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【10年愛用するために】ものを長く使うコツについて

2023.09.21

日常

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こんにちは、クリエイティブ制作部の永原です。

近年は「ミニマリスト」という、身の回りのものをなるべく少ない数で生活していくというライフスタイルが流行しているなと感じています。
そういう話題を取り上げておきながら、私は全くと言っていいほど「ミニマリスト」では無いです。お洋服やお皿、洗剤類のストックに至るまで、用途に合わせてそれぞれ使い分ける程度には種類や数を揃えて生活したいタイプです…!

ただ、一部のものにおいて長く使っているアイテムがいくつかあります。
例えば、普段使っている雨傘があるのですがそれは学生の時から使いはじめて10年くらいになりました。骨が16本ある構造の傘なこともあり、比較的丈夫な作りであることが功を奏した気もしますが、特別高級な傘ではなく家の近所の商業施設で親から買ってもらったレベルのものです。
よく「いいものを長く使う」という方法も聞きますが、「値段が高い→質がいいもの」を使うのでは無く、普通に売られているものから自分が満足するものを見つけて、それをいかに大事に長く使えるかが大切だと私は考えています。

こういった私の経験を元に一つのものを長く使うコツや実践例と、長年使うことで得られるメリット・デメリットをご紹介できればと思います。

大前提として少ないもので生活することがなによりの美徳だと個人的には思っていないです。むしろ、好きなものにたくさん囲まれて幸せな気持ちで過ごす空間はとても素敵だなと!そのため、ものを減らしてNo.1お気に入りを使い倒すという路線ではなく、今ある一つ一つのものを大切に扱っていくために、という内容であることをご了承ください。私はミニマリストにはとてもなれない…!

長く使うコツと実践していること

コツ1 ものをなくさないために定位置を決める

そもそもみたいなところはありますが、ものを長く使う上でなくさないように扱う意識が大切だと思っています。うっかり不注意でなくしてしまうこともあるので、その場合は仕方ないと諦める必要もありますが、まずは手元にあり続けないと長く使うことすらできません。

具体的にどうするかというと、家の中やよく使うカバンの中において「ものの定位置」を決めます。
私の場合、ほぼ全部の持ち物において置く場所・しまっておく場所、さらに特定のカバンではものを入れる場所が決まっているので、お出かけする時はそこから必要なものを出して帰ってきたら同じところに戻すようにしています。家の中でも同じところから出して同じところにしまっています。もしちょっとすぐにしまうのが面倒くさい時でも、「ここに片付ける」というのが決まっているから後でそこに戻す感じです。ものを増やしたとしても、同じジャンルのものがあればそれと同じ場所に入れて、完全に新しいものであれば考えて置いておく場所を用意してあげます。
そうすることで、家の中でものをなくすことが無いということと、もし外で落としてしまっても片付けるタイミングまでにはほぼ確実に気がつくことができます。外で落としてしまったり紛失してしまったとしても数日経ってから無いことに気がつくより、その日の行動範囲からある程度落とした場所が絞られるので、適切なところに連絡すれば手元に返ってくる可能性が上がります。

また、定位置をある程度決めておくことでなんとなくですが「これを大事にしている気持ち」が芽生えてきます。適当に置いておくとどうしてもぞんざいに扱っている感覚になるからか、「家の中でなくした」とか「どこにあるか見つからない」ということが起こるのかもしれないと考えています。
絶対になくさない!というのは難しいですが、大切に扱っているという気持ちの準備としても定位置を決めておくことはおすすめです。ちなみに、定位置を決めると言ってもガチガチに決める必要は無いと思っています…!
例えば、ハンカチ・ティッシュ・お出かけ用巾着・財布などの「おでかけセット」は小さめの引き出しにぽいっと全部入れてます。それも衣装ケースの一角です…特に引き出しの中も整理しているわけではないので、たまに古いレシートがぐちゃっと入っていることもありますがそこは気にしすぎず、「ここに入っている状態にする」を第一に過ごしています。

あくまでもきれいに整頓することが目的ではないので、自分自身の生活のルーティンや掃除習慣との相談をしつつ決めていけると良いのかなと思います。(私はちまちま掃除をするのが苦手で表に出してディスプレイとかはできないので、基本的に全部しまい込みスタイルです)

コツ2 自分が管理できない同じものを必要量以上に持たない

ある程度の消耗品だと買い出しが手間なのでストックを用意することもありますが、基本的に「壊れたら買い直す・使い切ったら買い換える」を心がけて役割が被るものは持ちすぎないようにしています。

そのため、ちゃんと定期的に使える(またはローテーションができる)分だけを持つようにして、ちゃんと使っていられるものを大切にしようと意識することが大切かなと思います。
「自分の所持数のキャパシティがわからないよ」という場合には、まずは全部同じジャンル・役割のものを引っ張り出しましょう!それらを並べてみて1年使っていないものがあれば、私はキャパシティオーバーとして手放します。そして残ったものが自分で管理できるものの数だと認識しています。買ったときの金額が大きいと手放し難くなるかと思いますが、何かしら自分に合わない要素があって放置されてしまったものだと考えられます。その場合には、過去の自分の懐に謝罪しつつ今の私には扱いきれなかったと諦めて手放します。(昔ちょっと背伸びして買ったリップがあったのですが、最後まで使い切れないまま他のものを買って…を繰り返していたので手放してしまいました。使いこなせる自信がついていたらその時には買い直そうかなと…)

または、今は使っていないけど思い入れがあったり人からいただいたりして手放し難いということもあります。それは自分のキャパシティとは別になるので、思い出の品として別枠にとっておくというのも全然良いと思います!
なので、役割が被っていたらどんどん手放すのではなく、自分の中で納得できるものはしっかり残してそれを大切にしていけたらそれはもはや所持数の問題ではないので、気持ちとの線引きを大事にしていくのも心がけています。

コツ3 衝動買いをせず吟味してから購入する

コツ2では所持数の話でしたがもっと前提の部分で、ものを買うときには一瞬で購入まで決めてしまうのではなく、しっかりと自分の中で意味と納得感を出してからお買い物をするようにしています。

割りと慎重派な性格というのもあるのですが(言い換えればビビりだし慎重すぎて失敗することもあります…)、お買い物をするとなった日にはめちゃめちゃ時間をかけてしまいます…あまりにも時間がかかるのでその事自体は全くおすすめはできないのですが、心からお気に入りだと思えない限り購入しないようにする、ということは個人的におすすめです。
「ときめくかどうか」というお片付けメソッドが以前流行りましたが、それと同じように性能的に満足感があったり、デザイン性が気に入ったものであれば時間がたったときにそれを上回るものが出てきにくいというところが大事になってくると思っています。

靴やカバンなど身につけるものから家具・家電まであらゆるものにおいて、ある程度のシーズンや時期になれば新商品や新モデルが発売されています。そういったときに、自分がすでにお気に入りのアイテムを持っていることで「可愛いな、素敵だな」と思うことはあっても、あまり「買い替えたいな」とは思わないようになります。前に挙げた傘も私個人としては新しい傘を買うことを我慢しているつもりは微塵もなく、丈夫で性能的にも満足しているしデザインも可愛いと思っているので10年近く使い続けることが出来ています。
今あるものが使うのに支障があれば遠慮なく買い替えるべきだとは思うのですが、新しいものをお店で見るたびに買い替えていてはお金がかかりますし、ものを長く使うという観点からは外れてしまうことになってしまいます。
そういった事が起きないように、何かを買い足すときは自分の中で「これを持っていればしっかり使い切るまでの間ときめくことができそうであるか」という軸を持って、お買い物をするとよいかもしれません。

コツ4 負担にならない程度のお手入れをする

長く使っていけば当たり前ですが劣化します。使っている以上仕方ないし抗いようもないです。
そのため、自分が「面倒くさいなあ」「やりたくないな」と思わないレベルで大丈夫なので、簡単なお手入れをするようにしています。

有名なブランドのものだと窓口があって修理を依頼出来たりする場合もあるとは思いますが、私の日常使いしているものレベルだともし壊れてしまったりパーツがだめになったりしても全く同じものでリペアや部品交換とかは保証期間でも無い限り無理です。修理屋さんに持っていくという方法もありますが、あらゆるものに対応しているわけではありませんし、場合によっては購入した時の値段より修理費のほうが高くついてしまう可能性も…
そうなると、致命的なまでの破損をしないように、ある意味予防的な意味を持って日々扱っていく必要があります。

とは言っても、お手入れ時間までも楽しめるならまだしも、多大な手間と時間をかけてお手入れをするのはやはり大変です...!あらゆる手入れ方法を調べて身につけるのも大変ですし、場合によってはお手入れ専用の道具が必要になるものもあるのでそろえるにも限度があります。

普段私がやっていることといえば、例えば合皮のシンプルなお財布を大学生の時から使っているのですが、汚れたり濡れたりしたら拭く、それだけです。先ほども挙げた傘も使ったらたたまずに広げて置く、たまに気が向いたら防水スプレーをかけておく、これだけです。元々私の持ち物において一般的にマメなお手入れが必要とされるような素材やアイテムを持っていないというのもありますが、特に破損もせず長い間使い続けています。

もちろん、できることは色々やったほうがより効果的だとはわかっていますが、お手入れ自体を手間に感じてしまったらそれはもの自体を大切にする気持ちも薄れてきちゃいます。それでは本末転倒なので、あくまでも自分ができる範囲でできることだけを、の気持ちでやっています。
何もしないよりは確実に劣化を抑えられるので、負担と思わないレベルで長く使うために愛情を注げればいいのかなと思います。

ものを長く使うことのメリット

【メリット1】お金がかからない

とてもわかりやすいメリットから…!
1つのものを長く使い続けることで買い替えなどによる出費が発生しないということです。先程私の持ち物から傘を挙げましたが、紛失や破損によって買い替えるとなったらコンビニのビニール傘でも700円前後するかと思います。それを仮に年に3回買っていたらすでに2,100円と思うと、量販店に売られているような傘一本であれば買えうる金額にはなります。それを2年3年と続けたらさらにお金を使ってしまうことに…
節約のために大事にしている!というわけではないですが、自分が大切にしているもののおかげで不要な出費を出さずに済ますことができます。

【メリット2】なんかちょっと話題にできる

「この〇〇、10年くらい使っているんですよ」と話の流れでふと言うと、なんかちょっと盛り上がりませんか?
これは実体験なのですが、社会人1年目の時に仕事に行く時に水筒を持って行ってました。これも中学生くらいからずっと使っていたので、当時で10年目くらいのものでした。(引っ越しのタイミングで手放してしまったので今は使っていないのですが、中のパッキンとかは悪くならず水筒として問題なく使えていました。ずっと洗ってくれていた母に感謝です)
さすがに10年も使っていると塗装も剥げてきていたので、それを先輩方に見られたからか水筒の話題を振っていただき、結構長いこと使っていると話したところまあ驚かれました。あまり雑談力がないので、こういうちょっと話題になる事柄をお話できたのはすごく嬉しかったのを覚えています。
このような感じで「〇〇を長年使っている人だ」と人に覚えてもらえる可能性が上がりますし、純粋に話のネタとしてちょっと有効かもしれません。

【メリット3】 一周回って管理が楽

コツの話に戻ってしまう感じもありますが、一つ一つのものを長く使っていると管理が楽です。ものの定位置が決まっていたり、「こういうことをしたいから〇〇を出す」というのが決まっていたりするので、家の中でバタバタ探すことがないために疲れないというのが大きいかもしれません。
自分の持ち物が決まってくるのでお出かけするときは決まったものを出せばいいですし、特に悩む時間もそんなに必要ないです。同じものを使い続けることで壊れたと気がつくのも早いので、同じものを買いに行くかしっかり考えた上で新しいものをお迎えします。新しくお迎えしたものも今あるものと取り替えるだけなので、片付ける場所は変えずに自分のわかるように置いておくことができます。
このように、基本的に自分が持っているものが何なのかがわかるので、持ち続けることに対して疲弊しにくいというのもメリットかなと思います。

ものを長く使うことのデメリット

散々コツやメリットを紹介してきましたが、全くデメリットが無いわけではありません。
どうしても同じものを使い続けることで劣化はしますし、使用頻度が高ければ壊れやすさは上がると思っています。いくら修理はできても無限に消耗できるものなんてないので仕方ない点ではあるのですが、デメリットではあります。
あとは、色々試してみよう!という気持ちは持ちにくくなるかもしれないです。
安定したお気に入りのものがあると他の新しいものに手を出しにくくなってしまい、気がつくと廃盤になっていたりチャレンジ自体が億劫になってしまったりします。新しい商品を試してみるのはすごく楽しいので、「お試しサイズのものを買ってみる」「消費しきったタイミングで思い切る」というようなことを心がけていきたいなと思います。

まとめ

撮ものを長く使うためのコツなどを私の実践を交えてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
手間暇をかけすぎずに今自分が大事にしているものを今後も長く愛用していけたらいいなと思っています。
今回はここまで、最後までお読みいただきありがとうございました。