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【宿泊記】石川県の旅館
加賀屋に泊まってみた

2023.04.06

日常

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こんにちは!マーケティング部の豊嶋です。
つい先日、久々の旅行で石川県へ行ったのですが、その際に宿泊した旅館「和倉温泉 加賀屋」にとても感動しました...!
なんとこの旅館、『プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選』で”36年連続総合日本一”の記録を持っているのだとか。
その後2位3位と推移する時期があったそうですが、2022年の最新ランキングにおいても堂々の1位を獲得しています。(全国の旅行会社による投票を集計しTOP100を選出しており、その中で2位3位であっても充分凄いですが...)

旅館に行く前はそんな素晴らしい施設とは知らず、「良さげな旅館があるらしい」程度の認識であったため、実際に宿泊してより魅力を実感しました。

そこで今回は「和倉温泉 加賀屋」に宿泊した感想を書いていこうと思います。

和倉温泉 加賀屋とは

まず最初に「和倉温泉 加賀屋」の沿革についてご紹介いたします。
そもそも「和倉温泉」は石川県の能登半島にあり、国内では珍しい海から湧き出る温泉として有名です。
開湯1200年と歴史ある温泉でもあり、和倉温泉の泉質には豊富な塩分が含まれます。
そのため美肌や保湿など様々な効能があり、明治13年には「世界三等鉱泉」の栄誉にも輝くほど優れた泉質になります。
そんな和倉温泉の中心部にあり、シンボル的存在となっているのが「和倉温泉 加賀屋」です。

「加賀屋」自体は今から115年以上も前、明治39年9月に創業されました。
元々農家であった創業者の小田與吉郎さんが、和倉温泉を訪れた際に廃業した旅館を見つけ、その旅館をもとに開業したのが始まりです。
創業当時は30名程が宿泊できる木造の建物でしたが、徐々に拡大し今では地上20階、約1,450人の収容人員を持つ全国最大級の旅館になっています。

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宿泊記

それでは早速、実際に宿泊してみた感想を書いていきたいと思います。

館内

まずはお出迎えのラウンジから。
チェックインの手続きをしている間に海側のお席に案内され、抹茶とお菓子でほっこり。
ラウンジはとてもキレイで広く、海側に面しているため絶景が広がり、追加でコーヒーなどの飲み物も頂けるなど、ラウンジだけでも大変満足のいくものでした。

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その後は、仲居さんから館内のご案内とお部屋までの送迎を。
館内には隅々までこだわりがあり、美術館かと思うほど至る所に石川県の伝統工芸品が飾られています。
また金沢のひがし茶屋街のような、旅館とは思えないほど広く風情あるおみやげ処の道があったりと...館内を巡っているだけでも楽しく、あっという間に時間が過ぎていきます。
(写真をあまり撮っておらず、館内をざっくり撮った写真?でお許しください...)

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お部屋

一通り館内のご案内をして頂いたあと、お部屋に着きました。
なんと当日にお部屋のアップグレードをして貰い、「雪月花」という良いお部屋に泊まらせて頂きました。
写真でも充分広いことが伝わるかと思いますが、これ以外にもお部屋があり、更に海も見晴らすことのできる眺望と大変贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
(お部屋の写真も撮り忘れたので、公式サイトのお写真を...)

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画像出典:【加賀屋】客室雪月花

またびっくりしたのが、お部屋のお布団です。食事の間に仲居さんが敷いてくれたのですが、1月の旅行であったため「この寒い時期に布団1枚で寒くないのかな?」と思いました。
ただ布団に入った瞬間、そんな不安はあっという間に消え去りました。全身を優しく包み、旅の疲れを全て癒してくれるような...
気づいた時にはあろうことか1時間程寝てしまい、まさに夢の布団でした。

後々調べたところ「エアウィーヴの布団を導入しています」と公式サイトで発表されていました。エアウィーヴは「The Quality Sleep(眠りの世界に品質を)」というスローガンを掲げ、睡眠の質にこだわる日本の総合寝具メーカーとの事です。
こちらの寝具は掛ふとんだけでも10万以上するので、マットレスから全部揃えるとなると...金額は張りますが、将来的に欲しいなと起きてすぐメモしました。

お布団の紹介がメインになってしまいましたが、お部屋も素晴らしかったので是非泊まってみてください!

