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"謎の現象"が起こる原因を解明してみた

2023.07.20

日常

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こんにちは、マーケティング部の田中です。

突然ですが皆さん「ファントムバイブレーション症候群」って言葉を耳にしたことはありませんか?
そうです。スマートフォンがブルブルッと振動したはずなのに、手に取ったら実際には着信やお知らせは無かった…というあの現象です。皆さんも一度は経験されたことがあるのではないでしょうか?

今回はそんな世の中に潜む「謎の現象」が起こる原因と対策方法をいくつか解明していきたいと思います。最後までお付き合いいただけますと幸いです。

ファントムバイブレーション症候群

まずは、冒頭にご紹介した「ファントムバイブレーション症候群」が起こる理由を解明していきます。改めてご説明すると、この現象は「日頃からスマートフォンを気にかけている人が、実際には振動していないにもかかわらず、振動したかのように錯覚する現象」です。これは、脳が「スマートフォンの振動=着信通知」として学習し、振動に対して敏感になるために起こると言われています。

原因

この現象が起きる原因として、以下が挙げられます。

①スマートフォンをいつも同じポケットに入れている。

②スマートフォンを常時マナーモードに設定している。

③誰かと連絡を取ることへの強い願望や不安などの心的ストレスを抱えている。

対策方法

上記に挙げたそれぞれの原因ごとに対策方法をご紹介します。

①スマートフォンの収納場所や持ち方を変える

スマートフォンが入っているポケットがいつも同じ場合は、その場所に神経がいきやすくなり、反射的な行動をとってしまいます。
そのため、いつもとは違うポケットにスマートフォンを入れたり、バッグの中に収納するなど、身に着けている場所や持ち方を変えてみることで改善が見込めます。

②スマートフォンの着信設定を変える

概要でご説明したとおり、この現象は脳が「スマートフォンの振動=着信通知」として錯覚することで起こります。そのため、スマートフォンの着信設定をバイブレーションから着信音に変え、電車内などでは電源を切ってしまうというのも効果的です。

③心に余裕を持つ

ファントムバイブレーション症候群は、着信に早く返信をしなければいけない!などの強迫観念も原因として考えられます。たしかにビジネスでは、早く返信をすることは重要であり、何事もスピードが重視されますよね…。
しかし、プライベートではもう少し気を抜いてみても良いのではないでしょうか?まず、就寝中や電波が届かない場所にいるときの返信は不可能です。そして、全ての連絡が緊急を要するものではありませんから、「返信は遅れてもいいや」と開き直ることが効果的です。

とにかく!それが原因で心的ストレスを抱えたり、体を壊してしまっては元も子もなくなりますので、スマートフォンとは適切な距離を保つことが大切なのです。

参考:
海上釣堀湯浅
株式会社鹿児島頭脳センター

飲酒後のラーメンへの食欲

皆さんは、居酒屋などでお酒を飲んだ後に無性にラーメンが食べたくなった経験はありませんか?私自身もこの経験はよくあることで、私の兄や友人も口をそろえて「締めのラーメン食べにいこう!」って言っています。さて、この心理はいかに?

原因

この現象が起きる原因として、以下が挙げられます。

①飲酒によってアルコールを摂取することで、肝臓が糖分を必要とする。必要な糖分は血液中から消費されるため、血糖値が下がることで空腹を感じやすくなる。

②ラーメンの麺は小麦粉でできており、その主成分は炭水化物。糖質を含む炭水化物はアルコールを分解するためのエネルギー源となる。

③ラーメンのスープには、うまみ成分の「イノシン酸」が含まれている。このイノシン酸は体内で分泌されるアルコール分解酵素の働きを活発にする効果がある。

上記で挙げた原因を一言で表すと、飲酒後にラーメンを欲するのは「人間の本能」だと言えます。

対策方法

ラーメンの成分がアルコールの分解に役立つということは、一見健康に良いようにも思えます。しかし冷静に考えると、ラーメンのカロリーは1杯500〜800kcalはあります。ラーメンの前にビールやおつまみなどを食べていることを考慮すると、恐ろしい程のカロリー摂取量ですね。
過剰にカロリーを摂取してしまうと、栄養は消費されることなく、脂肪として体に蓄積されてしまいます。ラーメンのスープには塩分や脂質も多いため、飲酒後のラーメンはやはりグっと我慢するのが得策だと思います。(そのように自身にも言い聞かせます…笑)
そのため、どうしてもラーメンを食べたくなった時にオススメの食べ物や対策方法をご紹介します。

①しじみの味噌汁を飲む

しじみの味噌汁には、肝臓の負担を軽減する「タウリン」が含まれています。また、出汁には、先程ご紹介したうまみ成分「イノシン酸」も含まれています。しじみの味噌汁であればアルコールの分解を促進しつつカロリーも控えめなので、飲酒後にはオススメです。

②温かい飲み物を飲む

ラーメンの代わりに、温かいお茶やコーヒーを飲むのもオススメです。意外と空腹が満たされますよ。飲酒後はアルコールの代謝で脱水状態になりやすいため、積極的に水分を取るようにしましょう。

③飲酒時のおつまみを工夫する

アルコールは脂肪の分解を妨げるので、代謝に使われるビタミンB2もかなり消費します。そのため、ビタミンB2が含まれる豚肉料理を飲酒時に取り入れるのもオススメです。比較的ガッツリ系の料理ではありますが、ラーメンを食べないことを考えると、カロリー摂取量は抑えることができます。

参考:
三豊・観音寺市医師会
株式会社ゼネラルリンク

アイスクリーム頭痛

皆さんは、アイスクリームやかき氷など冷たいものを食べた時に「キーン」と頭痛を経験したことはありませんか?実は、この現象にも「アイスクリーム頭痛」という名前がついています。アイスクリームで頭痛…とそのままの名前のように思えますが、医学的な正式名称なのです!さて、何故この現象は起きてしまうのでしょうか?

原因

この現象が起きる原因には諸説ありますが、以下の2点が有力とされています。

①冷たいものを食べて急に喉や口の中が冷えた時に、人間の体は一時的に血流量を増やし て体温を維持しようとする。その際に頭に繋がる血管が膨張することで頭痛が起きる。

②冷たいものを食べると喉の三叉神経が刺激される。食べたものが冷た過ぎると、三叉神 経が「冷たさ=痛み」と勘違いして、頭痛が起きる。

対策方法

対策方法は簡単です。それは「ゆっくり時間をかけて食べること」です。
ゆっくり時間をかけて食べることで喉の冷えが抑えられ、血管の膨張や三叉神経の刺激を緩やかにします。
冷たいものは時間が経つと溶けてしまうので急いで食べてしまいがちですが、「しっかりと味わうこと」を意識しながら食べることで解決できると思います!これから夏本番になりますので、皆さんもこの対策方法を意識しながらアイスクリームを楽しんでいただければと思います。

参考:
江崎グリコ株式会社

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、世の中に潜む「謎の現象」が起こる原因と対策方法を3つほどご紹介しました。ご紹介した現象は、どれも日常でよく経験することではありませんか?
普段気になりはするけど、名前や原因、対策方法がわからない現象ってまだまだたくさんありますよね。今回のブログが好評でしたら、是非続編の記事も作成させていただきたいなと思っています。

そういえば、「飲酒後のラーメンへの食欲」に名前って付いてるんですかね…?
ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸いです!

季節の変わり目ですので、皆さんも体調にお気をつけてお過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。