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北海道のご当地グルメ

2022.05.31

日常

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こんにちは!データ解析チームの豊嶋です。
いきなりですが、皆さんはよく旅行に行かれますでしょうか?
私事ですがここ数年はコロナウイルスの影響もあり、休日でも近場に出かける事が多くなり、遠出の旅行に出かける機会は少なくなっています...
ただ旅行に行くことはとても大好きで、今後は状況に応じて少しずつ遠出も出来たらなと思っています。

そんな大好きな旅行ですが、私にとっての旅行の一番の楽しみは何といっても「旅行先のご当地グルメを心ゆくまで食べる」ということです。
今では旅行に行かずとも全国各地のグルメを食べる事は出来ますが、やはりその地域で食べるご当地グルメは格別です。
そんな中、数年前に北海道へ旅行をした時に食べたグルメのことをふと思い出してきました。
ほんとに美味しくて堪らなかったのでどうしてもその時に食べたグルメを紹介したいと思い、今回は「北海道のご当地グルメ」をテーマに、豆知識も加えながら記事を書いていこうと思います。

ジンギスカン

まず始めにおすすめしたい北海道グルメは「ジンギスカン」です。
ジンギスカンは羊肉を生のままあるいはタレを付けて食べる料理で、玉ねぎ、アスパラ、人参などの野菜と一緒に専用の鍋でお肉を焼きます。
お肉は淡白で食べやすいことはもちろんですが、付け合わせの野菜もとても美味しく、特に北海道のアスパラと一緒に食べるお肉の美味しさは本当に堪りません。

実はこのように美味しく食べられるのには専用の鍋に秘訣があり、鍋が帽子型になっていることで上で焼いた羊肉の肉汁が下で焼かれている野菜にまでたどり着き、そのまま野菜の味付けになるからなのです。
野菜のことばかり語っている気がしますが、野菜まで美味しく食べられるのがジンギスカンの魅力の一つだなと感じます。

更にひとえに羊肉といっても違いがあり、生後1年未満の子羊の肉を「ラム」、それ以上成長した羊肉を「マトン」といいます。
「ラム」は子羊の肉のため臭みもなく柔らかな一方、「マトン」は大人の羊肉でラムより臭みがありますが、脂がのり味がしっかりしています。
個人的にはラム肉の方が好きな味だなと思いました!

また、このようなジンギスカンが北海道で広まったのは、諸説ありますが昭和初期と言われています。元々は軍服用の羊毛生産として羊の飼育が始まりましたが、それを食用にしたことが初めのきっかけです。
当時は羊肉は中々受け入れられなかったため、中国のコウヤンロウ(鍋羊肉)という料理を参考に、それを日本人向けにアレンジして今のジンギスカンが出来上がったそうです。
羊肉が手に入りやすく、また付け合わせの野菜が豊富に穫れるという地域特性もあり、道内に広まっていったのですね。

海鮮丼

次にご紹介するのは海鮮丼です。
こちらは言うまでもなく、沢山の新鮮な魚介類をご飯の上に乗せたどんぶりのことを指します。
古くから海鮮丼は食べられていたように思えますがその歴史は意外に浅く、冷凍技術が発達した戦後に誕生した料理になります。
また、海鮮丼自体が生まれた経緯については定かではありませんが、お寿司屋さんの「海鮮ちらし」から派生したという説もあります。
このような経緯で北海道などの北日本から海鮮丼が食べられるようになり、そこから徐々に全国に広まっていったのですね。

実際に私が北海道に行った際にはあらゆる所で海鮮丼のお店があり、特に小樽市場などの海鮮市場では、「10秒歩いたら1軒海鮮丼のお店がある」ほど多くの海鮮丼のお店があり驚きました...!
北海道以外でこんなにも海鮮丼がある地域は見たことないなと感じます。
またお店によって多種多様な海鮮丼を販売しており、その日のうちに採れた新鮮な海鮮を使っているからこそ、北海道では鮮度が高く美味しい海鮮丼が食べられるのですね。

味噌ラーメン

続いてご紹介するのが味噌ラーメンです。
北海道といえばインスタントラーメンの「サッポロ一番」に代表されるように、「味噌ラーメンが有名!」と思う方が多いと思います。
しかし、実は北海道の味噌ラーメンとして有名な「札幌ラーメン」は元々醤油味と塩味がベースだったのです。

