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YouTubeに
「プロモーション機能」が登場

2023.10.12

マーケティング

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こんにちは、マーケティング部の田中です。
YouTubeを運用している皆さん、突然ですがこんなお悩みはありませんか?

  • 動画を投稿しても視聴回数が伸びない
  • チャンネル登録者数を増やしたい
  • もっといろんな人に動画やチャンネルを見つけてもらいたい

このような悩みを解決する機能がYouTube Studioに登場しました。
今回は、YouTube動画の宣伝機能についてご紹介いたします。
最後までお読みいただけますと幸いです。

YouTubeのプロモーション機能とは?

こちらの機能は、簡単にいえば「動画を宣伝できる」機能です。2023年9月現在はベータ版のみが実装されています。

YouTubeチャンネルの動画を管理する「YouTube Studio」というツールがありますが、コンテンツ管理画面に「プロモーション(ベータ版)」という項目が追加されました。こちらの機能を活用した場合、宣伝する動画はYouTube内の以下3箇所に掲載されます。

  • YouTubeの検索結果
  • 次のおすすめ欄
  • YouTubeアプリのホームフィード画面

掲載箇所は、先日のブログでご紹介した「インフィード動画広告」と同様です。
それぞれの掲載箇所に動画のサムネイルが表示されることや、クリック後に動画が再生されることなど、形式や仕組みはインフィード動画広告と同じです。

インフィード動画広告については、「【運用のヒント】インフィード動画広告とは?」にてご紹介しておりますので、併せてお読みいただけますと幸いです。

インフィード動画広告との違い

YouTube動画のプロモーション機能は、インフィード動画広告とほぼ同じ作りになっていることをご紹介しましたが、続いてはインフィード動画広告との明確な違いについてご紹介します。

広告内に「チャンネル登録」ボタンが付く

画像1

インフィード動画広告はシンプルに「サムネイル」「見出し」「説明文」のみで構成されていることに対して、プロモーション機能を活用した宣伝では右記の画像のように、広告内にチャンネル登録を促すボタンが表示されます。
動画のサムネイルやタイトルでユーザーを惹きつけることができれば、動画が再生される前にチャンネル登録をしてもらえる可能性もあります。
現在インフィード動画広告の運用も担当しておりますが、実際に「チャンネル登録を促せる機能があればいいのにな〜」と何度も思ったことがあります…。笑
現時点では「チャンネル登録を促すボタン」をつけることができるのはこちらのプロモーション機能のみなので、チャンネル登録者数を増やしたい場合は大いに試してみる価値があると思います。

独自のターゲティング機能

インフィード動画広告では、地域・年齢・性別・世帯収入や興味関心・購買意向・リマーケティングなどGoogle広告としてのターゲティング設定が可能です。
しかしYouTubeのプロモーション機能を活用した場合、「既存のチャンネル登録者と視聴情報に基づいた、動画を視聴する見込みが高いユーザー」をGoogleが自動的に判断して表示されます。そのため、日本やアメリカなど国単位の地域と視聴者の言語でしかターゲットを設定することができません。
細かいターゲットの設定や調整ができない反面、Googleが視聴見込みの高いユーザーを分析・判断してターゲットを調整してくれるため、こちらもチャンネル登録者数を増やす施策としては有効だと思います。

動画広告配信の条件

ここまでYouTube動画のプロモーション機能をご紹介させていただきましたが、広告配信できる動画には以下の条件があります。

プロモーションの対象となるには、動画が以上全ての条件を満たしている必要があります。

YouTube動画のプロモーションのはじめかた

最後に、YouTube動画の広告配信までの流れについて簡単にご紹介させていただきます。

①「YouTube Studio」にログイン
②左側メニューの「コンテンツ」を選択
③上部メニューで「プロモーション」を選択
④「開始」ボタンが表示されるのでクリック
⑤広告配信を行うGoogle広告アカウントを選択
※広告キャンペーンを設定するには、チャンネルにGoogle広告アカウントをリンクする必要があります。Google広告アカウントをリンクしていない場合は、YouTube Studioで設定するよう求められます。
⑥宣伝する動画をチャンネル内から1つ選択し、任意で「見出し」「説明文」を入力
※プロモーションの見出しは全角90文字以内、説明文は全角70文字以内
⑦広告を配信する「国」と任意で「視聴者の言語」を選択
⑧広告の「予算」とプロモーションの「終了日」を入力し、「プロモーションを実行」をクリック
⑨設定完了後は動画の審査(1~2営業日程)が始まり、通過すれば配信開始

以上が広告配信までの流れとなります。
現時点ではGoogle広告管理画面から開始することは出来ず、YouTube Studio経由でしか始めることができません。またプロモーションを始める際は、YouTubeチャンネルとGoogle広告アカウントのリンクが必須となるため、両方の管理者以上の権限が必要となります。

参考:https://support.google.com/youtube/answer/12199105?sjid=17721123230201797874-AP

最後に

いかがでしたでしょうか?今回はYouTube動画のプロモーション機能の概要やインフィード動画広告との違い、出稿条件や配信の始め方についてご紹介いたしました。

チャンネル数が増加傾向にある近年において、YouTubeでは競合の数も増え続けています。せっかく良い動画やチャンネルを作ってもユーザーに見つけてもらえない…というのはもったいないものです。

まずは競合にも劣らない強みやコンテンツを見出し、試行錯誤を重ねながらチャンネルを伸ばしていくことが重要だと思いますが、YouTubeを運用する上で、まずはいろんな人に動画を見つけてもらうことも大切です。チャンネルがどうしても伸びない方や、自信を持って作った動画を広めたい方は一度試してみてはいかがでしょうか?

それでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。