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企業の採用に役立つ!
採用オウンドメディアとは?

2023.04.25

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今回はオウンドメディアの中でも企業の採用活動に効果を発揮する「採用オウンドメディア」の概要やメリット・デメリットについてご紹介していきます。

オウンドメディア自体についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考としてご覧ください。

採用オウンドメディアとは

採用オウンドメディアの定義

採用オウンドメディア(以降採用メディア)とは、企業が採用を目的として自社で企画、制作、運用するメディアのことを指します。主なコンテンツとしては、経営者メッセージや社員へのインタビュー、業務内容紹介等があります。その他にも将来のビジョンや経営戦略等をコンテンツとして発信する場合もありますが、一貫していることは運営する企業のブランディングと採用活動をコンセプトとしている点です。企業の強みやアピールしたい点を自社運営する採用メディアに発信することで、企業に興味を持ったユーザーたちへ広く伝えることができます。

採用サイトとの違い

採用サイトとの大きな違いは、採用以外に関する情報も掲載しているかどうかです。あくまでも、採用サイトは求人情報と応募窓口を提供することを目的としています。しかしながら、採用メディアは採用情報自体ではなく、積極的な企業の情報発信を目的としています。そのため、採用以外のテーマでの情報発信が行われることも多く、その点が大きな違いと言えます。また、採用メディアは採用サイトとリンクさせることで、より大きな効果を発揮します。採用情報以外の情報発信もあるとはいえ、基本的な目標は採用の強化です。そのため、採用に特化した採用サイトと連携により、企業にマッチする人材の獲得の可能性が上がります。

採用オウンドメディアが注目される理由

求人情報サイトの飽和

現在ではマイナビを始めとした求人情報サイトが普及し、就職や転職活動ではそれを利用することが当たり前となっています。しかしながら、求人情報サイトへの掲載には出稿料が発生し、費用をかけて問い合わせてきた人材が要件に該当しないケースも多く発生します。また、求人情報を出稿する会社が多く、埋もれてしまうといった懸念もあることも確かです。加えて、限られた文字数や掲載枠では伝えたい事全てを掲載することは現実的ではありません。そこで、注目され始めているのが求人情報サイトに依存しない、採用活動が行える採用メディアなのです。

仕事に対する価値観の変化

昨今、新型感染症の流行による新しい生活様式を含め、社会や物事に対する考え方や価値観が大きく変化しつつあります。そして求職者の企業選びや活動方法も同様に変化していると言えるでしょう。これまでは年収や会社規模、知名度などの数値化しやすい情報をもとに企業を選ぶことが主流となっていました。しかし、現在ではこれらの情報に加えて、働き方ややりがい、社内の雰囲気等が自身とマッチしているのかについても重視されるようになりました。これはインターネットを通じて手軽に情報収集が行えるようになったことが大きく影響しています。就職活動でのミスマッチは企業にとっても求職者にとっても絶対に避けたいポイントです。そのため、ミスマッチを減らすためにも採用メディアが注目されています。

採用オウンドメディアのメリット

ここからは採用オウンドメディアのメリットについてご説明していきます。

情報収集能力の高い人材を獲得できる

就職活動に対してモチベーションの高い人材は、求人情報サイトだけではなく、あらゆるサイトを通じて企業の情報収集に努めます。その際、採用メディアがあることで、企業として伝えたい情報を余すことなく伝える事が可能です。加えて将来のビジョンや経営理念に共感する人材からの支持の獲得も期待できます。

出稿費が発生しない

コンテンツ作成を自社で賄うことができれば、求人情報サイトとは違って掲載にあたっての出稿費用が発生しません。求人情報サイトの場合、システムにもよりますが人材を採用できなくても費用が発生してしまうケースが多い傾向です。そのため、不確定要素を多く含む出稿費を削減できることは大きなメリットです。
しかしながら、コンテンツの作成には高い技術力が求められます。採用メディアの公開当初や、自社内での運用体制が整うまではプロの力を借りることも一つの選択肢です。外注を行うことで優れたコンテンツを得ることができます。一度サイトに公開されたコンテンツは資産となり、継続的な効果を発揮します。