そんな札幌ラーメンから最初に味噌ラーメンを生み出したのは、今も札幌市で人気を誇っている「味の三平」の創業者、大宮守人さんです。
1955年に味噌汁をヒントに「スープを味噌味にしたらどうなるんだろう」と考えついたことが始まりです。
この味が巷で話題となり、札幌市内はもちろん日本国内各地にも知れ渡るようになり、「札幌ラーメン=味噌味」というイメージが定着していきました。

私自身も北海道に旅行に行った時に「美味しい味噌ラーメンが食べたい!」と意気込んでいたのですが、ラーメン以外にも食べたいグルメが多くお腹が空いた万全な状態でラーメンを食べることが出来ず...
沢山食べた後に締めのラーメンとして無理やりお腹に入れたのを今でも覚えています...
次回旅行に行く機会があるときは万全な状態でリベンジしたいと思います。

シメパフェ

続いてはシメパフェのご紹介です。皆さんシメパフェというものをご存知でしょうか?
「お酒を飲んだ後の最後の締めはラーメン」というのがセオリーだと思いますが、実は北海道では「締めにパフェを食べる」という文化があるのです。
北海道旅行に行く前に初めてこの事を知り、衝撃を受けたのを今でも覚えています...!

元々シメパフェが出来たきっかけは、北海道の飲食店の広報活動にあります。
北海道であるカフェが新しくお店を広げようとなった時に、北海道産のこだわりミルクを使用したソフトクリームでパフェを作り、そのパフェでお店を宣伝しようとなりました。
その際にせっかく宣伝するなら他のお店とも協力して札幌全体でパフェを盛り上げようとなり、「シメパフェ」という言葉をつくったのがきっかけです。
「シメパフェ」というキャッチーなフレーズということもあり、便乗するお店がどんどん増え、次第にTVの特集やSNSでも映え写真として盛り上がり、今のシメパフェの文化が定着していきました。

実際に初めてシメパフェのお店に訪れた時には、今まで食べたことがないほど美味しく見た目も美しいパフェが出てきて、パフェと一緒に珈琲やお酒も楽しめるなど満足いくひと時を過ごすことができました。

スープカレー

最後にご紹介するのは「スープカレー」です。
スープカレーは簡単に説明すると、「スパイシーなスープ」に「野菜やお肉などの沢山のごろっとした具材」が入り「ライスは別盛り」になっているカレーのことです。

元々私はあまりカレーが好きではなく食べた事がなかったのですが、「せっかく北海道に来たなら」とチャレンジしてみたところ、なんと驚くほどの美味しさ... ずっと驚いていてばかりですが、本当に北海道のグルメは何を食べても美味しいなと感じます。

更に海鮮丼と同様にスープカレーも至る所に専門店があり、他の地域では見られない光景となっています。
それもそのはず、北海道の札幌市内に限っても「スープカレー」を提供する店が200店舗以上もあるといわれ、各店それぞれ味付けや具材が異なる独自のスープカレーを提供しているのです。

また、スープカレーの発祥は札幌市の「喫茶店アジャンタ」になります。
元々アジャンタの店主が父親や自身の健康のために、漢方の薬膳スープとインドのスパイス料理を組み合わせた「薬膳カリィ」という料理を提供したのが始まりです。 当初はスープの中に具材は全く含まれておらず、スープのだしとして使っていた鶏や野菜は煮出した後に捨てられていました。
しかし、それを見た常連客から「捨てるくらいなら食べたい!」と要望があり、具ありの「薬膳カリィ」を提供し始めるようになりました。

こうしてスープに鶏や野菜などの具材がゴロっと入り、別皿でご飯を盛って添える今のスタイルが出来上がったのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
北海道のご当地グルメは想像していたより多くあり、そのどれもが美味しいものばかりだったなと振り返りながら思います。
またご当地グルメとは異なりますが、新鮮な野菜も多く、個人的には「野菜を食べに北海道に行ってほしい!」と思うくらい、他の地域とは違うなあと感じます。

ご当地グルメではなく野菜が美味しいというまとめ方になってしまいましたが、是非食べることが好きな方は北海道に訪れて見て頂ければ幸いです。

記事を書いていたら段々お腹が空いてきたので本日はこの辺りで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします。