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Google Ads Editorとは

2021.12.22

マーケティング
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こんにちは、マーケティング部の松本です。

年末年始はイベントが多く、WEBマーケティングにおいてもなかなか忙しない時期ですね。クリスマスから大晦日、お正月と様々な行事に合わせてプロモーションを展開するにあたって、大量の広告データに触れる機会も多かったのではないでしょうか。
そんな時期に改めて感じる恩恵として、Google Ads Editorがあります。
多くの広告データを編集するのに最適なこのツールについて、今回は簡単にご紹介出来ればと思います。お付き合い頂けると幸いです。

Google Ads Editorとは

Google Ads Editorとは、Googleから無料で提供されている、Google広告を管理するためのアプリケーションです。
使いかたは簡単で、複数のアカウントをダウンロードすることが出来、オフラインで編集したデータをGoogle広告にアップロードすることが出来ます。様々な一括編集が可能で、アカウントの管理画面から編集するよりも多くの時間を節約することが出来ます。
Google広告の管理画面は頻繁にアップデートされ、常に最適な使いやすさを追求されています。しかし、大量の広告データを編集するという点においては、やはりGoogle Ads Editorに勝るものはないと言えるでしょう。

Google Ads Editorのセットアップ方法

Google Ads Editorを利用するまでの手順はシンプルです。

公式ページ(https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/ads-editor/)からGoogle Ads Editorをダウンロードし、「GoogleAdsEditorSetup.exe」というファイルをダブルクリックすればインストールは完了です。展開されたアプリケーションを開き、言語や地域のの設定と利用規約に同意をすれば準備はOKです。

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アカウントマネージャーの画面から、編集したい広告アカウントが紐付いているGoogleアカウントにログインすることで、そのGoogleアカウント内の広告アカウントのデータがダウンロードされます。

もしダウンロードに不明点があれば、公式ページから電話サポートでGoogleのスタッフに相談する事も出来ます。

Google Ads Editorで出来ること

Google Ads Editorはあらゆる規模のアカウントに対して有効に利用が出来ますが、特に複数のキャンペーンで大量のキーワードや広告を設定している場合に役立ちます。操作出来る事は非常に多いのですが、例えば下記のような事が特徴として挙げられます。

一括編集ツールで複数の変更を加える

例えば、広告アカウント内に存在する複数の広告に対し、一括置換や編集を行う事が出来ます。管理画面で操作をすると、一つ一つの広告を選択して編集しなくてはいけませんが、Google Ads Editorであれば選択した全ての広告に対して、一度の操作で変更を加えられます。
複数の広告に含まれる同一の文言を変更したい時、また広告のリンク先URLを変更したい時など、一つひとつの編集では時間がかかってしまいますが、Google Ads Editorを使えば、簡単に作業を完了する事が出来ます。

データファイルのエクスポート、インポートが可能

広告アカウントに変更を加える時、一番に警戒しなくてはならないのは誤った編集を行ってしまうことです。例えば他のアカウントで消す筈だった広告を誤ったアカウントで削除してしまうと、蓄積された配信データが全て消えてしまうため、アカウントの成果に大きな影響を与えます。
勿論誤った編集を行わない事が何より大切ですが、もし編集を完了してしまった後でミスに気付いた場合、最も重要なのはどれだけ早く元の状態に戻すかです。
Google Ads Editorを使えば、編集する前に現状のデータをエクスポートして保存する事が出来ます。また、エクスポートされたデータをインポートすることで、すぐにアカウントをエクスポートしたデータの状態に戻す事が出来ます。

複数のアカウントの管理、編集、表示が同時に可能

Google広告の管理画面では、一度に編集出来るアカウントは一つです。しかし、Google Ads Editorを使えば、複数のアカウントを編集画面に表示する事が出来ます。
編集する対象の確認には一層慎重になる必要がありますが、多くのアカウントを同時に編集しなければならない場合、管理画面からアカウントを毎回切り替えながら作業を行うより、ずっと効率的に時間を節約する事が出来ます。

広告グループやキャンペーン間で複数の項目をコピー、移動する事が可能

アカウント内の様々な項目を、簡単にコピーし、他のキャンペーンや広告グループにペースト、または移動させる事が出来ます。
広告やキーワードはもちろん、配信地域や除外キーワードなど、管理画面では編集に時間を要する項目も、Google Ads Editorであれば簡単に編集する事が可能になります。

オフラインでの編集が可能

一番の特徴と言っても良いのが、Google Ads Editorの編集作業は、アップロードをするまでは完全にオフラインで行われるという点です。
Google広告の管理画面は、全ての編集がリアルタイムでアカウントに反映されます。クリックひとつの操作を誤ってしまっても、それは即時に反映されてしまいます。小さなミスでも、それがアカウントの成果に大きな影響を与えることも少なくありません。そんな人的ミスを防ぐのに最も有用なのが、オフラインでの編集です。

Google Ads Editorでは、まず最初に広告アカウントの最新の状況をダウンロードすることから編集を始めます。
広告やキーワードの削除も、アップロードするまでは取り消す事が出来ます。また、クリック単価の編集などにおいても、一つの括りで複数のキーワードの単価を変更してから、一部の単価を細かく編集する、という作業も、管理画面では一部の単価への編集も一旦反映されてしまいますが、Google Ads Editorならアップロードした時点のデータが反映されるため、可能になります。編集の利便性という面においても、Google Ads Editorは非常に優秀と言えます。

不明点の解決方法

Google広告自体にも言えることですが、Googleから提供されているサービスやツールについては、公式から非常に手厚いサポートがあります。Google Ads Editorに対してもヘルプページが存在しており、操作に関する不明点はこのヘルプページでおおよそ解決する事が出来ます。
ぜひとも活用し、Google Ads Editorを最大限に活用しましょう。
ヘルプページ:https://support.google.com/google-ads/editor

最後に

いかがでしたでしょうか?
Google Ads Editor自体は随分と長く存在し、活用されて来たツールですが、年末年始のようにイベントが多く運用者の作業量が増す時期にはその有難みをより深く感じます。私は普段からGoogle Ads Editorを活用するようにしているのですが、それは編集前後にアカウントのCSVデータをエクスポートすることで、編集履歴として保存しているからです。何をどのように編集したか、メモと共に保存しておくと、自分がどのような運用をしているか、後からしっかり細部まで思い出すことが出来ます。
活用方法は人それぞれですが、多くの機能が存在するGoogle Ads Editorであれば、様々な運用に適した活用が出来ると思います。
これまで利用されていた方はより一層、まだ利用したことのない方はぜひダウンロードして、Google Ads Editorを存分に活用してみてください。