採用コストの減額

採用メディアは、企画から制作に要する人件費を必要とします。また、制作会社へ外注すれば、制作費の発生も避けられません。そのため、短期的な視点で見ると採用コストが増加しているように見えます。しかしながら、公開した情報やコンテンツはサイトの資産として残り続け、長期間利用することが可能です。
また、インターンシップやアルバイト募集等の情報発信も併せて行うことが可能となります。加えて採用メディアとリンクさせたSNSなど通じて情報を開示することでメディアミックスに繋がり、相乗的な効果が期待できるといえるでしょう。これらを継続的に行うことで、長期的な視点で見れば確実に採用に要するコスト削減に繋がり、大きなメリットを享受できます。

ブランディング

採用メディアは、各SNSにもシェアできるようにすることで企業の認知度の向上に繋がります。現代ではSNSをうまく活用できた企業が躍進しています。また、事業紹介や福利厚生の紹介、社員インタビューなどの幅広いコンテンツを充実させることで、企業としてのブランディングにも効果が期待できます。

採用オウンドメディアのデメリット

続いて採用オウンドメディアのデメリットについてご説明していきます。しっかりとした対策を施せばデメリットを減らす方法も有りますので、必要以上に不安を感じる必要はありません。長所と短所を理解してメリットを最大限享受していきましょう。

中長期施策であるため、効果の発揮までに時間がかかる

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採用メディアを開設してから一定のPV数(記事の閲覧回数)を獲得するには、時間を要するケースが多い傾向です。有料広告とは違いユーザーや求職者に検索、閲覧してもらうことで初めて、PVを獲得することができます。そのため、自然検索時の上位表示が必要です。
この上位表示にはSEOと呼ばれる検索順位を上げていく施策が必要となり、これは一朝一夕で効果を発揮できるものではありません。そのため、メリットである「採用」への効果が出るまでには、半年から1年以上は見ておきましょう。適切に蓄積されたコンテンツは必ず効果を生みます。公開当初は結果が出ずとも更新を続けることがなによりのSEOへの近道です。

デメリットを減らすには

SEO効果発揮までの期間を少しでも減らしたい方は、下記2つの方法が効果的です。

  • 更新料を増やし、メディアコンテンツの拡充を図る
  • SNSと掛け合わせたメディアミックスを行う

採用メディアとSNSを組み合わせれば、隙のないSEO効果へとつながりますが、継続的な更新が欠かせません。効果が出始めた際にも更新の頻度を下げることなく、継続的な情報発信を行いましょう。せっかく獲得できたファンやユーザーを手放してしまう事が無いように気を付けましょう。

全てを自社で賄うのは難しい

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マーケティングや解析、コンテンツ制作に精通した社員がいない場合、コンテンツの準備から制作、運営までを全て自社で賄うことは難しい場合があります。まず始めにあげられる課題がリソースの確保です。コンテンツを定期的に更新していくには、テーマの考案やコンテンツ制作までの準備、公開後の管理までを定期的に行っていかなければなりません。
またコンテンツの精度を高めるためには「SEO知識」や「求められるコンテンツ」を理解しながら記事を制作する必要があります。どこかでプロに依頼しなくてはならない場面が発生する可能性もあります。

デメリットを減らすには

自社運用に不安を抱えている場合は、始めから全てを賄おうとするのではなく、段々と出来ることを増やしていくビジョンを持ちましょう。現段階で自社で賄える部分を明確にし、長い視点で出来ることを増やしていくことで、将来的に自社のみでの運用が叶えられます。
例えばまずはコンテンツ作成だけを行い、メディアが軌道に乗ってきたら管理運用を試みることが最適です。流入数や応募者が増えることはあっても、急に流入数が激減することはありません。少しずつ着実にステップを踏んでいきましょう。
自社で行うことが難しいものは、思い切ってプロに依頼することが大切です。不完全な状態で進めてしまうと、想定を下回る効果しか得られない可能性があります。

まとめ

今回は採用オウンドメディアの概要やメリット、デメリットまでをご紹介しました。出稿費の発生する就職情報サイト等に依存せず、採用効果が期待できる採用ディアは有意義な施策であるといえます。業種を問わず、様々な企業で導入が進んでいることが有効性の裏付けと言えるでしょう。

まだ始められていない方はぜひ、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか?MEプロモーションでは採用オウンドメディアのご提案も行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。