背景画像
BLOG

ブログについて

【運用のヒント】インフィード動画広告とは?

2023.05.11

マーケティング

サムネ画像

こんにちは、マーケティング部の菅谷です。
前回「【運用のヒント】インストリーム広告とは?」というブログで、動画広告の一つであるインストリーム動画広告について紹介しました。
今回は、ユーザーが検索した動画などに関連した広告を表示できる「インフィード動画広告」についてご紹介したいと思います。

インフィード動画広告とは

インフィード動画広告は、YouTubeの検索結果部分や関連動画など、ユーザーがYouTubeで動画を探しているときに表示される広告のことです。2021年に「TrueViewディスカバリー広告」から「インフィード動画広告」へと名称変更されました。
インフィード動画広告の掲載場所は以下の画像のように、「YouTubeの検索結果」「次のおすすめ欄」「YouTubeアプリのホームフィード」の3種類があります。それぞれの特徴を概要を紹介していきます。

YouTubeの検索結果

画像1

画像1

ユーザーがYouTube上で検索した検索結果の上部に広告が表示されます。ユーザーが検索してどの動画を視聴しようか選ぶ時に、インフィード動画広告は必ずオーガニックの動画より上部に表示されるので目に入る可能性が高く、視聴を促すことができます。

次のおすすめ欄

画像3

画像4

ユーザーが動画を視聴している際、「次のおすすめ」欄に広告が表示されます。パソコンでは再生動画の横、YouTubeアプリでは再生動画の下に表示されます。
このオススメ欄には「チャンネル登録している他の動画コンテンツ」、「チャンネル登録しているライブ中の動画コンテンツ」、「チャンネル登録または最近視聴したチャンネルの最新アップロード動画コンテンツ」の3つが表示されます。
これらのおすすめ欄は、多くの人の目に止まるため効果的であると言えます。

ホームフィード

画像5

画像6

ホームフィードとはアプリを開いた時に表示される場所です。どの動画を視聴するか、または検索をするかのタイミングで視聴をいち早く促すことができます。
このフィード最上部、またはフィード内の動画と動画の間に広告を表示させることができます。

画像引用元:Google広告ヘルプ

インフィード動画広告のメリット

クリック率、CV率が高い

インフィード動画広告は、ユーザーが視聴している動画に関連した広告を出すことができるためクリック率やCV率が高いと言われています。
動画広告と言うと、動画視聴中に登場する「インストリーム動画広告」を思い浮かべる人が多いと思います。こちらは、ユーザーが動画を視聴している最中に広告が流れるため、人によってはYouTube広告において一番クリック率が高いと思われるかもしれません
しかし、Googleの調査によると、動画コンテンツに広告を出すインストリーム動画広告よりもインフィード動画広告の方がクリック率が5倍も高いというデータがあります。そのため、インフィード動画広告は自分たちの動画をクリックして見てもらいたい時に効果的な施策といえます。
また、インフィード動画広告は、その他の動画コンテンツに溶けこむため、ユーザーに広告という印象を与えずに配信することが可能です。コンテンツに溶け込んだ状態の広告を配信することができるため、ユーザーがアクションを起こしやすいという特徴があります。

コストを抑えることができる

インフィード動画広告はユーザーに広告が表示されても、クリックされなければ広告費は発生しません。課金形態において、その他の広告と比べてコストの面で抑えることができます。
また、インフィード動画広告は性別や属性、趣味などでターゲティングがしやすいと言われています。狙ったターゲットに対し、適切なタイミングで、商品やサービスを訴求することができます。これらのように、より洗練されたユーザーへ、低コストでアプローチできることが魅力です。

チャンネル登録や他の動画の視聴も期待できる

インフィード動画広告に配信される動画は、広告主のチャンネルを通じて配信されます。
そのため、動画を魅力的に感じてもらえれば他の動画を見てもらいやすく、さらにチャンネル登録もしてくれる可能性があります。
実際、Googleがインフィード動画広告を通じて動画を見たユーザーは、24時間以内に自分たちの他の動画を視聴する可能性が高いというデータも出しています。
そのため、インフィード動画広告は広告視聴の1回にとどまらず、継続的な視聴を保つことができます。

インフィード動画広告のデメリット

広告要素が高ければ離脱に繋がる

先ほど述べた通り、インフィード動画広告は、広告と感じさせづらいということが、メリットです。そのため、「今だけ〜」や「限定〜」といった、広告要素の強いフレーズの使用は避けることをおすすめします。ポイントとしては、広告として作成するのではなく、その他のコンテンツの一部として作成することです。

視聴されない可能性がある

強制的に視聴させるインストリーム動画広告とは違い、クリックされない限り視聴されません。
そのため、認知を目的としている場合は、インフィード動画広告よりもインストリーム動画広告が適していると言えるでしょう。インフィード動画広告は、興味関心の高いユーザーに対して「購入促進」を目的に使うことで力を発揮します。各々の目的に合わせて使う広告を選択しましょう。

インフィード動画広告の運用に関するヒント

サムネイルとテキストが重要

インフィード動画広告が配信される場所の関係上、動画を見てもらうにはサムネイルとテキストで訴求する必要があります。そのため、広告をクリックしてもらうためには、サムネイルにより目を引くデザインが必要となり、それがインフィード動画広告を成功させるために一番重要なポイントと言えます。
また、文字よりも画像、画像よりも動画の情報量が多く、映像の表現力は、活字や静止画による情報伝達力と比較すると、5000倍もの差があるとも言われています。
そのため、インフィード動画広告は、通常の動画広告に比べてユーザーへ訴求を行うことができる傾向があります。しかし、サムネイルやテキストの工夫次第で、ユーザーの興味を引くことができるでしょう。

見出しと説明文の文字数に注意

インフィード動画広告だけではなく、どの広告文にも言えることですが、デバイスや広告枠によって、表示される文字数が変わってきます。
インフィード動画広告は、モバイルでは見出しに表示できる文字数が少なくなり、パソコンと比べてもより多くの見出し文が「...」で省略されてしまいます。そのため、重要な情報や伝えたい内容はできるだけ先頭に持ってくるようにしましょう。

動画は短く、伝わりやすいことを心がける

先ほど述べた通り、インフィード動画広告は性質上、広告と認識せずにクリックするユーザーも少なくありません。また、関連動画やトップフィードの最上部にも表示されるため、ユーザーが無意識にクリック・タップすることもあります。このようなケースも考慮しつつ、広告効果の検証をしていく必要があります。
また、インフィード動画広告では、広告動画を視聴したユーザーの動画に対する評価や同じチャンネルの別動画を視聴したかなど、その後の行動を確認することができます。費用対効果の測定の際にはこれらの機能も有効活用し、効果の最大化を図りましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はインフィード動画広告のメリットやデメリット、運用に関するヒントをご紹介いたしました。
動画広告でも目的によっては全く別の動画を作成する必要があります。また、検索結果から広告動画にたどり着くといった行程にはGoogleのリスティング広告の要素が含まれています。また、サムネイルで、ユーザーへ働きかけるなど、ディスプレイ広告の要素も含まれています。
そのため、リスティング広告とディスプレイ広告の運用をしたことがあると、インフィード動画広告の運用はしやすいです。弊社では、これらを含め、様々な広告運用で培った技術を駆使し、インフィード動画広告の運用も行って参ります。
それでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。

参考記事:インフィード動画広告とは?メリットや成功事例を解説
YouTube広告「インフィード動画広告」とは?しくみや表示場所、運用のコツまで
インフィード広告とは?メリット・デメリットや運用時のポイントも解説
YouTubeのインフィード動画広告(旧:TrueViewディスカバリー広告)とは?メリットや出稿のやり方、制作のコツを詳しくご紹介!