背景画像
BLOG

ブログについて

Yahoo!広告のMCCアカウント

2021.01.28

マーケティング

サムネ画像

こんにちは、マーケティング部の松本です。
2021年も間もなく1ヶ月が過ぎ、すっかり令和3年という表記にも慣れました。昨年、2020年はご存知の通り様々なことがありました。社会的にもそうですが、個人的にはWEB広告にも大きな変動があった年だと思っています。Yahoo!広告のYahoo!ディスプレイアドネットワーク(以下、YDN)が、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)(以下、YDA)に移行した事を始めとして、広告運用の面においても多くの変化がありましたね。その中でも個人的に印象の強かった、Yahoo!広告のMCCアカウント提供について、今回は少しご紹介出来ればと思います。お付き合い頂けますと幸いです。

MCCアカウントとは

MCCアカウントとは、先んじてGoogle広告で提供されていた、複数のアカウントを1つのアカウントや管理画面で管理出来るようになる機能です。従来のアカウントでは1つのメールアドレス(Googleアカウント)で管理出来る広告アカウントは1つでしたが、MCCアカウントを利用することにより配信状況を一覧で確認したり、操作する事が出来るようになります。
従来は広告アカウントごとに毎回ログインをし直さなくてはなりませんでしたが、その手間を省く事が出来るため、多くのクライアントの広告運用を委託される代理店などにはほぼ必須となる機能です。また、同じMCCアカウント内の広告アカウントに対してはレポートをまとめて作成することも出来ますので、複数の広告アカウントの管理という面では非常に利便性が高くなりました。弊社でも、Google広告ではMCCアカウントを活用して広告運用を行っています。

Yahoo!広告のMCCアカウント

先述した通り、MCCアカウントという機能はGoogle広告でのみ提供されている機能で、Yahoo!広告では一部広告代理店以外には提供されていませんでした。その代わり、1つのYahoo!ビジネスアカウント下に複数の広告アカウントを作成する機能が存在していましたが、そのためには作成する際にYahoo!への申請が必要であり、また一定期間を過ぎると過去に申請を行ったビジネスアカウントでも再度申請の必要がありました。更には既存の広告アカウントを新たに連携させる事は出来ないなど、日々管理する広告アカウントが増える代理店等では少々手間がかかる、という印象があったかと思います。
そんなYahoo!広告において、2020年11月10日以降、全ての代理店に対してMCCアカウントの提供が開始されました。機能としてはGoogle広告のMCCアカウントとほぼ変わらず、強固なセキュリティを誇るが故に少々煩雑であった複数の広告アカウントの管理が一気に簡易化し、大幅に利便性が上昇しました。個人的にとても有り難く、嬉しい実装でした。

Yahoo!広告のMCCアカウント利用手順

MCCアカウントの作成

下記URLにアクセスし、利用しているYahoo!ビジネスアカウントにログインをする事でMCCアカウントを作成出来ます。

https://ads.yahoo.co.jp/manager/redirect?to=/create/mcc

画像1

任意のMCCアカウント名を入力し、「作成」ボタンをクリックすることでMCCアカウントを作成出来ます。MCCアカウント名は後から変更が可能です。

MCCアカウントにリンクした新規アカウントを作成する

①関連付けるMCCアカウントの広告アカウント一覧にある「広告アカウント追加」ボタンをクリックします。

画像2

②検索広告、またはディスプレイ広告の、作成したい方を選択します。

画像3

③「新規広告アカウント申し込み」画面で必要な情報を入力し、「確認画面に進む」ボタンをクリックします。確認画面で内容を確認し、問題がなければ「決定して進む」ボタンをクリックすることでアカウントの作成が完了します。

アカウントリンクを申請する(既存アカウントの紐付け)

①広告管理ツールの「権限管理」タブをクリックします。

画像4

②表示されたアカウント一覧から、紐付けを行うMCCアカウントを選択します。
MCCアカウントはアカウント名の下に「MCC」と表示されます。

画像5

③画面左側の「広告アカウント」をクリックします。

画像6

④「アカウントリンク申請」ボタンをクリックします。

画像7

⑤「広告アカウントID」の欄に紐付けるアカウントのIDを入力します。複数の広告アカウントIDを入力する場合は、スペースで区切ることで100件まで入力が可能です。入力が完了した後で「申請」ボタンをクリックすることで、申請は完了です。

画像8

⑥申請されたアカウントの管理権限を持つユーザーへとメールが送られますので、そのメールから申請が承諾されるとアカウントリンクは完了です。

(参考:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/middlecategory?lan=ja&cid=1988&o=default )

終わりに

いかがでしたでしょうか。新たに実装されたYahoo!広告のMCCアカウント機能は、恐らくこれからアップデートを繰り返すことでますます利便性が上昇していくと予想されます。もちろん、新たな機能を活用せず、従来のやり方で広告運用を行っていく事も可能ではありますが、WEB広告という日進月歩の言葉の通り、日々変化のある業界では、古い機能で不利益を被る事も少なくはありません。今後も様々な情報に対するアンテナをしっかりと張り、情報収集に邁進していきたいと思います。
今後とも、MEプロモーションをよろしくお願いいたします。