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YouTube動画広告とは

2022.12.01

マーケティング

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こんにちは、マーケティング部の高相です。
近年はコロナ禍の外出自粛を理由に、自宅でYouTubeを見る時間が増えたという方も多いのではないでしょうか。私もYouTubeを見る時間が以前の2〜3倍になりました。今回はそのYouTube内で目にする動画広告について、簡単にではありますがご紹介出来ればと思います。最後までお付き合い頂けますと幸いです。

YouTube動画広告の特徴

YouTubeの動画広告は皆様もご存じの通り、YouTube内で掲載される動画広告のことです。そんなYouTube動画広告には下記のように多くの特徴があります。

精度の高いターゲティング

YouTube広告はGoogle広告と連携している為、Googleデータを用いる事で「年齢」「性別」「地域」「曜日」「時間帯」「好み」「キーワード」「デバイス」など設定できる項目が数多く存在します。項目を設定しターゲットを絞ることで、興味関心の高いユーザーに向けた広告の配信が可能になり効果の高い広告配信を行う事ができます。

画像やテキストよりも多くの情報を伝えられる

「音」と「動き」の要素を兼ね備えた動画広告は、視覚と聴覚の両方からユーザーに訴求することが可能になります。その為、テキストのみの広告や静止画の広告と比較するとより多くの情報をユーザーに伝えることができ、動画は文字の5000倍も情報を伝えられると言われている程です。また人間の目は自然に動くものを追う性質があり、印象に残りやすいというメリットもあります。

拡大し続ける動画広告の市場規模

株式会社サイバーエージェントの調査報告書「動画広告市場推進・予測」によると、2021年の動画広告の市場規模は4,205億円で昨年対比142.3%となり大きく成長しています。また今後も拡大し続けることが予想されており、2025年には1兆465億円の市場規模になると見込まれます。

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(出典:https://digitalinfact.com/cases/3363)

他プラットフォームと比べて、幅広いユーザーにリーチできる

2020年に発表された情報によると YouTubeの月間国内利用者数は6,500万人を超えました。新型コロナウイルス流行以降に「YouTubeの利用者が増えた」という回答が74%という調査結果も出ています。また、他のオンラインプラットフォーム平均の約3倍以上と非常に多くの人がYouTubeを利用しているようです。その為、YouTube広告では多くの人にリーチできるという特徴があります。加えて18〜64歳という幅広い年齢層が利用している事から、幅広いユーザーにリーチできる事も大きなメリットです。

(参考:https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2020-2)

YouTube動画広告の種類

YouTube動画広告の種類は以下の6種類です。

  • スキップ可能なインストリーム広告
  • スキップ不可のインストリーム広告
  • バンパー広告
  • インフィード動画広告
  • マストヘッド広告
  • アウトストリーム広告

広告によって、掲載場所や動画の長さに加えて、課金形態などが大きく異なる為、特徴を理解し自社の商品やサービスに合った広告の種類を選ぶ事が重要です。それぞれの広告について詳しく解説していきます。

スキップ可能なインストリーム広告

掲載場所 YouTubeおよびGoogle動画パートナー上で配信される動画再生の前後や再生中
長さ 長さの指定なし15~30秒を推奨
特徴 動画再生から5秒経過後、広告のスキップが可能
課金形態 CPV (広告視聴単価)
CPM(目標インプレッション単価)
メリット ・CPVを選択した場合、無駄な費用が掛かりにくい
・スキップしなかったユーザーに対して、購入等の促進効果がある

※CPV=ユーザーが動画を30秒間(30秒未満の場合は最後まで)視聴・30秒経つ前に操作した場合料金が発生
※CPM=広告が1,000回表示されるごとに支払う平均金額を設定

スキップ不可なインストリーム広告

掲載場所 YouTubeおよびGoogle動画パートナー上で配信される動画再生の前後や再生中
長さ 15秒以下
特徴 ・スキップ不可の為、ユーザーに最後まで見てもらう事が可能
・スキップ不可で15秒と長い為、内容によってユーザーに不快感を与える場合もある
課金形態 CPM(目標インプレッション単価)
メリット スキップ不可の15秒動画の為、伝えたいメッセージ全体を伝えることが可能

バンパー広告

掲載場所 YouTubeおよびGoogle動画パートナー上で配信される動画再生の前後や再生中
長さ 6秒以内
特徴 スキップ不可な6秒動画の為、ユーザーに最後まで見てもらう事が可能
課金形態 CPM(目標インプレッション単価)
メリット ・6秒動画の為、ユーザーにストレスを与えにくい
・スキップ不可の為、認知度向上やブランディングに効果的

インフィード広告

掲載場所 YouTubeの関連動画の横
YouTube検索結果
YouTubeモバイルのトップページなど
長さ 動画広告ではない為指定なし
特徴 ・サムネイルと広告見出しで構成されている
・サムネイルをクリックすると広告動画の再生ページが表示
・特定の環境下でサムネイルにカーソルがある場合に、ミュート状態で自動再生される
課金形態 CPV(広告視聴単価)
目的 YouTubeチャンネルの宣伝
メリット ユーザーがクリックする事で再生される広告の為、興味や関心の高いユーザーが見る場合が多く成果に繋がりやすい

※インフィード広告のCPV=サムネイルをクリックして広告を視聴した場合に課金

マストヘッド広告

掲載場所 YouTubeのトップページ上
長さ 最長30秒
特徴 ・最大30秒間の音声無しの動画で自動再生される
・ユーザーがミュートを解除したタイミングで音声が流れる
・年齢や性別などのターゲティングができない
・配信エリアを国単位で選ぶことができる
・事前に広告枠を予約する必要がある、1日1社限定の予約型広告
課金形態 CPD(掲載期間保証型課金)
CPM(目標インプレッション単価)
メリット ・YouTubeのトップページに掲載される為、ユーザーの目に留まりやすい
・認知拡大に適しておりキャンペーン等のプロモーションに効果的

※マストヘッド広告でのCPD=1日単位で課金する方式

アウトストリーム広告

掲載場所 ・Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリのみ
・モバイル端末のみ
長さ 6~15秒
特徴 ・音声無しの動画で自動再生される
・ユーザーがミュートを解除したタイミングで音声が流れる
課金形態 vCPM(視認範囲のインプレッション単価)
メリット 掲載場所がYouTube外の為、多くのユーザーにリーチ可能

※vCPM=実際にユーザーの目に触れる状態にあった広告の1,000回あたりの広告費のこと
(参考:https://support.google.com/youtube/answer/2375464?hl=ja)

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はYouTubeの動画広告について、特徴や広告フォーマットの種類をご紹介して参りました。YouTube動画広告に限らず効果的な運用をする為には、内容を理解し自社に合ったものを取捨選択する事が非常に重要です。

また、先述したように動画広告の市場規模は年々拡大しており、今後も成長していく事が予想されています。更にコロナ禍におけるコンテンツ需要も追い風となり、動画広告を提供しているオンラインプラットフォームでは新機能や新フォーマットの登場も発表されています。
機会がありましたら、他のプラットフォーム内の動画広告もご紹介できればと思います。

それでは、今回はここまで。
今後ともMEプロモーションをよろしくお願いいたします。