背景画像
BLOG

ブログについて

GA4とGoogle広告の
連携方法とメリット

2022.06.24

データ解析
GA4を学ぼう

サムネ画像

こんにちは!データ解析チームの豊嶋です。
普段からGA4を使用している方の中で、同じGoogleのツールであるGoogle広告を併用して活用している方は多くいるかと思います。
しかし、その一方でGA4を導入してはいてもGoogle広告と連動していなかったり、一応連動してはいるものの、連動によるメリットをあまり理解できていない方も一定数いるかと思います。

そこで「GA4を学ぼう」の第八回目では、そのような方に向けて、「GA4とGoogle広告を連携させるメリット」や「GA4とGoogle広告の連携方法」について解説していきたいと思います。

GA4とGoogle広告を連携させるメリット

まず初めに、「GA4とGoogle広告を連携させるメリット」について解説していきたいと思います。
大きく分けて下記の3つがメリットとして挙げられると思います。

1.GA4でGoogle広告のパフォーマンスをより詳細に分析可能に

GA4とGoogle広告を連携させることで、Google広告の管理画面上だけでなく、GA4でも広告のパフォーマンスを確認出来るようになります。
GA4ではファイルダウンロードなどイベント計測ならではの指標を見れたり、「探索」機能による詳細なレポートなど、Google広告では知れない指標やレポートを用いて分析を行うことができるため、改善に繋がる糸口をより多方面から見つける事ができます。

また、GA4の「広告」機能を使用することにより、アトリビューション機能を活用して、コンバージョン獲得に至る過程の中で、広告が「いつ」「どの程度」貢献したかの情報を把握する事もできます。
※GA4の「広告」機能の詳細に関しましては、Googleアナリティクス4の広告機能をご確認ください。

このように、Google広告単体での分析と比較し、連携するだけで分析の幅が大きく広がります。

2.GA4で設定したコンバージョンをGoogle広告に反映できる

Google広告で通常計測できるコンバージョンは、会員登録や商品購入などのサンクスページを伴うものがメインですが、GA4ではイベント機能を活用することで、サンクスページが必要でないユーザー行動もコンバージョンとしてカウントすることができます。

そのGA4で設定したコンバージョンを、GA4とGoogle広告を連携させることで、Google広告に反映させる事ができます。
そのことにより、コンバージョンに至るまでの中間目標となる指標の達成度や分析まで可能となり、Google広告上での成果を伸ばすために、どのプロセスにテコ入れをすれば良いかが一目で分かるようになります。

Google広告の自動化機能がますます充実している中、GA4で設定した中間目標のコンバージョンもGoogle広告側に取り入れられるようになることは、結果の最適化の観点で大きなメリットがあると言えるでしょう。

3.GA4で作成したユーザーリストをGoogle広告に反映できる

先ほどのコンバージョンと同じように、GA4ではGoogle広告では出来ない詳細なターゲティング設定ができます。
通常であれば、Google広告では主に、年齢・性別・世帯年収やデバイス、地域ごとでの分類しか出来ませんが、GA4では指定のページを閲覧したユーザー、訪問回数、会員登録の有無など、幅広い条件から、ユーザーを分類することができます。

そして、そこで設定したユーザーリストをGoogle広告に反映することができます。
そのことにより、より詳細なターゲットに絞って効果的な配信を行えるようになります。

更に、従来のアナリティクスと異なり、GA4では「予測オーディエンス」の作成が可能となっています。「予測オーディエンス」とは、Googleの機会学習により、ユーザーの将来の行動を予測し作成されるオーディエンスとなります。

今後商品購入に至る可能性があるユーザーの予測などが可能で、そのターゲティングに対しての広告やリマーケティングを行うことで、効率よくコンバージョンを獲得出来るようになります。

GA4とGoogle広告の連携方法

メリットの解説を終えたところで、実際に「GA4とGoogle広告の連携方法」について解説していきたいと思います。

ちなみに、連携を行うにあたって、GA4では編集権限、Google広告では管理者権限が必要となりますので、確認をしてから連携の作業に移るようにしましょう。

①まず初めに、GA4の「管理」から「Google広告のリンク」を選択します

画像1

②次に「リンク」をクリックし、Google広告の設定画面に移ります。

画像2

③Google広告の設定画面に移ったら、右のえんぴつマークから、連携したいアカウントを選択します。

画像3

④その後、「パーソナライズド広告を有効化」や「自動タグ設定を有効にする」の項目で、それぞれの機能を有効化するかどうかを選択します。

画像4

「パーソナライズド広告を有効化」にすることで、GA4で作成したユーザリストがGoogle広告へ取り入れることが可能となります。

また、「自動タグ設定を有効にする」にすることで、広告のクリックによるサイトの訪問に自動で識別のURLが付与されるようになり、参照元の広告をGA4上で把握出来るようになります。

⑤最後に設定した項目の確認画面をチェックし、問題がなければ「送信」を選択し、設定は完了となります。

画像5

まとめ

いかがでしたでしょうか。
GA4とGoogle広告をリンクさせた方が良いと聞いてはいたものの、そのメリットや連携方法をしっかりとは知らなかったために、これまできちんと活用出来ていなかった人もいるのではないでしょうか。

実際に連携して分析を行っていくことで、これまでは気付けなかった改善の糸口が見つかることもあるかと思います。
今回の記事が少しでも今後のパフォーマンス改善のお役に立てば幸いです。

それでは本日はこの辺りで。最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします。