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【初心者必見】LINE広告とは?

2022.07.26

マーケティング

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こんにちは、マーケティング部の田中です。
今回は、日本最大級のユーザー数を誇るメッセージアプリ「LINE」に配信できる運用型広告「LINE広告」について、簡単にご紹介したいと思います。最後までお付き合い頂けると幸いです。

LINE広告の特長

はじめに、LINE広告の特長についてご紹介します。

①圧倒的なユーザー数と高いアクティブ率

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家族や友人との毎日のコミュニケーションに欠かせないLINEは、もはや生活のインフラとも言えるのではないでしょうか。

LINEの国内月間利用者数は、現在9,200万人を超えており、他のSNSのユーザー数(YouTubeは6,900万人、Twitterは4,500万人、Instagramは3,300万人、Facebookは2,600万人)と比較しても圧倒的に高い数値となっています。

そのうち、1日1回以上利用しているユーザーは85%にも達しており、アクティブ率の高さも特長となっています。

②LINEでしかアプローチできないユーザー層

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LINEは、SNS利用者中83.2%という高い利用率で、年齢・性別問わず幅広いユーザーに利用されています。

また、LINE利用ユーザーのうち、TwitterやFacebookなど他のSNSを利用していないユーザーは39.6%にものぼります。

そのため、他媒体ではリーチが難しいユーザーにもLINE広告であればアプローチが可能であり、新規顧客の獲得に適しています。

③膨大なデータを活かしたターゲティング機能

LINE広告では、「みなし属性」や「購買経験」を活用した精度の高いターゲティング配信が可能です。

みなし属性とは、LINEユーザーが登録した性別や年齢、エリア情報や⾏動履歴、 LINE内コンテンツの閲覧傾向や広告接触情報をもとに分類された属性のことです。こちらの属性情報やユーザーの購買経験は、LINEが個⼈を特定しない形で統計的に取得しているデータとなっています。そのため、広告のデータ利用規制が強まる昨今において、安心感や信頼性の高い最先端のターゲティング機能とも言えます。

また、過去にコンバージョンに至ったユーザーの属性や購買行動に類似したユーザーにも広告を配信できる「類似配信」も備わっているため、効率的な広告配信が可能となっています。

④多彩な配信先

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LINE広告ではメッセージアプリの「LINE」のみならず、LINEマンガやLINEショッピングなどの「ファミリーアプリ」と呼ばれる様々なサービスにも広告配信が可能です。さらには「LINE広告ネットワーク」を提供しており、6,000種を超える3rd partyアプリにも広告配信が可能となっています。

参考・画像引用元:
【公式】LINE広告|LINE for Business (linebiz.com)
CNET Japan『フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」
About Facebook『Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破』
Twitter Japan公式アカウント
「みんなのメインステージ」新しい時代・進化する YouTube
LINE広告ネットワーク|LINEが提供するPublisher向けサービス (linebiz.com)

LINE広告の配信先

先述した通りLINE広告は「LINE本体アプリ」への配信をはじめ、LINEマンガやLINEショッピングなどの「ファミリーアプリ」、LINEと提携する3rd partyアプリ「LINE広告ネットワーク」への配信が可能となっています。配信先の詳細は以下の通りです。

配信先 広告の掲載先
トークリスト LINEアプリ内のトークリスト最上部
LINE NEWS LINEアプリ内のニュースページ
LINE VOOM おすすめ動画やフォロー中のコンテンツを閲覧するページ
ウォレット 「LINE Pay」などのLINEが提供する⾦融サービスの⼊り⼝
LINEマンガ マンガ作品が楽しめるスマートフォン向け電⼦コミックアプリ
LINE BLOG 幅広いユーザーが情報発信の場として活⽤するブログサービス
LINEポイントクラブ 指定条件をクリアすることで、ポイントがもらえるサービス
LINEショッピング 1億点を超える様々な商品をLINEアプリ上で購入できるショッピングサービス
LINEチラシ 地域の店舗のセール・特売情報を閲覧できるチラシメディア
LINEクーポン 全国のショップで利用できるクーポンサービス
LINEマイカード お店の会員証などをLINEアプリでまとめて管理できるサービス
LINE広告ネットワーク LINEファミリーアプリや3rd Partyアプリにおける広告配信⾯

引用元:LINE Business Guide_202201-06.pdf (linebiz.com)

中でも「トークリスト」はアクティブ率の最も高いトーク画面の最上部に広告が表示されるため、確実にユーザーにリーチすることができます。

しかし、どの配信面へ広告を掲載するかは広告主自身は指定することができず、ランダムに掲載されます。LINE広告配信面の一部である「LINEショッピング」のみに配信、といったピンポイントの指定はできないものの、LINE(LINE本体およびファミリーアプリ)とLINE広告ネットワーク(LINEと提携した3rd Partyアプリ)のどちらかを指定して配信先を絞ることは可能です。
また、後述する広告フォーマットやキャンペーンの目的によって配信先は異なります。

LINE広告の構成

続いて、LINE広告の構成についてご紹介します。
LINE広告は、以下の画像のように「クリエイティブ」「タイトル」「ディスクリプション」の3つの要素から構成され配信されます。

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画像引用元:【LINE広告】クリエイティブの基本│静止画と動画について|LINE for Business (linebiz.com)

クリエイティブは「静止画」または「動画」を入稿することができます。スマートフォン上の小さな画面で表示されるため、視認性の高いデザインやレイアウトであることが重要です。

タイトルは、ユーザーの興味を惹くインパクトのある内容であることが重要です。なお、文字数は全角半角問わず20文字までとなっているため、訴求内容は端的にまとめる必要があります。

ディスクリプションは、クリエイティブやタイトルの訴求内容を補う説明文です。文字数は全角半角問わず75文字までとなっています。なお、配信先によっては表示されないこともあるため、特に訴求したい内容はクリエイティブ内やタイトルで用いることが重要です。

LINE広告のフォーマット

先述した通り、LINE広告では「静止画」と「動画」をクリエイティブとして用いることが可能です。それぞれの特徴やバナーサイズ・比率については以下の通りです。

静止画

静止画は、Card、Square、カルーセル、画像(小)の4種類の広告フォーマットで利用可能です。1,200×628px、1,080×1,080px、600×400pxの3種類のバナーサイズを用意すれば、全ての配信面をカバーすることができます。
ファイル形式はJPGまたはPNGに対応しており、ファイルサイズは最大10MBまでとなっています。

広告フォーマット名 バナーサイズ
Card 1,200×628px
Square 1,080×1,080px
カルーセル 1,080×1,080px
画像(小) 600×400px

動画

動画は、Card、Square、Verticalの3種類の広告フォーマットで利用可能です。
ファイル形式はMP4のみ対応しており、長さは5〜120秒、ファイルサイズは最大100MBまでとなっています。

広告フォーマット名 比率
Card 16:9
Square 1:1
Vertical 9:16

なお、各フォーマットによって配信先は異なります。詳細は以下の通りです。

Card

横長形式で表示されるフォーマットであり、静止画と動画で配信可能です。
トークリストでは動画のみ掲載できませんが、ほぼ全ての配信面に掲載できます。

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Square

正方形で表示されるフォーマットであり、静止画と動画で配信可能です。
Cardよりも大きく表示され、こちらもほとんどの配信面に掲載できます。

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カルーセル

画像をスワイプできる形式で、最大10枚まで表示可能なフォーマットです。
配信面は限られますが、複数の商品を見せたい場合やストーリー仕立てで訴求したい場合におすすめです。

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画像(小)

トークリストの上部や、LINE NEWS、LINE広告ネットワークで表示されます。
画像は小さいですが、タイトルが主に強調されるフォーマットとなっています。

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Vertical

LINE VOOMとLINE広告ネットワークに配信されるフォーマットであり、動画が画面を専有するように大きく表示されます。
LINE VOOMで表示される際には動画の上下がトリミングされ、再生時と比率が異なって表示されるため、字幕などを挿入する際には注意が必要です。

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画像引用元:【LINE広告】クリエイティブの制作│配信面やサイズについて|LINE for Business (linebiz.com)

LINE広告で利用可能なキャンペーン

最後に、LINE広告で利用可能なキャンペーンについてご紹介します。
LINE広告ではマーケティング目標に合わせて、以下の8種類から配信方法が選択できます。

キャンペーンの目的 最適化方法
ウェブサイトへのアクセス ウェブサイトへのアクセス数の増加が目的の場合に選択します。
リンクをクリックする可能性が高いユーザーに広告を表示します。
ウェブサイトコンバージョン ウェブサイト上でのコンバージョン数の増加が目的の場合に選択します。
コンバージョンする可能性が高いユーザーに広告を表示します。
アプリのインストール アプリのインストール数の増加が目的の場合に選択します。
アプリをインストールする可能性が高いユーザーに広告を表示します。
アプリのエンゲージメント アプリ利用者のアプリ起動回数の増加が目的の場合に選択します。アプリはインストール済みだが利用しなくなったユーザーに再度利用を促したい際におすすめです。
動画再生 動画の再生数の増加が目的の場合に選択します。
多くのユーザーに動画の視聴を促したい場合におすすめです。
友だち追加 LINE公式アカウントの友だち数の増加が目的の場合に選択します。
友だち追加する可能性が高いユーザーに広告を表示します。
商品フィードから販売 ウェブサイトを訪れたりアプリを利用したユーザーが興味を示した商品を広告で表示させたい場合に選択します。その商品の認知度を高めたり、購入を促します。
リーチ 広告のリーチ数を最大化したい際に選択します。ビジネスやブランドをより多くの人に知ってほしい、あるいは期間限定のイベントやキャンペーン情報を多くの人に知らせたい場合におすすめです。

参考:LINE広告(LINE Ads) キャンペーン目的別設定ガイドマニュアル|LINE for Business (linebiz.com)

中でも「友だち追加」はLINE広告オリジナルのキャンペーンとなっており、認証済みLINE公式アカウントの友だちを増やすことが可能です。友だち追加広告の配信面はLINE本体アプリ(トークリスト、LINE NEWS、LINE VOOM)のみとなりますが、精度の高いターゲティング機能を活かして効果的かつ安価に友だちを獲得できます。

弊社では、LINE広告の運用は知識やスキルを認定する「LINE Green Badge」の資格保有者が行っております。運用実績もございますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はLINE広告について、簡単にではありますがご紹介しました。

LINEは2011年の配信開始からアップデートを繰り返し、2016年に広告サービスを開始しました。
広告サービス開始当初は費用が高く、大企業向けに提供されていましたが、現在では導入ハードルが下がり、どの規模の事業主でも予算に合わせて利用できるように改善されました。
そして、精度の高いターゲティング機能や様々な配信機能も実装され、成果の最大化に貢献できる広告サービスへと進化しています。また、ファミリーアプリや3rd partyアプリの提携先も年々増加傾向にあるため、これから配信先も増えていくことが予測されます。

弊社でも、これからのアップデート情報にアンテナを張り、新たな運用技術を身に着けてクライアント様の売上に貢献できるよう尽力して参ります。
それでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。