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テレワークでの防災
2021.08.31
社内
防災
こんにちは。1年ぶりの防災シリーズです。
今月は前線停滞で大雨被害を受けた地域があったり、やはり日本は「災害大国」と言われるほど日々災害と隣り合わせなことを痛感します。
9月1日は防災の日、8月30日~9月5日までは防災週間ということで久しぶりに防災について考える日にしてみましょう。
また、現在弊社ではテレワークを行っているため、テレワークでの防災について考えていければと思います。
防災の日・防災週間
改めて防災の日は、1960年に内閣の閣議了解により制定されました。この9月1日という日付は1923年の関東大震災が発生した日であり、さらに例年台風の襲来が多いとされる二百十日にもあたります。
また、この防災の日を含む8月30日~9月5日は「防災週間」に定められ、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込めて、毎年全国各地で防災訓練が行われる日となっています。
【参考】「防災の日」及び「防災週間」について : 防災情報のページ - 内閣府,
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/week/bousaiweek.html
テレワークでの防災
昨年までに防災シリーズで書いていた内容は千代田区のオフィスに出社していた頃の内容でした。今回は社員全員がテレワークを行っている現在の状況に合わせた内容にアップデートして行きたいと思います。
災害発生時の社員の安否確認
出社して全員が顔を合わせていた時と違い、テレワークでは自宅などそれぞれの場所で業務を行っています。その中で災害が発生した時、まず安否確認が必要になってきます。
以前「災害時の連絡方法」についての記事でも書いていますが、災害時には被災地に向けて多くの電話が一斉にかけられる輻輳状態となるため、被災地方面への電話は繋がりにくくなります。
そういう場面で活躍するサービスをご紹介します。
まず以前の記事でも紹介していますが、以下のような災害時伝言サービスは災害時に重要になってくると思うので再度ご紹介しておきます。
概要 | 無料体験 | |
---|---|---|
災害用伝言 ダイヤル(171) |
被災地外にある伝言センターに接続する。たとえ被災地への電話が混み合っていても、比較的繋がりやすいと言われている。被災地同士での安否確認、被災地からその他の地域の人にメッセージを伝えることも可能。 | NTT東日本 ・毎月1日,15日 00:00~24:00 ・正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00) ・防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00) ・防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00) |
災害用伝言板 | 各電話会社(事業者、キャリア)が提供する、震度6弱以上の地震など大規模な災害が発生した場合にメッセージの伝言板の役割を果たすシステム。発生後30分後を目標に設置され、被災地から電話やインターネットを使って安否確認の伝言を登録・確認をすることが可能。 | 【共通】 ・毎月1日・15日 ・正月三が日 【各社】 →Softbank →KDDI Group →NTT Docomo |
災害用WEB171 | 災害用伝言ダイヤル(171)の電子掲示板ともいえるシステム。震度6弱以上の地震など大規模な災害が発生した場合に稼動し、電話番号をキー情報として被災者の安否に関する情報を確認することが可能。 | NTT東日本 ・毎月1日,15日 00:00~24:00 ・正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00) ・防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00) ・防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00) |
それぞれのサービスに沿って、事前に番号を社内で共有などしておけば、社内の安否確認にも使用できます。
ただ市外局番しか指定できなかったり、それぞれの録音時間や保存期間などへの理解など、注意しなければいけないことはいくつかあります。
そこで今回追加でご紹介するのはスマホを介しての連絡手段です。
災害時は以下のような理由で電話は繋がりにくくなります。
- 基地局やケーブルが破壊されたり、基地局で停電が起きることで電波が止まる
- 災害時に連絡を取ろうとして回線を利用する人が急激に増え、回線が混雑する
- 110番・119番・ライフライン関係の通信を守る為、キャリア側で通信データ量を規制する
このように災害時に電話回線は繋がりにくくなりますが、インターネット回線は比較的繋がりやすいとされています。
以前の記事でも少しお話しましたが、テレワークで弊社ではチャットツールなどを活用しています。主にSlack・Skype・Google Meet、またLINEのグループも用意してあります。その中で災害時に活躍するのは以下サービスかなと思います。
Skype | チャット、通話にて連絡可能。この場合の通話は電話回線を使用する電話と違いインターネット回線を使うため、繋がりやすくなる。 |
---|---|
LINE | メッセージ、通話にて連絡可能。また位置情報送信ができる。ステータスに現在の状況を設定することで多方面へ周知することも可能。 |
上記ふたつのサービスで社員の安否確認、連絡ができると思います。
事前に災害時にひとまず送るメッセージ内容を決めておいても良いかもしれません。
各地域の避難
出社していた頃はオフィスのあった千代田区の避難場所や経路などを調べて防災訓練を行ったりしていました。(参考:防災訓練)
しかし現在はテレワークを導入し、社員全員がそれぞれの家で業務を行っています。
その為、もし災害が起きた場合、各社員がそれぞれ住んでいる地域に合わせて避難をしなくてはいけません。
ここで社員の住んでいる場所を公開するわけにはいかないため、今回は現在の弊社オフィスがある文京区の避難について少しだけ。現在オフィスには齊藤社長が出社しており、営業部の社員も出社する可能性があります。
【出典】文京区 文京区防災地図(令和元年6月発行版),
https://www.city.bunkyo.lg.jp/bosai/bosai/bousai/Panfu/hazard/bousaimap.html
今回文京区の避難について調べたら、しっかりとした防災パンフレットも用意されていました。個人的にはまだオフィスに出社したことがなく、土地勘が全くないのでどこに避難するのか全く分かっていないのですが、防災の日は一度しっかり確認する機会かなと思いますね。
文京区防災パンフレット:https://www.city.bunkyo.lg.jp/bosai/bosai/bousai/Panfu/pamphlet/bosaipamphlet.html
またこの機会にそれぞれ社員は各自宅での避難場所や経路を調べておく良い機会だと思います。
防災バッグ
以前はオフィスに防災グッズなどを揃えていましたが、こちらもテレワークでは自宅に用意する必要があります。
家族の人数やペットがいるかなどで用意するものも変わってくるかと思いますが、ざっと防災バッグに入れておいた方が良いものをまとめます。
- 飲料水、食料品(缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
- 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
- 洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、メガネ
- 懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
- 衣類、下着、毛布、タオル
- ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
- 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
最近だと全て中身まで揃った防災バッグが売っているのでそういったものを購入し、個人で必要だと思うものを追加していく方法が簡単で良いのかなと思います。 女性ならではの必要なものや現在の感染症にも備えたものなどは以前の記事でもご紹介しているので是非ご覧ください。(女性のための防災備品、新型コロナウイルス感染症対策と災害時の避難方法)
また防災バッグの置き場所は玄関が良いとされています。緊急時に玄関で背負いすぐに避難できるためで、もし玄関にそのスペースがない場合は避難経路上のリビングなどさっと取れるようにした方が良いと思います。
まとめ
久しぶりの防災シリーズでした。
今のこのご時世でこれ以上大きな災害が起きることはあまり想像したくありませんが、やはりそこは何かあってからでは遅いですし、備えあれば患いなし。しっかりと防災の日、防災週間で考えていきましょう。