信感を招きかねません。

STEP2:コンテンツ作成

キーワード調査と選定が完了したら、事前に設定した「ターゲット」「コンセプト」「目標」を基にコンテンツの作成を始めます。オウンドメディアの公開時には複数のコンテンツを用意しておきましょう。最低でも3〜5記事は用意しておけると見栄えも良くなり、サイト自体の回遊率向上も期待できます。

公開後

STEP1:誤字や脱字、情報の正確性を再確認

公開したコンテンツの再確認を定期的に行いましょう。誤字や脱字などが多いと、オウンドメディアの信頼性が下がってしまう可能性があります。また、情報の定期的な更新も欠かせません。情報が古くならないよう、年に一度は見直しをしましょう。

STEP2:PDCAを回そう

オウンドメディアは公開して終わりではありません。必ずサイトの分析を行い改善を図りましょう。どのコンテンツに人気があったのか、各コンテンツの滞在時間、月ごとの流入数分析などを行うことで、ユーザーの傾向を把握し最適なオウンドメディア構築へと繋がります。

まとめ

今回の記事ではオウンドメディアの概要やメリットから始め方までをご紹介しました。広告を始めとしたペイドメディアに依存せず、SEO効果が期待できるオウンドメディアは有意義な施策であるといえます。業種を問わず、様々な企業で導入が進んでいることがオウンドメディアの有効性の裏付けと言えるでしょう。

まだオウンドメディアを始められていない方はぜひ、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?MEプロモーションではオウンドメディアのご提案も行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。