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プレゼン研修を受けて

2021.08.03

社内
研修

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こんにちは、私たち5期生は入社から2ヶ月間、プレゼン研修を受けさせていただき、最終的には全社員の前でプレゼン発表を行いました。

そこで今回は、プレゼン発表当日までの道のりや研修を通して学んだこと、感想をお話したいと思います。

プレゼン準備

まず、プレゼン研修に取り掛かる前の準備として、プレゼンに必要となる資料の作成を行いました。

プレゼン課題

今回のプレゼン課題は「自社グループの売上またはブランディングにつながる施策」です。
はじめに、テーマを選定するために、どういった施策が売上やブランディングにつながるのかというところから考察しました。
その中で、自社がこれまで行っていない施策、かつ同業他社が行って効果が出ている施策を洗い出しました。その結果、私は「SNS広告」をテーマにプレゼンすることにしました。

下調べ

初回の研修では「自由に資料を作って発表してほしい」とのことだったので、正直どうしたら良いのか分からない状態でした。

  • SNS広告とは具体的にどういったものなのか
  • 導入するメリットや期待される効果は何なのか
  • 各SNS(Twitter、Instagram、Facebook、LINE等)の比較、特徴や強みは何なのか
  • ターゲットは誰なのか
  • いつ、誰が、どのように作業を進めていくのか
  • 費用はいくらかかるのか

といったことを調べ、考えながら作成を進めていましたが、
気が付けばページ数は膨大な量になり、構成も散らかっていきました…。

そんな悩みを抱える中で、本来のプレゼンの目的が気になり始め、とある記事を見つけ出しました。
その記事の中での「プレゼンは予告編であり、本編(製品の購入やサービスの導入、意図する行動など)へと相手を誘導し、動かすことがプレゼンの役割であり成功である。」という文章に私は衝撃を受け、考え方が少し変わりました。

構成の考案

本当に伝えたいことは何なのだろう…?と自分の中で考え直し、導き出した答えは、「端的かつシンプルにまとめる」ということでした。そこから私は、

  • プレゼン資料はどのように作成すれば良いのか
  • 構成はどのように組み立てれば良いのか
  • 効果的なデザインとはどういったものなのか
  • 最も魅力的だと思うSNS広告は何なのか

といったことに焦点を当てて考え、数あるSNS広告の中から一つだけをピックアップしてプレゼンすることにしました。
その結果、ページ数は7ページに抑えることができ、シンプルでまとまった資料を作成することができました。

第1回 プレゼン研修

第1回のプレゼン研修では、テーマに沿って作成した資料を基に、4期生の先輩方に向けて練習発表を行いました。

フィードバック

第1回の練習発表でのフィードバックとしては、資料自体の評価は良かったものの、話すスピードが早かったとのご指摘をいただきました。
資料の作成ばかりに注力してしまった結果、肝心の説明の方を怠っていました…。
また、資料作りから始めるのではなく、話す内容を決めた後に資料を作成した方が良いとのご指摘もいただきました。

レクチャー内容

先輩方からレクチャーしていただいた内容は以下の通りです。

  • 時間は10分を目安に簡潔に説明する
  • プレゼンの構成(5W2H)を作成し、そこから伝えたいことを肉付けする
  • 資料は6ページに絞って簡潔にする
  • 質疑応答の対策をしておく

まずは、5W2Hを明確にすることで、プレゼン自体の起承転結が明確になります。
5W2Hに関してはこちらの記事に掲載しておりますので、ぜひご覧ください↓
社内でプレゼン発表をしました | ブログ | MEプロモーション (me-pro.co.jp)

その後、スクリプトを作成していきます。

ページ
番号
ページ名 内容
1 タイトル 効果の見えるタイトル
2 課題 問題→課題の共有
3 解決策 具体的な解決策を提示
4 提供メリット 相手のメリットを提示
5 裏付け メリットの裏付けをデータや事実で提示
6 行動喚起 相手の行動を促すメッセージ

それぞれのページでどのようなことを話すか決めた後に、資料を作成していきます。
また、導入までのスケジュールや工程に関しては10分以内には入りきらない可能性があるため、別途の資料で作成し、質問が来た場合に説明できるようにしておきます。

第2回 プレゼン研修

レクチャーしていただいた内容やご指摘いただいた箇所を修正し、再度4期生の先輩方に向けて練習発表を行いました。

フィードバック

第2回の練習発表でのフィードバックとしては、前回に比べて資料が見やすく理解しやすくなり、話し方に説得力が増したとの評価をいただきました。しかし、予算感や課題の設定に関することや資料の細かい箇所の修正、話し方のスピードやテンションの調整について新たな改善点が見つかりました。

改善への取り組み

まず、選定したテーマや企業の抱える課題、市場の動向について再度よく調べ、さらに理解を深めることに力を入れました。そして、そのテーマは課題にマッチしているのか、聞き手側が納得できるプレゼンになっているのかなど見直しながら修正を重ねました。

次に、話し方のスピードやテンションを調整するために練習を重ねました。
自分で時間を計りながら練習を重ねることで、一定のリズムで話すことができるようになりました。また、オンラインの性質上、対面でのプレゼンよりもさらに分かりやすく伝える必要があったため、声のトーンを普段より少し上げ、言葉に強弱を持たせ、表情やジェスチャーを加えるなど工夫を施しました。

発表当日

当日は、全社員の前でプレゼン発表を行いました。
社長や先輩方とは普段からコミュニケーションを取り合い、ミーティングでも顔を合わせてはいるのですが、かしこまった空気感や真剣な表情から、これまでにない緊張感がありました。
昔から緊張のしやすい私は不安や心配を感じながらも、これまでの研修で学んできたことや努力してきたことを振り返ることで、自信を持ってプレゼンに挑みました。

その結果、今までで一番納得のいくプレゼンを行うことができ、自分の力を最大限に発揮することが出来たかなと思います。
何度も修正を加えたプレゼン資料、何度も練習を重ねた話し方や表情、ジェスチャーに関してお褒めの言葉をいただき、本当に嬉しかったですし自信にも繋がりました。
しかし、質疑応答に関してはもう少し詳しく説明し、対策をもっと練っておけば良かったのかなと反省点もいくつか見つかりました。

まとめ

プレゼン研修を通して、テーマや市場動向、会社の理解を深め、聞き手側の視点に立って論理的に説明することの大切さや難しさを学びました。また、調べて考え、悩んで工夫することを繰り返しながら自信を付けていくことで提案力は磨かれていくのだと実感しました。

資料の修正のために一緒になって頭を悩ませて下さったり、親身にアドバイスを下さったりした先輩方には感謝の気持ちでいっぱいですし、来年は私自身もそのような先輩になりたいと思いました。
学ぶだけでなく、人の温かさに触れることができたとても良い機会になりました。

ここまで長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!