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Webマーケティングの用語解説

2023.06.15

マーケティング

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こんにちは。マーケティング部です。
最近のマーケティングブログでは様々な媒体の広告についてお話しすることが多かったのですが、本日は原点に戻り、マーケティング用語についてお話ししていきたいと思います。
マーケティング用語と一口に言っても多様で、1記事に掲載できる用語は限られます。今回のブログではWebマーケティング(Google広告やYahoo!広告)でよく使う用語・レポート等の管理画面で目にする用語や指標をメインに記載していきます。最後までお付き合いいただけますと幸いです。

用語一覧・詳細説明

今回は以下の計8個の用語をピックアップしました。

  • インプレッション数
  • クリック数
  • クリック率
  • クリック単価
  • コンバージョン数
  • コンバージョン率
  • コンバージョン単価
  • 費用、コスト

見たことや聞いたことがある用語はありますでしょうか。「この用語知ってる!」という方も多いかと思います。それでは上記の8個の用語を細かく見ていきましょう。

①インプレッション数

インプレッション数、または表示回数と呼ばれます。略称としてはIMPと表記されます。既になんとなくお察しかと思いますが、インプレッションは広告が表示された回数を指します。
インプレッションという言葉が他に使われる場面を挙げると『インプレッション課金』というものがあります。これは広告の表示回数で広告費が課金されていく方式のことを言います。インプレッション課金はCPM(Cost Per Mile)とも呼ばれ、その名の通り1000回の広告表示あたりの料金を示します。

②クリック数

これも分かりやすい名前ですね。クリック数は表示された広告がクリックされた回数のことです。略称としてはCTsと表記されます。
広告がクリックされた回数ということから、広告に設定しているWebサイトへどれだけの人が広告を通して訪問してくれたかがわかる数字とも言えます。

③クリック率

クリック率とはインプレッション数に対して広告がクリックされた割合のことを指します。略称としてはCTRと表記されます。
クリック率が高いと成果の良い広告・広告文・画像等と言うことができますね。

④クリック単価

クリック単価は広告が1回クリックされた時にいくらかかったのかわかる数値になります。略称としてはCPCと表記されます。
前述したインプレッション課金に対して、『クリック課金』というものがあります。これは1回のクリックで費用が発生するもので、インプレッション課金のように広告が表示されるだけでは費用が発生しない課金方式になります。

⑤コンバージョン数

コンバージョン数は広告配信の目標(お問い合わせや購入等)を達成した数のことを指します。略称としてはCVと表記されます。
コンバージョンとして設定するものを間違えてしまうと成果が出なかったり、認知拡大目的の広告ではコンバージョン数は多くならないことがあったりする為、コンバージョンについてはよく理解する必要があります。

⑥コンバージョン率

コンバージョン率は広告がクリックされた回数に対してコンバージョンに至った割合を指します。略称としてはCVRと表記されます。
コンバージョン率が低い場合は広告を通してWebサイトに訪問してくれたユーザーを逃してしまっていることになる為、Webサイトの内容精査や、ランディングページの最適化、入力フォームの最適化をすると改善されることがあります。

⑦コンバージョン単価

コンバージョン単価は1回のコンバージョンにいくらかかったのかわかる数値になります。略称としてはCPAと表記されます。
コンバージョン単価は低ければ低いほど、広告が成果を出しているということになり、費用対効果が高いと言えます。

⑧費用、コスト

管理画面やレポート、Web広告について話している時に使われる『費用』という言葉はWeb広告に使用する(使用した)予算のことを指します。

計算式

ここまで、用語についての詳細説明をしましたが次は実践に使える計算式をまとめていこうと思います。本日の8個の用語にはそれぞれ関係性がありますので、あわせて覚えていきましょう。

求める値 計算式 計算式(略称)
インプレッション数(IMP) クリック数÷クリック率 CTs÷CTR
クリック数(CTs) インプレッション数×クリック率 IMP×CTR
クリック率(CTR) クリック数÷インプレッション数 CTs÷IMP
クリック単価(CPC) 費用÷クリック数
コンバージョン単価×コンバージョン率
費用÷CTs
CPA×CVR
コンバージョン数(CV) クリック数×コンバージョン率
費用÷コンバージョン単価
CTs×CVR
費用÷CPA
コンバージョン率(CVR) コンバージョン数÷クリック数 CV÷CTs
コンバージョン単価(CPA) 費用÷コンバージョン数
クリック単価÷コンバージョン率
費用÷CV
CPC÷CVR
費用、コスト クリック数×クリック単価
コンバージョン数×コンバージョン単価
CTs×CPC
CV×CPA

求める指標によっては、計算式が2つあるものもあります。また、各指標には関係性があり、指標の内容を理解することで計算式を丸暗記しなくても求めることができます。
例えば、コンバージョン単価を求めたい時、コンバージョン単価は『1回のコンバージョンにいくらかかったのかわかる数値』ということを理解していると、広告にかけたお金はいくらか、またコンバージョンは何件獲得できているかが分かれば分かりますよね。

身近なものに置き換えるとすると、

¥30,000分のショッピングをしました。(費用¥30,000)
合計で15アイテム購入をしました。(コンバージョン15件)
1アイテム平均いくらで買うことができていますか?(コンバージョン単価は?)
ということになります。この場合、1アイテムの平均価格を求めるには
¥30,000÷15アイテム
を計算することになります。
よってこの場合の1アイテムの平均価格(コンバージョン単価)は¥2,000になります。

丸暗記するのも良いですが、こういったように内容理解・概念理解をすることがWebマーケティングに携わるにあたって、必ず力になります。

計算問題

では実際に、何問か問題を解いてみましょう。
正解はこの記事の一番下に記載しておりますので答え合わせに使ってください。

①次の場合のCPCを求めてください

費用:¥500,000
IMP:10,000
CTs:2,000
CV:200

②次の場合の費用をいくらにすべきか求めてください

IMP:150,000
CPC:¥120
CVR:1%
目標CV:200

さいごに

いかがでしたでしょうか。本日は基本的なWebマーケティング用語について触れました。
様々な広告媒体についての理解を深めるとともに、Webマーケティング自体についても再度目をむけていただけますと幸いです。MEプロモーションのマーケティングブログでは過去に「マーケティング」についての記事や「マーケティングに活かす心理学」等の違った観点からの記事もありますので、そちらもぜひご覧くださいね。
それでは、今回はここまで。さいごまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
今後もMEプロモーションをよろしくお願いいたします。

<計算問題回答>

①¥250
(計算式)
CPC=費用÷CTs
¥500,000÷2,000

②¥2,400,000
(計算式)
まずCPAを求めます。
CPA=CPC÷CVR→¥120÷1%=¥12,000
そして費用を求めます。
費用=CV×CPA→200×¥12,000=¥2,400,000