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ラグビーのあれこれ

2023.05.09

日常

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こんにちは。マーケティング部の菅谷です。
皆様はこれまでにラグビーというスポーツを見たことはありますか?
時々、試合がテレビでも放映されていることもありますが、なかなか見る機会が無いかなと思います。しかし、今年2023年はラグビーのワールドカップが開催され、テレビでも日本戦など数試合が地上波で放映されることが決定しております。そこで、去年2022年のサッカーワールドカップ同様、盛り上がっていけるようラグビーの紹介をしたいと思います。最後までお付き合いいただけると幸いです。

ラグビーの歴史

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今では、サッカーのFIFAワールドカップ、オリンピックと共に世界3大スポーツイベントの一つとしても数えられるラグビーワールドカップですが、起源は1823年に遡ります。当時のフットボールでは、統一されたルールがなく地域によって異なっていました。ただ、基本的にはボールを手で持って移動することは、どこの地域でも禁止されていました。そこで、ウィリアム・ウェブ・エリスという1人の少年が手で持ったままフィールドを走り出し、この出来事をきっかけに徐々にルールが変化していき、手でボールを抱えてゴールを目指す「ラグビー」というスポーツが生まれました。

そのときの少年の名前から、ワールドカップ杯の名前は「ウェブエリスカップ」という名前がついています。また、今年2023年で10回目を迎えるワールドカップですが、この優勝杯には、ワールドカップの優勝経験のない人以外は触れてはいけないという掟があります。そのため、この優勝杯を目指して選手たちはしのぎを削っています。

また、ラグビーのワールドカップで、試合前にニュージーランド代表の選手が披露する「ハカ」をご存知でしょうか。ハカは、ニュージーランドの先住民族であるマオリ族の民族舞踊です。元々は自らを鼓舞し、相手を威嚇するために行っていたのですが、その他にも相手に敬意を表す時に披露されます。また、ハカを受けるチームの選手は10メートルの距離を取らなければいけないというルールがあります。以前の日本で行われたワールドカップでは、イングランド代表の選手がVの字になりハカを受けるということがありました。この時数人がその10メートルのラインを超えていたため約28万の罰金が発生してしまいました。この罰金は、当時台風の被害にあった日本に寄付されたということでした。

実は、ハカはウォークライと呼ばれる戦いの前の儀式なのですが、ニュージーランド以外にも存在しています。トンガ代表のシピタウ、サモア代表のシヴァタウ、フィジー代表のシビとニュージーランドと合わせて4つほどあります。そのため、ラグビーファンはこのウォークライがある国同士の対戦が決まると胸を躍らせています。

参照:ラグビーの発祥地と起源を解説!日本にはどうやって取り入れられた?
ラグビー選手の試合前の踊りって何?国によって違うの?日本の場合は?
画像参照:イラスト本舗

ラグビーの豆知識

ここからは、そんなラグビーに関する豆知識をいくつかご紹介いたします。

・ノーサイドの精神
ラグビーの試合終了時には、レフリーが「ノーサイド」と言います。
これは、試合では激しい試合を行なったとしても、終われば敵味方関係ないといった精神論に基づいています。

・試合中監督は観客席に
他の多くのスポーツと異なり、監督は試合中は観客席にいることが多いです。
これは、試合中の指示はキャプテンを中心に選手自身が行うという考え方からきています。

・日本代表にも外国人選手が?
ラグビー日本代表なのになんで外国人がいるの?と思った方も多いかなと思います。
これはラグビーはどこの国でプレーしているかということを重要視しているからです。そのため、日本国籍を取得していなくても日本代表になることは可能なのです。
条件として出生地が日本、両親、もしくは祖父母が日本人、5年以上日本に継続して住んでいると、この3つのうち1つを満たしていることになります。以前は3年間日本に住んでいることでしたが、条件が甘いとのことで5年に引き上げられました。

・ラグビーのユニフォームはなぜピチピチなのか?
ラグビーは試合中に相手のジャージをつかむことが認められています。
そのため、相手につかまれにくくするために、各々の身体にフィットするものを採用しています。

・ヘッドキャップの役割
ラグビーでは、ヘッドキャップと言われる珍しいものを装着しています。
これは、頭への衝撃を和らげるために着けていると思う方もいるかと思いますが、実は主な目的は耳が擦れてしまうことを防ぐためなのです。そのため、選手は格闘技などでも聞く餃子耳にもなりがちなのです。

・ラグビーの得点名「トライ」
現在のラグビーではトライをした後に5点追加、そのあとのコンバージョンゴールで2点が追加されます。少し前までは、日本代表はあの有名な五郎丸選手が行っていましたね。しかし、昔はトライでこのコンバージョンゴールの権利が貰え、キックを外してしまうと、得点が追加されませんでした。そのため、名称が「トライ」なのです。

・驚きの平均体重
ラグビーは15人同士で試合を行うので、ピッチには30人がいるのですがこれはスポーツの中でも最多です。その選手の平均体重は国代表クラスでは驚きの約100kg。3桁台の体重の選手が全速力でぶつかり合うのは、交通事故ほどの衝撃があるそうです。

・同点の場合は抽選?
ワールドカップではないのですが、高校、大学や社会人のトーナメント形式の試合では、得点と得点方法が全く一緒の場合、抽選で勝ち負けを決定します。学生同士の一度きりの試合の勝ち負けが、最後に抽選で決まってしまうのはなんとも言い難いですね。

・日本のラグビーの聖地は?
高校ラグビーの全国大会の会場として大阪市にある花園ラグビー場も有名ですが、実は夏になると日本のほぼすべてのラグビーチームが、長野県の菅平に集まります。この地は、標高が高いので酸素が薄く、トレーニングにはぴったりです。ただ、キツさからこの地を嫌う人も多く、観光バスで赴く際には、悲鳴が聞こえてくることは珍しくないです。

参照:日本人が少ない…?ラグビー日本代表に外国人が多い理由とは?

注目の日本代表選手

では、ここで注目のラグビー日本代表の選手を2選手紹介いたします。
今後、試合を見る際に参考にして頂けたらなと思います。

1、松島幸太朗選手
1人目は松島幸太朗選手です。
彼は、ジンバブエ人の父と日本人の母を持つハーフとして、南アフリカで生まれ、その後は日本で育ちました。持って生まれた身体能力と身体のバネは高校時代から目立っており、全国大会での100メートル独走トライは今でも伝説となっています。また、その時の動画はYouTubeにも残っているので、是非ご覧になっていただきたいです。
そしてその実力を買われ、2014年に日本代表デビューを果たしました。何と言っても、彼はスピードと身体の強さ、ボディバランスが優れています。彼に注目して試合を見ると、驚きのプレーを見せてくれることが多いのでオススメです。
また、ポジションは主に15番のフルバックという、一番後方にいることが多いです。

2、テビタ・タタフ選手
2人目は、テビタ・タタフ選手です。
彼は、何と言ってもその力強さが武器です。183cm 124kgという恵まれた体格を武器に身体の大きな相手にも負けないそのフィジカルは見る者を驚かせます。高校時代に、彼の試合を目の前で見たことがあるのですが、すごいなあと思ってプレーを観戦していたことを覚えています。
日本代表に選出されてから、その身体の強さはさらに磨かれ今では、日本代表にいなくてはならない存在になりました。彼の力強いコンタクトに目が離せません。

以上2選手を紹介しましたが、ラグビーは同じスポーツをしていたとしていても、ポジションによって選手の特徴は全く違います。そのため、ラグビーには主役がいないと言われることも多いです。「足が速い」や「キックが上手」「力強い」などそれぞれの個性を活かせるスポーツであるため、どんな人にでも活躍できる場があるというのがこのスポーツの良い所だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
日本代表は、第8回大会の2015年までワールドカップの通算成績は1勝21敗2分けでした。
その中で、数段格上の南アフリカ相手に歴史的勝利を収めたのです。また、ラグビーはスポーツの特性上偶然が起きづらいため、そのことも合わせて話題になりました。
そして、そこから4年後の日本大会では、見事ベスト8まで進みました。
今年2023年のワールドカップでは日本代表はどこまで飛躍することができるでしょうか。
皆さんと一緒に見守っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。