食事

次にお食事の紹介です。
石川県は日本海側に面していることもあり、海鮮がとても美味しいです...!
その中でも「和倉温泉 加賀屋」は『プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選』の料理部門においても第2位を獲得しているほどの旅館です。

マグロや鯛は脂がのっており美味しく、ウニや写真にはありませんがサザエのつぼ蒸しなども大変美味しかったです。

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贅沢にカニも頂きました。身がたっぷり入っており至福の時間...
ただカニを食べる機会が久々であったため身を取るのに苦労し、筋肉痛になるのではというくらい長時間カニと格闘していました。
他にも美味しいお料理が沢山ありましたが、載せれず残念..

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そして朝食も地元の食材を使った健康的なお料理。
お食事処も海に面しており、朝日と海の美しい景色とともに大変良い気分で食事をすることが出来ました。

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また、写真に写っている「能登ミルク」がとても美味しく、仲居さんに確認した所「どうぞお部屋にも1本持っていってください」と...!
更にお部屋でコーヒーも飲みたいなと思っていたら(欲張りですね...)、コーヒーも専用の紙コップに入れて渡して下さいました。
朝から沢山のお気遣いを頂き、更に良い気分で過ごすことが出来ました。

温泉

次にご紹介するのは温泉です。
加賀屋の温泉は3階建てになっており、なんとエレベーターや階段を用いて移動します。
1階が大浴場、2階が露天風呂や脱衣所、3階が野天風呂やサウナとなっています。
温泉は写真が撮れないため、公式サイトのお写真をお借りして紹介します。
画像出典:【加賀屋】温泉

こちらが1階の大浴場。浴室からも海が見えます。

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2階の海が見える露天風呂はこちら。一面に果てしない海が広がり開放感が堪りません。

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3階は、陽の光が差し込む野天風呂とサウナ。どの階の温泉もとても満足いくものでした。

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また、個人的には温泉を出た後の無料で飲めるマンゴージュースに感動しました...
ただのマンゴージュースかと思っていたら濃厚かつ飲みやすく、人目を気にせず何杯も飲んでしまいました。
他にも確かアセロラジュースやウーロン茶などもあり(記憶が曖昧なので間違っていたらすいません...!)、温泉後も心地よい気分でいられます。

おもてなし

最後にご紹介するのが、おもてなしです。
加賀屋には沢山の魅力がありますが、なんといっても「加賀屋のおもてなし」はとても感動します。
故先代の女将さんが「お客様の満足を第一に」を考え、おもてなしの心を非常に大事にしており、その信条が今でも受け継がれているそうです。

実際にチェックインの際には沢山の仲居さんが出迎えて下さり、チェックアウト後でも送迎のバスを待つ間、飲み物を提供してくれたりと...
更に外観の写真を撮っていたところ、仲居さんが颯爽と走ってきて「私がお撮りしましょうか?」と。
今まで写真撮影をお願いすることはあっても、仲居さんの方から遠くから走ってきてまでお声がけ頂くことはなかったためとても驚きました。
また、これらのおもてなしのどれもが自然体で、決して強制されたようなかしこまった感じがせず、心からのおもてなし精神がいきわたっている事を感じました。

まとめ

36年連続総合日本一に選出される所以を、身に染みて感じる旅館でした。
私自身食べることが好きなため、今までの旅行はグルメがメイン・宿泊施設の予算は抑えめで...ということが多かったです。
しかし、今回の「和倉温泉 加賀屋」への宿泊をきっかけに、良い旅館やホテル巡りも楽しそうだなと心から感じました。
もうしばらく先にはなりますが、今回の宿泊を機に新しい旅先の予定も立てています。
そちらの宿泊記はまた行った際に...

それでは本日はこの辺りで。最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします。