背景画像
BLOG

ブログについて

朝活のすゝめ

2023.06.20

日常

サムネ画像

こんにちは、マーケティング部の松本です。
昔から「早起きは三文の徳」と言うように、朝の時間を有効活用する「朝活」という言葉を耳にしたことはありませんか?近年ではメディアでも取り上げられることが多く、ご存知の方も多いかと思います。
とはいえ、朝というのはどうにも慌ただしいもの。また生活リズムを変えるというのはなかなか難しく、いざ朝活をしてみようと思い立っても実践しにくいですよね。恥ずかしながら私も、以前は出来る限り長く眠っていたいという心の元、朝はギリギリまで眠る日々を送っていました。ですが一年ほど前から心機一転、生活を変えようと思い立ち、朝活を始めました。
そんな私の経験を元に、今回は朝活のメリットや始め方について簡単にご紹介できればと思います。お付き合いいただけますと幸いです。

画像1

そもそも朝活とは?

「朝活」とは文字通り、朝の時間に活動することを言います。単に早起きして一日の活動時間を前倒しするというよりは、自分の趣味やスキルアップのために仕事や学校に行く前の時間を有効利用し、生活を充実させることが朝活の目的です。
「朝活」という言葉が流行する前から、朝早くに活動する人はいました。しかし朝活を推奨する本がベストセラーとなったことをきっかけに、SNSを通じて朝活を行う人同士がコミュニケーションを取ったり、リアルタイムに朝から交流できるようになったりしたことで、朝の活動は一人で孤独に励むものではなく皆で楽しむポジティブな活動として認識され、普及していきました。そして「朝活」と題を打った勉強会やイベントなどが各地で早朝から開かれるようになったというわけですね。

朝活のメリット

心にゆとりができる

朝しっかりと日光を浴びると脳内で働く神経伝達物質のひとつである「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わるものなので、朝活を始めると気分がだんだんと前向きになるように感じられます。また、早起きをして時間に余裕ができることで時間に追われる「焦り」が減り、リラックスした状態にもなります。ゆとりのある時間を過ごすことで、ストレスを軽減することもできると言われています。

生活リズムが整う

現代では夜も街は明るく、パソコンやスマートフォンのブルーライトの光を一日中浴び続けているため、昼夜のメリハリがない不規則な生活を送りがちです。不規則な生活はリラックスと緊張状態を切り替える自律神経の調節などを担う体内リズム(体内時計)を狂わせてしまうので、不眠症などの体の不調を引き起こしてしまいます。
体内リズムを調節するには、毎朝同じ時間に起きて日光を浴びることが効果的です。体内リズムが整うと、ホルモンの分泌や生理的な活動を調整し、睡眠や覚醒をスムーズに促してくれるので生活のリズムが自然と整います。また、朝に分泌されたセロトニンが、夜に自然な眠りを誘うメラトニンの分泌を手伝うため、良質な睡眠をとることができます。

1日の時間を有効に使える

十分な睡眠をとった後の朝は頭がすっきりしていますよね。それは脳の疲れがしっかりリセットされた状態ということ。頭が冴えた朝の時間は、一日の中でも特に集中力を維持しやすい時間帯であると言えます。
ただしこれはしっかり眠った次の日の朝のことで、眠気が強かったり寝ぼけているような睡眠不足の状態は当てはまりません。

朝活の注意点

昼間に眠くなる場合がある

例えばそれまで0時に寝て7時に起きていたのに、急に22時に寝て5時に起きよう!と思ってもなかなか生活を変えるのは難しいですよね。特にいきなり5時起きを始めたりすると、起きた直後はもちろん午後あたりから眠くて眠くて仕方がない、という事になりかねません。いくら朝活で時間を有効に使ったとしてもそれでは意味がありませんので、睡眠時間を削らないこと、そして少しずつ体を早起きに慣らして行くことが大切です。
初めの一週間はいつもより10分早く眠って起き、次の一週間では更に10分。眠気が強かったら5分刻みで少しずつ。身体が負担に感じないよう、少しずつ眠る時間と起きる時間をセットで早くしていき、睡眠時間は減らさないようにしましょう。

早起きがストレスになる可能性がある

生活リズムを変化させる、ということに対して、身体が強いストレスを感じる場合があります。身体の調子が悪くなったり、起きることが苦痛になったり。そんな状態で無理に朝活をしようとしても身体には悪影響でしかありません。無理をせず少しずつ変化させたり、身体が自然と眠くなった時だけ早く寝て起きるようにしたり、自分の身体と上手く付き合いながらにしてみましょう。

同居人と生活リズムがずれる場合がある

家族や友人と一緒に生活している場合、自分が朝活を始めることで他の人に迷惑をかける可能性があります。人それぞれ働き方や生活リズムは異なりますので配慮の上、一緒に朝活をしたり、静かに取り組む工夫をしたり、誰もが気持ち良く朝を過ごせるように気を付けましょう。

朝活の具体例

散歩やランニング、ヨガ

普段から運動をしなくては、と思いつつ、仕事から帰るとそんな余裕はなかなかありませんよね。朝活なら少し眠くても動いているうちに目が冴えて来ますし、終わった後に汗を流したらそのまま身支度に移れます。
日光を浴びながら運動をすることで前述したセロトニンの分泌も促されますし、体力づくりにもなって運動不足も解消できる。一石三鳥と言えるでしょう。最初は10分間家の周りを歩くだけでも十分です。始めたばかりの時は少々疲れてしまうかもしれませんが、段々もう少し長く歩いてみよう、走ってみようという気持ちになって、自然と生活リズムが整って行くかもしれません。

タスク整理

朝の頭がすっきりとした、一人きりの落ち着いた時間にその日やるべきことを整理してみましょう。仕事のタスクもそうですが、例えば冷蔵庫の中の足りないものを帰りに買って来ようかな、という確認でも構いません。その日のスケジュールを落ち着いて整理することで、見落としやうっかりの改善にも繋がります。

趣味

読書や音楽鑑賞、映画やドラマを観たり、ゲームをしたり。自分の好きな事に思い切り勤しむのも良いものです。夜だとついついもう少し、と時間が延びてしまって睡眠時間の原因にもなりがちですが、朝なら出勤時間などで終わりが決まっているためその心配もありません。

勉強

朝の時間は脳が活発で、集中力が高まっているので暗記系の学習をするのに最も適している時間帯だとよく言われています。この時間を有効に活用して、ステップアップのための資格の勉強に励むのもいいでしょう。ただし、あまり一気にやり過ぎてしまうと疲れが出てしまうので、最初は程々から始めましょう。また、眠気が残っているときに勉強をしても身につきにくいので自分の調子と相談しつつにしましょう。

家事

仕事から帰ってくるとつい疲れてしまって蔑ろにしがちな家事、ありませんか?休みの日にやれば良いや、と思っていても休みは休みでやらなければならないことが多く、少しずつ積み重なってしまったり。そんな日々の家事を朝に終わらせられたら、疲れて帰ってきても整った家に迎えてもらえます。
例えば、夕飯の準備をしてみたり。シャツにアイロンをかけて、シーツや枕カバーを洗ったり。早朝の掃除機は家によっては同居人や隣人の迷惑になってしまいますが、軽く床掃除をしたり、湯船や浴室を洗っておけば帰ってから手間無くお風呂に入ることができます。
小さなことでも積み重なると面倒になってしまうものです。そんな家事を朝の時間を使って片付けてしまうのは、仕事を頑張って帰ってきた自分を労うのにも最適です。

セミナーに参加する

朝活で取り組みたいことが思いつかなかったり、さまざまな活動に触れてみたい場合は朝活セミナーに参加するのも1つの手段です。朝活セミナーはさまざまな団体サークルが各地で開催していて、取り上げるテーマも多種多様です。テーマが毎回異なるセミナーもあるため、朝活を通してさまざまな経験を得ることができます。
また、「セミナーに参加する」という予定があれば、早起きする理由ができるため朝活の時間を作りやすくなります。最近ではオンラインイベントも多く開催されているため、朝早くの外出が難しい方でも参加しやすくなっています。

おすすめは朝食

これは私の個人的なおすすめなのですが、朝にゆとりを持って朝食をとるのはいかがでしょうか。
朝はつい忙しくて朝食を蔑ろにしがちですが、朝食は1日の始まりを迎えるために重要な脳のエネルギー源だと言われています。朝食を抜いてしまうとやる気がでなかったり、集中力が保てなかったりと日中の生産性に大きく影響します。
朝食では炭水化物やタンパク質、ビタミン、ミネラルといった栄養素をバランス良く摂取することが大切です。とはいえ朝の忙しいときにそんな手の込んだものは作っていられませんよね。だからこそ早く起きて、ゆとりを持って朝食をとってみませんか。いつもよりちょっとだけ手間のかかるメニューも、朝30分早く起きたら十分作ることが出来ます。
何も必ず自分で作らなければいけないわけではありません。例えば1時間早く起きて家を出て、カフェのモーニングを楽しむのも素敵だと思いませんか?

終わりに

いかがでしたでしょうか。簡単にではありますが、朝活の概要とメリット、オススメの内容についてご紹介させていただきました。
朝活を始めて一年あまり、私は今は大体日の出と同じくらいの時間に起きる生活をしています。以前は随分と夜更かしをしがちだったのが、すっかり早寝早起きが身に染み付いてしまいました。家事や身支度を終えても始業時間まで余裕があるのでタスク整理をしたり読書をしたり、落ち着いた気持ちで朝を過ごすと自然と日中の集中力が高まって、生産性も上がったのではないかなと思います。
みなさんもよろしければ是非、朝活に挑戦してみてください。最初は眠くて辛いかもしれませんが、きっと毎日が今よりも少し彩り豊かになりますよ。

それでは今回はここまで。
今後もMEプロモーションをよろしくお願いいたします。