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【利用ユーザー急増中】今注目のTVer広告とは?

2023.04.11

マーケティング

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本日のブログは動画市場の拡大により利用者が急増している「TVer」での広告配信についてお話していきたいと思います。オンラインストリーミングサービスの1種であるTVerは、場所や時間、デバイスに囚われず、多種多様な番組を観ることができることから人気を博しています。そんな今人気のTVerでは番組の始めと終わりや間にCMを流すことが可能なため、多くの企業が宣伝として利用しています。
今回はTVer広告には「どのような特徴があるのか」「TVerならではのメリット」などを解説したいと思います。最後までお付き合いいただけますと幸いです。

TVerとは?

TVerは在京民放キー局5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京)を中心に在阪民放5社、広告代理店4社が共同出資し運営する、オンラインストリーミングサービスです。2015年からサービスを開始し、現在総ダウンロード数は5,000万超え、月間ユニークブラウザ数は2,700万超えとユーザー数が急伸しています。

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画像引用:プレスリリース/TVer広告公式サイト

TVerが伸びている背景

①コネクテッドテレビ視聴者数の大幅な増加

近年、スマートテレビやストリーミング・デバイス(Fire TV、Apple TV、Chromecast等)、ゲーム機が発達したことでテレビでの視聴数が急激に伸び、PC視聴を上回り始めました。理由としてはコロナの影響で巣ごもりの需要が拡大するなか、『おうちで楽しめるエンターテインメント』として、大画面で動画配信サービスを視聴するユーザーが増えていることが要因となっています。昨年はワールドカップがABEMAで放送されていた様に、今後も大きなスポーツの大会等は動画配信サービスにて放送されることが予想されるため、コネクテッドテレビでの視聴はさらに伸びていくと推測されています。

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画像引用:TVer広告公式サイト

②番組コンテンツの拡充

2015年のサービス開始当初は民放キー局5社の50番組から始まりましたが、今や全国の民放局に拡大し、その番組数は600を超えました。プライムタイム(19〜23時)の地上波放送番組の85%をリアルタイム配信するなど、番組数を急速に拡充しています。

また、TVerでは年代ごとの名作ドラマ特集や各俳優のドラマ特集が組まれ、ユーザーへの視聴を促しています。さらには放送中のドラマの1~3話を見逃し配信をすることで、某ドラマでは再生回数が400万再生を超えるなど、話題作を生む大きな配信プラットフォームとなっています。

③番組の無料視聴

TVerはWebサイトから利用しても、スマートフォンのアプリで視聴しても料金は一切かからず、全て無料で好きな番組を楽しめます。違法でアップロードされた動画とは異なり、TVerの配信コンテンツは放送基準に則って内容が審査されています。番組の信頼性が担保されているコンテンツが無料で見られることは、民法放送局がサービスを運営しているからこそのメリットです。

TVer広告について

Tver広告とは番組を視聴する際に、テレビCMで放送されるようなイメージで数十秒の広告動画を配信できる広告サービスです。
TVerはもちろんのこと、各放送局の自社サービス(FOD等)やシンジケーションサイト(GYAO!等)のユーザーにも配信ができます。先述したコネクテッドテレビデバイスの普及により、テレビ番組の視聴方法が変わる中、テレビCMを補完する役割を期待されている広告媒体です。

広告のフォーマット

TVer広告はテレビCMと同じくスキップができないので、動画コンテンツを見るためには必ず広告を視聴することが必要になります。
配信時間は「6秒・15秒・30秒・60秒」のいずれかで、3種類のタイミングで広告が流れる仕組みになっています。

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画像引用:TVer広告公式サイト

プレロール :番組が再生される前に流れる広告枠
ミッドロール:番組の再生中に自然なタイミングで流れる広告枠
ポストロール:番組が終了した後に流れる広告枠

メリット

①⾼い視聴完了率

TVer広告は、非常に高い視聴完了率を誇っています。理由としては、TVer広告にはスキップ機能がなく、表示される動画広告の再生がすべて完了するまで動画の続きが再生されないためです。また、TVerを利用しているユーザーは番組視聴を目的としていることから、番組途中で離脱せず最後まで見られることが大きなメリットです。
各デバイス別の「コンテンツの完全再生率」「広告動画の完全視聴率」は下の画像の通りです。

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画像引用:TVer広告公式サイト

Youtube広告の完全視聴率は一般的に10~30%程度と言われているため、TVer広告の90%超は非常に高いことがわかります。
広告の完全視聴率が高いとビジネスの成果につなげやすくなります。広告をしっかり観てもらえるため、商品やサービスについて深く知ってもらうことが可能です。さらに、繰り返し広告を配信することで商品やサービスを覚えてもらいやすくなります。このことを理由にTVerへ広告を出稿する企業が増えてきています。

②嫌悪感・違和感なく広告が受け入れられる

TVer広告は以下の3つの特徴から、嫌悪感・違和感なく広告を受け入れてもらうことができます。

  • テレビCMと同じタイミングで広告が流れる
  • 権利処理済かつ、JIAAのブランドセーフティ基準を満たした番組にのみ広告を配信
  • 広告は厳正な審査を通過する必要がある

株式会社ビデオリサーチ、株式会社マクロミルの調べによるとTVerでの動画広告を自然に見られると回答した割合は「47.6%」、子どもや青少年にとって不適切・不快な表現があると回答した割合は「CM:2.5%/コンテンツ:3.7%」となっています。無料動画投稿サイトと比較すると大きな差になっており、TVerが大きな信頼を得ていることがわかります。

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③独自のターゲティング

TVerを利用するには、事前アンケートとして下記の情報を登録することが求められます。これらの事前登録データや視聴番組の履歴から、「属性データ」「コンテンツデータ」「TVerアフィニティ」の独自のターゲティングを行い、精度の高い広告配信を行うことができます。

  • 生年月日
  • 郵便番号
  • 性別
  • 好きな芸能人
  • 興味関心のあるジャンルなど

これらはユーザーが実登録したデータになるため、ターゲット正解率は93.7%と高い精度を誇っています。その他に時間指定配信はもちろん、OSや携帯キャリア別でのターゲティング、さらには天気に連動してクリエイティブを出し分けることも可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
TVerは場所に囚われずテレビ番組を視聴することができるサービスとして、今後も利用者数が伸びていくことが予測されます。TVerで広告を出稿すると、ターゲティングが正確な上に視聴完了率がかなり高く、より深く商品やサービスを認知してもらうことが可能です。今後もオンラインストリーミングサービスでの広告配信に注目しつつ、お客様の目的にあったプロモーションをご提案できるよう尽力して参ります。
それでは、今回はここまで。
今後ともMEプロモーションをよろしくお願いいたします。