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長野の郷土料理「おやき」

2023.05.02

日常

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皆さんこんにちは、クリエイティブ制作部の原山です。

先日、生まれ育った地元の長野に帰省をしてきました。

大学の入学を機に長野を離れて、今年で5年目になります。長年住んでいた場所から離れて暮らしてみると、改めて長野の良さを感じるようになりました。そのきっかけとなったのが「食」です。長野にいればいつでも味わうことができていたものを味わえないことに少し寂しさを感じます。長野名物で私が好きな食べ物は「おやき」というものです。昔から祖母や母がよく作ってくれました。他県ではあまり馴染みがないかもしれませんが、とっても美味しい「おやき」の魅力についてご紹介させてください...!

おやきって?

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おやきは、一言でいうと小麦やそばの粉を水で溶いて練った生地に、野菜などの調理した具材を包んだおまんじゅうです。その歴史はとても古く、縄文時代の遺跡から粉を練って焼いた跡が発見されたことが「おやき」のルーツではないかといわれています。現在では、スーパーや惣菜店、土産物店、観光地などでも販売されており、長野の郷土料理として幅広く親しまれています。おやきの作り方には様々な製法があります。

  • 焼き
  • 蒸し
  • 焼き+蒸し
  • 灰焼き

おやきにはこれ!という決まった味がありません。作った人によって、味も生地も違うのです。そして何より色々な種類の餡があるので、選ぶところから楽しむことができます。

おやきの餡の種類

「おやき」の中身となる餡は野菜や山菜が多いですが、最近は色々な種類の餡があります。
代表的なものでは、野沢菜、なす、あんこ、切干大根、かぼちゃ、きのこ、野菜ミックスなどがあります。野沢菜も長野の郷土料理ですね。このように餡は地元で親しまれているものがよく使われています。最近は変わり種の餡も多いです。りんごやさつまいも、くるみやとうもろこしなどがあります。私のおすすめは野沢菜です...!野沢菜は、甘すぎず辛すぎずの味付けが生地と合わさってとても美味しいです。

おやきのおすすめのお店

先程もご紹介したようにおやきには様々な製法や餡の種類があります。お店ごとに作り方や餡の種類も異なるためバリエーションも豊富にあります。その中でも特に私がおすすめするおやきのお店をご紹介いたします...!

いろは堂

長野に住んでいたらほとんどの人が知っているお店なのではないでしょうか。「いろは堂」のおやきは、小麦粉とそば粉の皮を練りこんだ生地を窯でこんがり焼き上げたおやきです。生地はどちらかというとさくっと香ばしく、薄い皮の中にぎっしりと餡が詰まっています。餡の種類も沢山あって、特に季節限定の種類が豊富です。ただ季節限定物は旬の時期だけ少量生産されている為、販売場所・期間が限られており注意が必要です。いろは堂の店舗は長野県に6店舗ありますが、埼玉県、東京都にも1店舗ずつあります。百貨店などで行われる催事にも出店していることがあるので、是非立ち寄ってみてください。

ホームページ https://www.irohado.com/
オンラインショップ https://www.irohado.com/p/search?keyword=
店舗情報 【長野県】
・いろは堂 鬼無里本店
住所:長野市鬼無里1687-1

・OYAKI FARM(おやきファーム)
住所:長野市篠ノ井杵淵7-1

・いろは堂 ながの東急店
住所:長野市南千歳1-1-1ながの東急百貨店  B1F

・いろは堂 MIDORI長野店
住所:長野市南千歳1-22-6MIDORI長野店2F

・いろは堂 善光寺仲見世店
住所:長野市元善町486

・いろは堂 小布施店
住所:長野県上高井郡小布施町大字小布施上町977

【東京都】
・いろは堂 エキュート立川店
住所:東京都立川市柴崎町3-1-1JR立川駅2F 南改札外

【埼玉県】
・いろは堂 上里SA店
住所:埼玉県児玉郡上里町大字五明849番1号

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参考:いろは堂

西澤餅屋

個人的に一番好きなおやきです。「西澤餅屋」のおやきは、蒸して作るタイプのおやきで、もちもちした食感がたまらないです。創業当時から伝統の手作りの味を守り続けてきた西澤餅屋のおやきは、添加物を使用していない野菜がたっぷりと入っており、「健康によいおやき」として評判です。

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ホームページ http://www.oyaki-2438.com/
オンラインショップ https://main-oyaki.ssl-lolipop.jp/chumon.php
店舗情報 ・西澤餅屋 本店
住所:長野県長野市大字南長野南石堂町1261

・西澤餅屋 MIDORI 長野店
住所:長野県長野市南千歳1丁目22−6

参考:西澤餅屋

縄文おやき村

「縄文おやき村」のおやきは、軽く焼いてから蒸して作るタイプのおやきなのですが、ふっくらと蒸しあげた皮が薄くて香ばしく、しっとりとした食感が特徴です。冷めてもやわらかい生地になるので時間が経っても美味しく、お持ち帰りなどにも向いています。オンラインショップも大変充実しておりますので、サイトを訪れるとつい購入してしまいたくなります。

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ホームページ https://www.ogawanosho.jp/
オンラインショップ https://www.ogawanosho.jp/view/category/all_items_all
店舗情報 ・おやき村
住所:長野県上水内郡小川村高府6937

・おやき村大門店
住所:長野市大門町56-1ぱてぃお大門内

参考:縄文おやき村

おやきの作り方

オンラインショップなどで購入するには少しハードルが高いなと思う方は、ご自身で作ってみるのはいかがでしょうか。今回は、祖母に教えてもらったおやきの作り方をご紹介します。一般的には蒸し器を使用して作るのですが、今回はフライパンで簡単にできる調理方法をご紹介いたします。

【用意するもの】
■おやきの生地
中力粉  200g
塩    ひとつまみ
熱湯   200cc

■餡(今回はなす味噌のレシピです)
なす   4,5本
味噌   大さじ4
砂糖   大さじ2
めんつゆ 大さじ1
すりごま 大さじ2

※おやき6個分の材料です

①まず、餡を作ります。なすは半月型に薄く切ってから水にさらして、5分ほど置きます。
②フライパンに油をひいて、水気をきったなすと味噌、砂糖、めんつゆを入れて炒めます。
③なすの水気がなくなるまで炒めたらすりごまを入れて冷ましておきます。
④次に生地を作ります。中力粉と塩をボウルに入れてそこに熱湯をまわし入れながらよくかき混ぜます。
⑤耳たぶくらいのかたさになったらラップにまとめて1時間程そのまま寝かせておきます。
⑥生地と餡を6等分して、薄く伸ばした生地に包んでいきます。
⑦フライパンに油をひき、両面を焼いて色がついたらおやきの半分より少し下の高さまで水を入れて蒸し焼きにします。水がほとんどなくなったら出来上がりです。

最後に

いかがでしたでしょうか。
長野県の郷土料理のひとつ「おやき」には多くの魅力があることが伝わりましたでしょうか...お気に入りのお店を見つけてお取り寄せしてみるのも良いですし、お家で簡単に作ってみるのも良いのではないでしょうか。是非長野のふるさとの味を自宅でも楽しんでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。